師走ではないが、12月に入ってからはとても忙しい日々を過ごした。記録にとどめておきたい。
12月3日(土曜)には、放送大学文京学習センターからの依頼で、北区の「浮間中学PTA」の会で講演(「現代の子ども・青年の特質と教育」)。
4日(日曜)は、京都で「日本子ども社会学会」の理事会。京都駅は観光シーズンで大変な人であったが、私は観光の時間がなく、会議とその後の「飲み会」で日帰り。
平日の4日間は、通常の授業(火水―敬愛大学、木―東京成徳大学、放送大学、金―上智大学)。
8日(木)は、放送大学での自主ゼミと忘年会(参加者6名)。
10日(土曜)は、子ども社会学会の東京地区研究会と懇親会(10日)、研究会に30名以上の参加があり、懇親会も21名の人が参加してくれて、意義のある会になった。
11日(日)は、放送大学で面接授業4コマ(テーマ「子どもと教育―教育社会学入門」、受講生18名)
12日(月)と13日(火)は、理事をしている「中央教育研究所」関係の会合と懇親会が連続してあった。
15日(木)は、大学生協の人と会議があり、杉並にある「大学生協会館」に行く。午後は、放送大学文京学習センターの会議と忘年会。
18日(日)は、放送大学の面接授業4コマ。終わって、受講生と懇親会。
敬愛大学の1年ゼミ(20日)と教育原論Ⅱの授業(21日)は、お菓子と飲み物を用意して、授業の中でクリスマスパティーのようなことも少し行う(「こども学科」は小学校の教員を目指している学生なので、このようなイベントも必要と思い試みた。盛り上がりはいま一つ)
22日(木)、放送大学自主ゼミ(参加者5名)
こ のように、12月に入り、日頃のゆったり日々とは違い、大忙しであった。その忙しさが全て終わって、23日はゆっくり自宅で疲れをとり、24日(土曜) は、天気がよかったので、午前中早くに、2匹のキャバリヤ(犬)のシャンプーをして、その犬を車に乗せ、妻の運転で千葉の内房の天羽に、海を見に行った。 1年ぶりに来た内房だが、その日は富士山こそ見えなかったが、対岸の神奈川と穏やかな海がとてもきれいで、心が和んだ。ここは、年に1~2度どうしても見 に行きたくなるところ(http://www.kyonan.co.jp /marine-top.html)。お昼は、海を行きかう船を見ながら「漁師料理・かなや」(http://www.hanto-kanaya.com )で、海鮮料理を満喫。房総半島を横切り、スイセンや大山千枚棚田(http://www.senmaida.com)を見て、外房の御宿に行った。 御宿は2カ月ぶりで、外房のきれいな海と、喜び飛び跳ねる犬を見て、心を休めた。 夜は、自宅に帰り、家族とクリスマスディナーとケーキ (http://ameblo.jp/aoakuamusic/)。
25日は、久しぶりに「宮野木卓球同好会」の練習に出て、2時間卓球をやり、体をほぐす。これから年賀状を書く予定。
振り返ってみれば、震災、原発事故など災難の多い年だったが、私的にはいいことも多い年であった。震災の復興、原発事故の終焉を、祈り、この穏やかな日々が続くことを願う。よいお年を!。
平成23年度全国学生指導教職員研修会
本日(11月24日)、表題の研修会が、あり、下記のような内容を、話してきた。聞き手は、全国の大学の学生部関係の教職員
200名弱。代々木のオリンピックセンターの会場は大きくて、
話したのは講堂の壇上のよううなとこだったので、聴き手の
表情もよく見えず、反応がどうだったのか、よくわからない。
いくつかの私の論文のコピーとパワーポイントの資料を配りり、下記のような内容を、1時間半話した。
現代の学生文化と学生支援のあり方
上智大学名誉教授・敬愛大学特任教授 武内 清
1 経歴
専攻 教育社会学 ( 武蔵大学 → 上智大学 → 敬愛大学)
2 現代の若者―「予測できない状況での対応能力が要求されるものは苦手」=「バレーボールができない」(?)
3 学生支援の境界があいまいに
学生支援と教育支援 、教職協働
4 「広中レポート」(2000年)の視点
学生中心、正課外教育の重要性、教職協働、学生の活用
(加野芳正他『学生による学生支援活動の現状と課題』広島大学、2011)
5 学生や学生文化の変遷
・潮木守一「教師は教えたがり、学生は遊びたがる」『キャンパスライフの生態誌』
・「武蔵太郎君の一日」→「上智HANAKOの一日」→「敬愛花子の一日」
6 大学生の社会化モデル
「学生の属性」「親による社会化」「大学経験」「大学外の準拠集団」「社会化のアウトカム」
7 教員の授業熱心さの効果
8 大学類型による違い -新興大学の資格志向
9 大学満足度―コミュニティとしての大学
10 学生支援
① 大学に関連したさまざまな活動への参加
② 入学以前の特性の重要性―高大連携
③ 大学の「学校化」、学生の「生徒化」への対応、
④ モラトリアムの尊重、資格の修得、キャリア支援
藤原新也の「書行無常展」に行く
今日は、放送大学に行って帰り、時間が少しできたので、「写真・言葉・書で時代を飾る 藤原新也の現在 書行無常展」を、大雨の中一人で見に行ってきた。場所が分かりにくく、地下鉄「湯島」より徒歩3分のところ30分近くかかった。
入り口のところで、ちょうど外に出て行く人がいて、目も会い、藤原新也に似た人だなとは思ったが、オーラもなく普通のおじさんのような雰囲気なので
半信半疑で、受け付けの人に聞いたら、やはりそうだった。
展覧会の方は、広い体育館のようなところに、大きな書や写真が掲げられていた。中は、中国、日本、印度、三陸円顔行脚、福島桜、死ぬな生きろの6つに分けられ、大きな写真と書が飾られていた。
私は長年藤原新也のファンで、「私淑」していると言ってもいいくらいだが、
藤原新也と近づきになりたいとはあまり思わない。適当な距離をとり、遠くから眺めているくらいがちょうどよい。(でも、気のきいた会話が、一言二言交わせれば、よかったのに、と悔やまれた)
書と写真に関しては、私はセンスが零(ゼロ)なので、多くの人が「感動した」「涙が流れて仕方がなかった」とノートに記帳していたが、私はとりわけ
感 銘を受けなかった。「ホームページで見た写真や書だな」というくらいの感想であった。三陸の津波の後の鎮魂の地蔵(円顔)を描いた写真も、ブログで見て 知っていたので、特に感動もしなかった。その中では、若い女性を抱き、その髪で書した「人間書道」は、「艶めかしく」(?)凄いなと思った。
藤原新也の撮った写真集は何冊か持っているが、そのよさは私にはよくわからない。ただ、数年前、大丸でデパートで開かれた藤原新也の写真展は、色の綺麗(というよりは鮮やかな)写真が多く、何か強く訴えるものを感じた。
今回も、何かを感じることを期待して行ったが、それは得られなかった。その原因は、藤原新也や展覧会の側に原因があるというよりは、私の方の感受性のなさや、ネットでの既視感が原因かもしれない。
放送大学の仕事
私は現在、放送大学文京学習センターの客員教授として、少し放送大学の仕事をしている。その内容は、面接授業の開講と、面接授業の開講講師の斡旋(この2学期には、知り合い10名
近くにお願いした)と、学習相談や自主ゼミの開講である。
自主ゼミは、下記のような内容(案内チラシを掲載する)。
東京文京学習センター客員教授による自主ゼミ開講案内
(本センターでは学生の皆様を対象にした客員教授主催の自主ゼミを開講しています。参加希望者は事務室に申し出てください。お誘い合わせてのご参加も歓迎します。参加費は無料です。)
教育に関する自主ゼミへのお誘い
放送大学客員教授 武内清
現代は、教育をめぐりさまざまな問題が生じています。それは、家庭における子育て、子どもの遊び、お稽古、塾、学校生活、校外生活、受験、大学教育、キャリア教育、企業内教育、生涯教育、そして子どもや若者の自立や大人の支援の問題と多岐に渡ります。
教育に関しては放送大学の科目でも多くのテーマで開講がなされています。また、新聞やテレビや書物でもいろいろ議論されています。そして各自は、それぞれの教育体験があり、意見をお持ちかと思います。
この自主ゼミでは、教育に関する共通の資料(テキスト、新聞、テレビ、雑誌等)を読み、それを元に、教育とそれを取り巻く社会や文化のあり方への理解を深めると同時に、各自の体験を持ち寄り、現代の教育に関して話し合い、教育の改善を考えています。
コーディネイター(企画。運営)は、武内清(放送大学客員教授・敬愛大学特任教授・上智大学名誉教授)です。
放送番組(ラジオ)では「子ども・若者の文化と教育」を担当しています。
毎月 1回から2回 2時間程度の会を、文京学習センターで開いています。参加費は無料です。
場所 放送大学・文京学習センター (教室は当日掲示)
次回の予定
日時 12月8日(木) 15時~17時
テーマ NHK番組「青い目、茶色い目~教室は目の色でわけられた A CLASS DIVIDED 」(制作 WGBG )を見て 差別やいじめについて考える。
その後の予定 12月22日(木)15時~17時
テキストは、検討中。
参加希望の方は、事務室にお問い合わせください。
宮永治郎氏(上智教育学科の卒業生)の結婚式
今日は、上智の教育学科卒の宮永治郎氏の結婚式が、港区白金台の「シラトン都ホテル東京」で あり出席してきた。上智時代のヘルバーがたくさん来ていて、懐かしかった。奥さんになる人はとても明るく素敵な人で、宮永氏も幸せそうだった。仲睦ましく 初々しい二人を見ていると、周囲もうれしくなる。
私は久しぶりの結婚式、久しぶりのスピーチの為、あまりうまくしゃべれたとはいえず反省点がいくつかあった。
用 意した原稿通りしゃべるのではなく、出席者の顔ぶれやその場雰囲気を見て、話す内容を変える機転が必要だと思った。今日は上智のヘルパーがたくさん来てい たのだから、私のスピーチの時、彼らを皆前に呼び出し、何かをやってもらえばよかったのにと少し悔やまれた。もっとも、最初の挨拶がそれでは、結婚式の厳 かさに欠けてしまう。結局、無難がよかったのかもしれない。
新郎も新婦も音楽関係(ミュジッシャン)なので、宴は音楽に満ちていて、楽しい結婚式であった。お幸せに。
(宮永氏のオフィシャルサイトは、http://web.me.com/mjiro/MJofficial09/Welcome.html)