先の藤原新也の文章の転載で、一部抜いてしまったところ(傍線部分)があるので、補足しておく(重要なところかもしれないので)
<ひとつ良いことがあれば100の悪いことは帳消しに出来ると言うのが私の考えだからだ。逆に一つの悪いことは100の良いことを帳消しには出来ない。>
Mさんより次のようなコメントをいただいたので、紹介させていただく(文章の一部略。お許し下さい)
<2月6日の「楽天的に考える」を興味深く読ませていただきました。私は「どちらかと言えば楽天的な死生観を持っている」と言えると思います。背景には、曹洞宗の「無」という世界が、それとは相反し「自然崇拝・先祖崇拝(アニミズム)」というDNAも色濃く残っています。つまり「あの世はない」「霊魂は存在する」という矛盾が私の中で共存しているということです。
新也さんの「死ぬ間際には自分の人生の悪かったことは全部忘れ、いいことばかり思い出し、いい気分で死ぬであろう」に「そしてあの世から自分の子孫を見守り続けるであろう」という言葉を付け加えたいと思います。こう考えればいかなる人生も楽勝です。>