新・上智教育社会学研究会の開催のお知らせ

(新)上智教育社会学研究会
第1回研究会のご案内

新緑の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。皆さまにおかれましては、ご多忙の日々をお過ごしのことと拝察申し上げます。

さ て、この度、上智教育社会学研究会の第1回研究会開催のご案内をさせていただきます。この研究会は、2009年度まで上智大学総合人間科学部教育学科で教 鞭をおとりになられた武内清先生が主催されていた上智教育社会学研究会(合計92回開催)の伝統を引き継ぐとともに、教育社会学の多様な可能性について新 たな視点も加えつつ探究していくことを目指しています。武内先生が築いてこられた研究会の自由闊達な雰囲気を大切にしながら、参加者の方々の間で大いに議 論をしていければと願っております。

第1回研究会では、長年にわたり日本の教育社会学研究をリードしてこられた潮木守一先生をお招きし て、教育社会学の歴史を振り返るなかで、今日の教育社会学が直面している諸課題についてもお話をしていただく予定でおります。とくに、潮木先生が翻訳をさ れたA.H.ハルゼー『イギリス社会学勃興と凋落』(世織書房、2011年)の内容を中心に、ご報告をしていただきます。

講演題目:  教育社会学の歴史を振り返る
講演者: 潮木 守一 名古屋大学名誉教授/桜美林大学名誉教授
日時:  2011年6月16日(木) 午後6時~午後8時
場所:  上智大学四谷キャンパス 2号館 14階 1415-B室

研究会についてのお問い合わせは、上智大学の北村研究室(e-mail: yuto.kitamura@gmail.com / TEL: (03)3238-3649)までご連絡をください。

ご多用中のこととは存じますが、参加費や参加資格などはございませんので、どなたでも教育社会学に関心をおもちの方は、奮ってご参加ください。

研究会・幹事 北村 友人
(上智大学総合人間科学部教育学科)

研究費公募情報

平成23年度 財団法人中央教育研究所 教科書研究奨励金
公募要領

財団法人中央教育研究所は、教科書に関する様々な研究の発展と日本教育の改善を目的として、教科書に関連する研究に奨励金を交付します。下記の要領でご応募ください。

1.助成対象
日本および諸外国の学校またはその他の教育機関で使用されている教科書についての様々な研究を対象とします。例えば次のような研究を含めます。教科は問いません。教科横断的な研究、外国の教科書研究も対象となります。
(1) 教科書の国際比較研究、政策・制度研究、歴史的研究
(2) 教科書の内容分析、使用方法分析、副読本の分析、教科書と教師用書の分析
(3) 教科書の作成過程研究、体裁・装丁等の研究
(4) 教科書についての教師、児童・生徒、保護者等の意識研究
(5) その他、意欲的・独創的な研究

2.応募資格
大学院生、大学教員、研究者。個人研究または共同研究。共同研究の場合は代表者1名が応募してください。

3.応募方法
別紙「申請書」に研究課題、研究目的等を記載の上ご応募ください。
申請書は中央教育研究所ホームページからダウンロードできます。

4.応募先と応募締切
応募先   〒114-0004 東京都北区堀船2-17-1 (財)中央教育研究所
Tel.03-5390-7488  Fax.03-5390-7489   E-mail.chu-ken@nifty.com
応募締切 平成23年5月9日、郵送、ファクス、メールにて受け付けます。

5.審査方法
当研究所「教科書研究奨励金審査委員会」(委員長 寺﨑昌男理事長)において審査の上決定します。
各年度概ね5名の方に交付します。審査結果は、直接申請者に連絡し、また中央教育研究所のホームページに掲載いたします。

6.交付金額
1件につき20万円。使用費目は自由です。終了後、領収書もしくは使用の裏づけとなるものを添付の上、収支報告をしていただきます。

7.交付決定後の責任
(1) 交付対象者は翌年4月末日までに研究成果を10,000~15,000字の論文にまとめてください。論文は、文章のほか、図、表、写真等の資料を加えて構成できます。資料を用いた場合は、各資料のスペースを文字数に換算して加算してください。

(2) 論文は当研究所の「教科書フォーラム審査委員会」が採択・不採択を審査の上、『中研紀要教科書フォーラム』に掲載します。

(3) 論文を5部、論文の抜刷りを30部贈呈いたします。

(4) 研究内容が申請書と著しく異なる場合、研究成果論文の質が著しく低い場合には、奨励金の一部または全額の返還を求めることがあります。

平成23年度 教科書研究奨励金申請書

教科書研究奨励金申請書(Wordファイル 34.5KB)

文献(雑誌論文、英語論文等)検索の方法

卒業生のS氏より、いまどきの文献の方法を、教えてもらったので、以下に転載する。

<大学紀要の検索>
1  日本の大学の紀要の検索では,分野を指定することはできませんが
CiNii http://ci.nii.ac.jp/
google scholar http://scholar.google.co.jp/schhp?hl=ja
などでキーワードを指定すれば、かなり多くの検索結果がみられます.

2 大学紀要・学会の論文のみならCiNii 一部文献には本文のリンクがあります.
http://ci.nii.ac.jp/

3 国立情報学研究所 学術コンテンツポータル
・論文、・本・雑誌、・科研費、・専門分野別のデータベース
・発表媒体(学術論文,学位論文,会議発表など)別 様々な資料を横断的に検索できます.
http://ge.nii.ac.jp/genii/jsp/index.jsp

4 上記検索で入手できない場合は,国会図書館の蔵書検索申し込みでコピーを取り寄せることができます.

5 webcatでは雑誌名を検索して,当該雑誌をどの大学が所蔵しているかを検索できます.
(コピーをしにいったり,個別に申し込む必要があります)
この他に費用はかかりますが,国会図書館でコピーを入手する方法があります.

■国立国会図書館
蔵書検索・申込システム
国内のほとんどの論文のコピーを郵送等で取り寄せることができます.
http://opac.ndl.go.jp/

■国立国会図書館 リサーチ・ナビ
分野別の資料の検索方法
http://rnavi.ndl.go.jp/business/

<英語の論文について>
1 ERICの検索結果では(http://www.eric.ed.gov/) 一部はPDFファイルで原本があり、その他はオンラインジャーナル探す必要があります.

■放送大学の電子ジャーナル
science direct,springer,JSTORなどでかなり多くの論文がみられます.
放送大学の付属図書館や自宅からのリモートアクセスが可能です.
http://opac.u-air.ac.jp/search/e-journal.html

2  google scholar
googleの論文検索はかなりよくできています.
和文,英文両方に対応しています.
http://scholar.google.co.jp/schhp?hl=ja

■questia
電子図書館(有料ですがかなり多くの書籍・論文を閲覧できます)
http://www.questia.com/Index.jsp

もう秋

暑かった夏も終わり、もう秋がすぐそばに来ています。
8月26日(木)~27日(金)は、放送大学のセミナーハウス(千葉・幕張)で、「第28回・学校社会学研究会」を、放送大学の岡崎友典氏と一緒に世話役をやり、30人余りの人の参加してくれて、夜遅くまで議論しました。
9月3日(金)には、この日締め切りの原稿(「大学生の意識とマナ-」『大学と学生』10月or11月号)の原稿を、新潟大学の浜島氏と共同で書き、提出しました。
9月15日には、来年度からの放送大学のラジオ番組(「子ども、若者の文化と教育」)の原稿(6章分)を一応提出しましたが、まだ手直しが必要です。
9月7日(火)は、国際キリスト教大学(ICU)の大学院の2学期の授業(「青少年文化研究』」の初日で、三鷹にあるICUに行きました。ICUは、緑の 多い広大なキャンパスに人も少なく、受講の院生もさわやかで優秀そうで、アメリカの大学(U.W.)を思い出しました。
9月11日(土)~12日 (日)は、放送大学千葉学習センターで、放送大学の大学院の院生の修士論文の指導を2日間に渡り行いました。放送大学の院生の論文テーマは、自分の仕事に 関連したことが多く、問題意識が明確で興味深いのですが、論文の形にするのにみな苦労しているようです。
9月16日(木)は、午前に東京成徳大学の非常勤の授業(「青少年文化演習」)、午後は放送大学文京学習センター(浮間船渡)で自主ゼミと、もう秋学期が始まっています。
9 月17日(金)~19日(土)は、関西大学で「日本教育社会学会大会第62回」が開かれそれに参加してきました。関西大学の大会準備は、岩見先生と山本先 生の周到な準備のもとで行われ、研究発表も懇親会もとても満足のいくものでした。一般の発表部会では同時に11の教室で報告があり、聞きたい発表が同時に あり、大変勉強になりました。「大学教育」の部会の司会をしましたが、6人の報告がバラバラのテーマであり、30分の総括討論には共通の話題を探すのに苦 労しました。課題研究「教育調査の在り方を問い直すー量的研究の課題と展望―」ではすぐれた報告が3つあり、それを交通整理して討論の方向を示すのが私の 役割でしたが、私の力量不足と準備不足で十分なコメントができず、少し悔いの残るものになりました。
9月25日は、台風の通過中&後の外房の海に 行き、高波を堪能しました。立っていられないほどの風の強さで、海を見ると、幾重にも作られた防波堤に高い波が当たり砕けて飛び散り、すごい迫力でした。 津波のように波が盛り上がり押し寄せ、このまま波が押し寄せたらと、怖くなりました。通常、御宿海岸の広い砂浜に波が押し寄せ、月の砂漠のラクダの銅像の 足元まで来ていました。御宿では地元の秋祭りの真最中で、山車の上での子ども達の小太鼓と笛の競演が賑やかで、秋の訪れを感じた。
秋は、放送大学のラジオの収録や面接授業、文京アカデミヤ講座、非常勤の授業(週3コマ)、海外旅行など、いろいろ忙しくなりそうです。その合間を縫って、紅葉も見に行きたいと思います。

夏の御宿海岸

先週の週末(24日~25日)は、御宿に、家人と犬(ソフィ-)で泊まった。御宿は家から車 で1時間40分ところなので、最初は泊まるつもりはなかったが、近くの店で夕食を食べ終わったのが9時を過ぎていて、しかも海風が涼しげだったので、暑い 稲毛の自宅に返る気がなくなり、泊まりになった。
夜の浜辺は、ところどころの花火がきれいだった(最もソフィ-は花火の音に怯え、早く返りたがった)。 部屋で窓を開けて寝たら、さすがに海風が入り、涼しく、久しぶりに快適な眠りについた。
朝4時過ぎに目が覚め、屋上に行き、日の出を見た。そのまま、ソフィ-を連れ海岸に行ったが、もうかなりの人が来ていて、海の家の支度をしたり、ビーチバレーをしたり、バーベキューをしている人がいた。
朝食は近くの部原海岸(ノリピーの海の家があったところで有名)のデニーズで、モーニング・セットを注文。コーヒーも美味しかった。海岸はちょうど霧がたちこめ幻想的な風景。こちらの海岸はサーフィンのメッカで、人が少なく、水の透明度が高く、きれい。
部屋では、3月に運び込んだ本の整理をして、やっと段ボールが片づいた。部屋には幅90センチ高さ180センチの本箱を10個入れ、なんとか研究室にあった本を納めた(運搬時に3割くらいは処分したが)。しかし、部屋がかなり狭くなったことは確か。
この本を読んで 原稿を書いたり、考えごとをしたり、人と語りあったりできたらいいのだが。