卒業生(フォトジャーナリスト)からのメール

上智大学教育学科卒で、フォトジャーナリストとして、活躍している安田さんより、メールをいただいたので、転載させてもらう。アジヤ、中東、そして東北を舞台に活躍している元気な卒業生。

こんにちは、フォトジャーナリストの安田菜津紀です。
昨日カンボジアから戻り、和らいでいない日本の寒さに戸惑いつつ、東北入りに向け体を慣らしています。
皆様もお体を壊さず、お元気にお過ごしでしょうか。
お陰様で先日書かせて頂いた共著『ファインダー越しの3.11』(http://f311.jp/)は、
たくさんの方々にお手に取って頂いています。ありがとうございます。
震災から1年。この日を過ぎても死を悼むことを忘れず、変わらず思いを馳せていたい。
そんな気持ちでこの3月の日々を過ごしております。
3月11日の翌日、3月12(月)、朝6:00~9:00、J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」ナビゲーター別所哲也さんの代役として、3時間生放送のナビゲーターを務めさせて頂くこととなりました。
http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.htm
震災のこと、カンボジアのこと、様々発信できる時間にできればと思っています。
「radiko」など、ネット経由でもお聴き頂けます。http://radiko.jp/
朝の早い時間帯ですが、よろしければぜひまた、お聴き頂ければ幸いです。

【書籍『ファインダー越しの3.11』発売!】安田菜津紀/佐藤慧/渋谷敦志
「あの時のたった一枚の記録が忘れることのできない記憶となる」http://f311.jp/
○東日本復興プロジェクト、NPO「みんつな」活動中です!
http://www.mintsuna.net/
○電子雑誌【AFTERMOD E-PRESS】刊行中!
http://www.aftermode.com/press/
◆◆【Photojournalist 安田菜津紀】◆◆◆◆◆◆
office:studio AFTERMODE
Official: http://www.yasudanatsuki.com
Blog: http://ameblo.jp/nyasuda0330/
twitter: http://twitter.com/NatsukiYasuda

関ヶ原の合戦

先日の京都旅行では、関ヶ原にも寄った。そこには奇妙なテーマパークがあった。あまり行く人はないと思うので、写真を掲載しておく。最も、Web でも充分見られる。
http://www41.tok2.com/home/kanihei5/asano-sekigahara.html

京都同窓会旅行


大学学部時代の同期の人と数年前から1年に1回は同窓会のような形で集まっている。今年ははじめて1泊旅行で京都に旅行に行った。歴史に詳しい人がいて、彼の導きで今回は秀吉ゆかりの地を尋ねた。歴史を知っているとこんなに旅行が奥深くなるものなのかと思った2日間であった。

ワールドカフェについての文献

ワールドカフェについて文献に関して、佐野氏より下記の情報が寄せられている。

ワールドカフェの件、関連書籍を以下に記します。間接的に言及しているものや似たような方法について
言及しているもの、ということでしたらもう少しあります。

香取 一昭,大川 恒『ワールド・カフェをやろう!』2009年, 日本経済新聞社.

アニータ ブラウン / デイビッド アイザックス / ワールド・カフェ・コミュニティ (著), 香取 一昭 / 川口 大輔 (訳)
『ワールド・カフェ~カフェ的会話が未来を創る』
2007年, ヒューマンバリュー.

映画『バクダッド・カフェ』(厳密に言えば関係ないですが・・・)

学生文化の変遷

昨日のFD研修会では、学生文化の変遷を、いつも話す内容だが、「○○さんの一日」というイラストや文章からの考察で、次のように話した。

私の調べたことで、3つの時代を挙げてご紹介します。配付資料をご覧ください。最初に、「武蔵太郎君の一日」というのがあります。これは、学生が座る席と受講態度の関連を調べた調査の報告書作成の合宿中に、1人の学生がノートの切れ端に書いていたものです。マンガだけだとわかりにくいので、別の学生に、解説をつけてもらいました。これが、ちょうどこの時代(1980年代)の大学がレジャーランドといわれた学生の自画像だと思います。武蔵大学は中堅の大学ですので、当時の典型的な大学生像が描かれています。出席を取る授業だけに出て、あとは友人との話題の為にテレビを見たり、マージャンをやったり、コンパをやったり。そういう交友関係がとても大事だった時代の学生です。この頃、受験競争はかなり厳しい時代ですので、高校時代までは受験でみんな苦労してきて、また大学を卒業して企業に入れば、企業戦士として猛烈に働かなければいけないという時代です。ですから、大学4年間のつかの間のモラトリアムを楽しむ、大学時代はレジャーランドかもしれないけど、そこで人生の中の貴重な4年間を好きなことをして楽しむという時代でした。それがよく描かれていると思います。
一つ注目していただきたいのは、この絵を書いた学生も、またこの文章を書いた学生も、その学生時代の学生だということです。遊び呆けているように見えますが、こういうマンガを描いたり、こういう文章を書く力をこの時代の学生が持っていたということがわかります。
1990年代に入って、バブルの時代になり、学生たちがどのような生活を送っていたかは、上智大生が描いた「上智Hanakoさんの一日」をみればわかります。この「上智Hanakoさんの一日」は、豊かな社会の恩恵を受け、自分の義務(授業に出ること)は最低限に果たしながら、自分の好きなこと、好みに合うことをしたたかに遂行する新しい世代を示しています。上智大学の学生は、この時代に優雅な生活を送って、就職では一流企業に何社も楽々と内定をもらっていました。この後、バブルがはじけて、このような生活を送っていては、上智大学の学生といえども、企業には就職できないという時代が来ます。
最後に、最近のものでは、「敬愛太郎君、敬愛花子さんの一日」というものを、今勤めている敬愛大学のこども学科の1年生に、書いてもらいました。偏差値は決して高くはありませんが、「こども学科」ということで、小学校の教員をみんな目指していて、朝早くから起きて、授業に真面目に出席します。大変まじめな(そうでない学生も一部いますが)、生活を送っている様子が分かります。この学生たちにとって大学というのは、遊べるモラトリアム期間ではなく、とにかく資格(教員免許)を取って、教員採用試験に受かろうという、何かそういう必死さが1年生のときからあります。アルバイトもよくやっていて、夏休みに入る前に、「これから夏休みでいいね」と聞いたら、「とんでもない。夏休みは週5、6日間アルバイトで稼がなければ」ということを言っていました。経済的にもかなり苦しい時代の学生達です。経済が不況になり、大学時代がレジャーランドとかモラトリアムという期間というより、とにかく将来の仕事、キャリアに向けてきちんと勉強して資格を身に付けたいと必死です。