習慣的な欲求について

習慣的な欲求について、考えてみたい。
人には長く生きて来て、習慣化していることがあり、それをしないと、何か居心地が悪く、イライラするということがある。(注)
それが、どのようなものかは、人それぞれである。毎日、散歩する、音楽を聴く、新聞を読む、テレビを見る、本を読む、パソコンに向かう、ペットと遊ぶ、花に水をやる、運動をする、などが思い浮かぶ。(喫煙や飲食、ゲームやパチンコが習慣化している人もいるであろう)

我々大学教員について考えてみると、仕事上、一番習慣化していることは、本を読むことと、そこからいろいろ思索することの2つである。さらに個人的に思索した内容を、表現したり、誰かと議論したりして、さらに深める作業が習慣化している。
したがって、大学教師は一日のうちで、授業や会議が続き、本が読めなかったり、思索の時間がないと、今日は大切なことをし忘れたという居心地の悪さを感じる。
大学教員は、授業や学生への指導で多くの時間が潰れると、早くひとりになり、本を読みたい、と思う。それは、大学教師が読書,思索という習慣的欲求を、仕事上第1に持っているからである。

ところが、大学改革などで、大学教師に要求されることもさまざまになり、また大学教師自身も変わりつつある。読書や思索を第1とは考えられない仕事環境や、読書や思索は好きでない大学教員志望生(学生、院生)も現われている。さらに、大学教員顔負けの読書家や思索家が世に多く、大学教員の特質が薄れている。

(注;このことを、作田啓一は、「習慣が責務の感情をひき起こす場合がある」と表現している。『価値の社会学』岩波書店、1972年、97~8頁)

何かを語るのは、何かを隠す為?

「何かを語るのは、何かを隠す為」という自覚は少しある。
しかし、「やはり、自分のことを語ると、自分の弱点を隠すというよりは、それを晒してしまうことの方が多いかもしれない」と、ブログに関して、人の感想を聞きながら思った。
敵やライバルの弱点を知れば、その人を攻撃したり追い抜いたりするのには役立つかもしれない。しかし、敵やライバルでもなく、さらに他人で、あまり関わりを持ちたくない人の弱点など知りたくもない、と考えるのが人情であろう。

ただ、漫才の面白さは、漫才師らが「いかに自分達はバカか」を、ボケとツッコミという二人の掛け合いで示し、聴衆の優越感をそそることにあると、どこかで読んだことがある。それは関東にはない、関西の文化である。
関西の血が流れている私(父が兵庫出身)には、漫才師の才能はなくても、漫才師の心意気(サービス精神と言ってもよい)が少しあるかもしれないと思うことがある。(しかし、前にも書いたが)、関東でボケてバカを演じると、本当にバカと思われてしまう(ツッコンでくれない)という怖さもある。ツッコミのないボケほど白けるものはない。

学校社会学研究会 無事終わる

毎年夏に宿泊を伴い開催されている「学校社会学研究会」(今年は31年目の31回大会)を、千葉幕張の放送大学セミナーハウスで、放送大学の岡崎氏と私の幹事で開催し、盛会のうちに幕を閉じた。参加者は43名と記録を更新。

2日間で10件の報告があり、それぞれに対して有意義な質疑が、行われた。そのやり取りは、大規模な学会とは違い、和やかなものであり、多くの学びがあり、また研究の励みになるものであった。

私はその前の2日間は、放送大学の修士論文の指導の会にも参加してので、合わせて3泊4日の長丁場であり、体力の限界に挑んだ。

連日夜の親睦会もあり、放送大学の近辺にも美味しい店が何件もあることを発見し、栄養と鋭気を補給しながらの楽しい会であった。
(1日目の夕食は近辺で一番美味しいと言われる中華料理、2日目はお弁当(東北の缶詰付き)、3日目は別の豪華な中華料理(飲み放題付き)、昼食は、2日目お蕎麦屋、3日目放送大学食堂、4日目イタリアンレストランとバライエティに富んでいる。その他、朝食のサンドイッチやモスバーガも美味しかった)

キャバリャ

同じ犬種の犬の顔やその表情は、どうしてこのように似ているのだろう。http://knight.lolipop.jp/29cavaoff/29cavaoff.html
また、その似たところが、かわいく感じるから不思議だ。

犬の散歩をしていて、同じ犬種のキャバリャを連れて散歩している人見ると、親近感を感じて、見知らぬ人でも、つい声をかけたくなる。
キャバリャはあまり人気のある犬種ではないが、少し「ブシャン」で愛嬌があり、おとなしいので飼いやすい。(近くのダイエーのペットショップでは、生後間もないキャバリャの子犬が5万円で売られていた。まだ、大きくなった100円の雑種の子犬(こちらはキャバリャではない)も売れ残っていた)
http://www.pet-coo.com/cgi-bin/index.cgi

昨日は、我が家と隣の家の、2匹のキャバリアのシャンプー。風呂場で、犬用のシャンプーで洗い、ドライヤーをかけるだけなのだが、なかなかその時間が取れず、1か月ぶり。

若い人のパワー

これまで何度か紹介してきたが、若い人だけの職場で、その若い人が、これ仕事なの?遊びなの?と、区別がわからないくらい楽しんでいる様子が伝わってくるサイト(ブログ)がある。
「ひまわり」というリゾートの不動産屋の御宿店のブログである。(http://www.himawari.com/blog/blog/13)
社員は男性2人、女性3人で、平均年齢は20台のような気がする。皆仲がよく、OFFの日も一緒に過ごしたりしている。
ブログの内容は、海、景色、釣り、魚、食べ物、サーフン、植物のことが多いが、5人が交代で書き毎日更新され、とてもいい写真が掲載されているので、つい覗いてしまう。
夏の今の季節は、外房の御宿及びその周辺のきれいな海と美味しい食事が満載で、見ているだけで、海に行った気分になれる。若い人のパワーから、力がもらえる。