御宿の皇帝ダリヤ、皇帝ヒマワリを見に行く

今年皇帝ダリアはもう十分見たと思ったが、今日(11月18日)の朝日新聞千葉版の朝刊に御宿の皇帝ダリアとヒマワリが今見頃という記事が載っているのを読んで、やはりそれを見たくなり出かけた(家から車で1時間40分,運転はいつものように妻)。

家を出た時は晴れていたが途中から雲行が怪しくなり、外房の御宿に着いた時は大雨だった。それでもここまで来たのだからと、傘をさして皇帝ダリアを見に行った。1カ所は一重だけでなく八重の皇帝ダリアたくさん咲いていた。もう一カ所は少し内陸に入った畑のところで、皇帝ダリアは少ないものの、黄色い皇帝ヒマワリが群生していて楽しめた(朝日新聞を読んだ人は多いと思うが、来ていた人は数人。内陸側は妻と私だけ)

御宿の海を見るのは1年ぶりだが、相変わらず広い砂浜や水はきれいで、人は少なく、サーフィンをする人がちらほらいる程度。昔よく行った「松よし」で海の幸のランチを食べた。やはり美味しい。ただ、今回の御宿行の目的の1つであった、御宿の唯一の温泉は閉鎖されていて入ることはできなかった。あの温まる茶色のドロッとした温泉にもう入れなくなったと思うと残念でならない。その他閉鎖されている店がいくつもあり、新型コロナの影響を感じた。

道端の皇帝ダリア

御宿まで行かなくても、近くに皇帝ダリアが群生しているところがあるというので見に行った。いつも行っている検見川浜の近くの県立検見川高校のグランド脇である。20本以上の皇帝ダリアの幹から咲いたピンクの花が今満開で、壮観であった。数人の人が見に来ていた。

帰りに寄った検見川浜は、今日は風がなく、穏やかな海で、ウインドサーフィンも波間に立ち往生であった。キャバリヤ犬に2匹会い、海で泳いでいる犬も見て、心落ち着く休日となった。

皇帝ダリアが庭で咲く

名前が素敵な花や草木がある。「皇帝ダリア」もその1つであろう。3年ほど前の秋の終わりに家の近くの畑の脇にピンクの花を付けて2メートルほどの草を見て、家人より「皇帝ダリア」と教えられた。

昨年の11月25日、外房の御宿に皇帝ダリアが多く咲いているところがあるという新聞記事を読んで、見に出かけた。2メートル以上の背丈の先に咲くピンク花を少しは見ることはできたが、花の時期はほぼ終わっていた。10センチほどの竹の筒のような皇帝ダリアの根か幹のようなものを1つ100円で販売していて、これを植えると芽が出ると言われ2つ購入した。それを家の庭の土の中に埋めた。

御宿で購入した筒から芽を出したものはまだ背丈ほどだが、今年夏ホームセンターで購入した皇帝ダリアの苗が、この秋に日に日に背を伸ばし3メートル近くになり,今日頂上にピンクの花を咲かせた。移植を嫌い、風に弱く茎が折れやすく、陽当たりを好み、水も常に要求という「わがままな」花で、ここまで育てるのに大変苦労したので、無事咲いてくれて嬉しい。

ネットで少し、「皇帝ダリア」のことを調べてみた。その一部を転載する。

「帝ダリアの特徴―ダリア属の植物は、メキシコから中米に27種が分布しており、茎が木質化する3種がツリーダリアと呼ばれています。皇帝ダリア(Dahlia imperialis、D・インペリアリス)は、そのなかでも特に茎が太くなり草丈が高くなります。皇帝ダリアは、日が短くならないと花芽ができないので、開花期が遅く11月下旬から咲き出します。よく成長すると5~6mにも達し、2階の窓から花を楽しめるようになります。庭植えのものは露地で越冬しますが、鉢植えは凍らせないように管理しましょう。」

「千葉県御宿町実谷の「日本・メキシコ友好の花畑」で、薄紫色の皇帝ダリアと黄色の皇帝ヒマワリ計約1千本が咲き始めた。どちらもメキシコ原産で、大きいものでは皇帝ダリアは約1・5メートル、皇帝ヒマワリは高さ約5メートルに育っている。台風や塩害にも負けずに5年ぶりに順調に咲いた。」

茨城県へのドライブー道に迷う

茨城に紅葉を見に行こうと友人夫妻に誘われて、茨城県の奥久慈、袋田に車で出かけた。高速道路の関東自動車道に千葉北から乗って、成田、大栄、筑波、水戸を経由して北上し、景色を楽しみながら、モミジの紅葉が綺麗な寺を訪れた。茨城はどこか昔ながらのおっとりした里山や渓谷が多く、心が落ち着く。

次に 福島県の境にある八溝山(1022m)の頂上を目指し、かなり急な狭い坂道を車で登った。山の頂上の展望台四方の山々がくっきり見えた(下記写真)。ただ、山の登り降りの道は狭く急斜面で、日光のイロハ坂や苗場に行く三国峠より運転は難しく。今回ベテラン運転手が二人いて,対向車も少なく、危ない場面もなかったが、普通はなかなか行く気になるところではないと思った。

さらに今回の日帰り車の旅行は、古いナビへの行先の導入ミスもあり、福島県の山を1つ超えるまで迷い込み、そこから引き返し2時間近く時間を無駄にした。車に乗っていた時間が朝7時から夕方6時まで、途中の散策2時間を除き9時間にも及んだ。往復9時間あれば、日光でも、那須でも、軽井沢でも、富士五湖でもどこでも行けたであろう。昔ながらの里山の紅葉を楽しんだとはいえ、少し長旅(1日ドライブ)過ぎたかもしれない。ただ、旅はいろいろなことがあるものなので、一つの貴重な体験と考えたい。運転手の方ご苦労様でした.