「六本木クラス」について

第4次の韓国ドラマブームを巻き起こした原動力になった3作品の一つは、「梨泰院クラス」(他の2つは、「愛の不時着」と「賢い医師生活」)と、『人生を変えた韓国ドラマ』(光文社新書、2021.1)の著者・藤脇邦夫が書いている。確かに、私が韓国ドラマを見るようになった契機は、ドラマ「梨泰院クラス」である。(ブログにこれまで感想を書いてきた)

その「梨泰院クラス」の日本版ドラマ「六本木クラス」が、先週7月7日(木)夜9時のTBSで始まった。第1回を見ての感想は、①かなり丁寧に作られたドラマ ②「梨泰院クラス」に似せて作っている ③同じ音楽が日本人のバンドの演奏で流れている。オリジナル韓国版の方が迫力がある。④わざわざ、韓国で成功したドラマの日本版を作る意味はなんだろうなどである。

ネットで、その解説や感想を見てみた。

 2020年に動画配信大手「Netflix」で配信されブームを巻き起こした人気韓流ドラマ「梨泰院(イテウォン)クラス」をテレビ朝日が竹内涼真を主演に迎えリメイクした「六本木クラス」(木曜後9・00)の第1話が7日に放送された。作品タイトル「六本木クラス」がツイッタートレンド1位になるなど注目度の高さを示した。/ SNS上には多くの反響が寄せられた。「ほぼほぼ原作通りの展開。悪くない」「観たけど、端折られてるとこ多いな」「案外よかったな。余計なオリジナル要素追加したりしてなかったし、キャスティングもなかなか。」挿入歌は“超豪華”全4曲!本家「梨泰院クラス」のカバー曲もサプライズ披露

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/07/07/kiji/20220707s00041000684000c.html

この「六本木クラス」が、ネットフリクスで見ることができることがわかった。もちろん今は第1話だけだが、ネットフリクスだとコマーシャルなしで見ることができる。日本版を作った意味があるのかどうかは、これからの展開次第であろう。

追記(7月22日) 3話まで見た限り、とてもいい出来のドラマだと感じた。プロデユ―サー(監督)、主演者がいいのだと思うが、舞台の六本木のおしゃれな街の雰囲気もドラマを引き立てている。韓国ドラマ「梨泰院クラス」の核心の場面をきちんと押さえ、それを日本の役者で再現している。よく出来たカバー曲を聴くような心地よさを感じる。この日本版ドラマは、オリジナルなドラマを繰り返し見るのとは違った楽しみがある。

暗闇の中を歩く

私達は普段、明りの中で生活していることを感じる体験をした(7月1日、夜)。それは、蛍の光を鑑賞する為に、暗闇の中を1時間ほど歩いたことから感じたことである。

場所は、上越新幹線上毛高原駅から徒歩3分の月夜野ホタルの里。

「約2kmの遊歩道を散策しながら楽しめるみなかみ町でもっとも代表的なホタル観賞スポット。ゲンジボタル、ヘイケボタル、クロマドボタルなどの種類が鑑賞できます。ホタルを守ることが環境保護にもつながると、昭和58年、地元有志によって月夜野ホタルを守る会を結成。60代以上を中心とした250名もの有志が集まって、エサとなるカワニナを養殖するなどホタルの生育環境を整備したり、鑑賞会を案内したりといった活動が行われています。」という説明が上記のサイトにある。

鑑賞会は午後8時から9時までで、遊歩道は狭いところは幅2~3メートルで、街灯が全くない暗闇の中を歩く体験をした(下が崖の一角はさすがにライトがついていた。懐中電灯はもちろん、携帯のライトも禁止されている。月あかりもなかった)。暗闇の中に人がいるのがボーとわずかに見え、ぶつからないように歩かなければならない。鑑賞している人はそんなにいるわけではなく、全く人のいない暗闇を歩く時間もあった。暗闇の中を歩いていると、その暗闇に慣れ、周囲が見えることもわかった。暗闇に数匹の蛍の光が飛び交う光景は、幻想的であった。

月夜野ホタルの里の蛍は、時期が少し早く、少ししか見ることができなかったが(それでも1時間で、50から60匹くらいは見た―見たのは蛍の姿ではなく蛍の光だけだが)真っ暗の中を歩き、「昔の人はこのような暗闇の中で生活していたのだ、今の生活は光があり過ぎ」ということを感じる貴重な体験であった。

コラボ(総合芸術)の時代

今更ながら、今はコラボの時代だと感じる体験をした(7月1日。昼間)。それは埼玉県所沢市にある「角川武蔵野ミュージアム」の「ファン・ゴッホ展」を見た体験。https://kadcul.com/

「角川武蔵野ミュージアム」は、「人間と自然が折り合ってきた悠久の大地、武蔵野の地にオープンするまったく新しいコンセプトの文化複合施設。KADOKAWAが展開する『ところざわサクラタウン』のランドマークとして位置づけ。アート、文学、博物のジャンルを超え、あらゆる知を再編成した、世界で他に類を見ないミュージアム」と、上記のWEBサイトに説明がある。

そこの特別展 「ファン・ゴッホ展-僕には世界がこう見える」は、これまでの絵画展とは全く違うもので、絵と映像(動画)と音楽がコラボして、観客もその鑑賞体の中に組み込まれるという総合芸術で、絵画や芸術のイメージの変更を迫られた。また、そのミュージアムには、角川のブックストリートや本棚劇場(25000冊あり、自由に閲覧可能)もあり、本の装丁や置き方も大切だということを教えられた(TBS エンタメ情報でも紹介があった模様 (https://www.youtube.com/watch?v=MPiq2XepasE)。

敬愛大学「教職概論」第13回 講義メモ 

私の今年も、敬愛大学で、前期1コマ(教職概論)、後期1コマ(教育社会学)の授業を担当している。最初の予定は、対面授業であったが、遠隔授業(オンデマンド)に変更してもらった。その前期の授業も、15回中12回は終わり、残すところ後3回となった。次の7月4日の「講義メモ」を、下記に掲載しておく。

今教育界で話題の、「一人一台児童生徒に配布されたPC端末(タブレット)」を使っての「GIGAスクール構想」について、資料を読んで意見を書いてもらうというものである。これから教師になっていく教職課程の学生が、教育のデジタル化をどのように考えているのかを知りたいと思った。

第13回 講義メモ(教職概論) 児童生徒一人一台・PCタブレット(端末)配布の行方

今回は、今教育界で話題になり、これからの学校教育のあり方を大きく変える「児童生徒 一人一台・PCタブレット(端末)配布」の行方を、考えてみたいと思います。/ 新型コロナの蔓延、学校の休校などのことがあり、文部科学省は、教育のデジタル化を急速にすすめようとしています。/その表れが、昨年(2021年)4月に、小中の児童。生徒一人に1台のPCタブレット(端末)が配布したことです。/ それまでは、教育のデジタル化は、教師用の電子黒板や教師用の教科書のデジタル版などが主で、児童生徒用のデジタル教科書の普及はまだ先と考えられていました。(授業資料13-1)/しかし、新型コロナの休校があって、児童生徒用の教科書やタブレット(PC端末)の配布が、全国一斉に行われました。/ それ以前から財務省が後押しする「GIGA スクール構想」というものがあって、文部科学省は、それを急速に進めようとしています。/(授業資料13-2 、下記のWEBサイトを参照のこと)/(文部科学省 「GIGA スクール構想の実現へ」https://www.mext.go.jp/content/20200625-mxt_syoto01-000003278_1.pdf)/児童生徒一人一台・PCタブレット(端末)を使って授業をするということは、従来の学校の授業を大きく変えるということです。/これまで、黒板、チョーク、紙の教科書、ノートを使っての授業が、電子黒板、一人1台のタブレット(PC端末)、デジタル教科書を使っての授業になり、授業の形態、教師の役割、子ども同士の関係、宿題なども大きく変わります。/この文部科学省のGIGAスクール構想や児童生徒一人一台・PCタブレット(端末)の配布に関して、現場の教師たちはどのように考え、受けとめているのでしょうか。/それに関しては、さまざまなマスコミ報道もあります(一例として、授業資料12-3に、日経新聞記事2022.2.15を掲載しました)。/また、教育関係の学会でも、さまざまな議論があります。AB、2つ資料を提供します。/A 授業資料 13-4 小学校教員への調査からの報告(日本子ども社会学会 共同発表) you tube 動画)①西本裕輝・琉球大学教授, ②馬居政幸・静岡大学名誉教授/ B 授業資料 13-5 日本子ども社会学会 ラウンドテーブルでの議論 (学校教育DⅩの課題と可能性―小学校教員のデジタル化に関する全国調査をてがかりに―、馬居他)/ 今回の課題は、以上の資料を読んで、文部科学省の「GIGA スクール構想」や、「児童生徒一人一台・PCタブレット(端末)配布」された後の、学校教育の授業のあり方に関してのあなたの意見を書いて下さい、というものです。従来通り、黒板とチョーク、紙の教科書、ノートによる授業(A)がいいでしょうか、それとも、教科書もデジタル化され、子どもは一人一台パソコンを持って学ぶ形態(B)がいいでしょうか。/解答(コメント)は、200字~1000字程度で、KCNの課題提出の欄から、武内に送って下さい。

家庭菜園

今、物価高で、野菜の値段も上がっている。そのせいで始めたというわけではないが、娘の家族は、近く(自転車で5分)の畑を借りて、野菜を育てている(畑の借料は安い)。キャベツ、大根、ニンジン、玉葱、イチゴ、ネギ、カブ、ナス、レタス、インゲン、シソ、バクチ―と,取れる野菜はいろいろで、最近は取り立ての野菜を美味しく、食べている。ただ、畑は肥料がかなりいるのと、畑には水道や井戸がないので、家からお風呂の残り湯をペットボトルに入れたものを運ぶのが少し大変。また収穫量が多いとそれをもらってくれる人(家)を探すのが大変。

先日(25日)、子ども(孫)たちは、ジャガイモ堀をして、いい農業体験をしていた。