バレンタインデイ

今日は2月14日、バレンタインデイ。
若い人にとって、気になる大事な日であろう。

私はスポーツクラブの出口のところで、受付の若い女性から「おひとつどうぞ」と言われ、箱から小さなチョコを1つもらった。

今週は、日曜(8日)に卓球、土曜(今日)にテニスと、短時間ながら運動ができたということを喜ぶべきであろう。
運動(スポーツ)ができるということは、それだけ健康という証拠であり、ありがたいと思わなくてはいけない。
それが長く続くという保証はない。日々、平凡な小さなことにも、喜びを見出していきたい(小さな「義理」チョコでも)。

陣内靖彦さんのご冥福をお祈りする.

大学院時代からの知人の陣内靖彦さん(東京学芸大学名誉教授)の葬儀が本日小平であり、参列させていただいた。70歳と少し早すぎるご逝去である。
陣内さんは、東京教育大学の伝統を受け継ぎ、教師の歴史研究では優れた業績のある方であり、門脇厚司先生(筑波大学名誉教授)の弔辞にもあったように、その研究は後世に引きつがてていくことであろう。
門脇先生はじめ、若い頃学会や研究会でご一緒した佐多不二男さん、穂坂明徳さん、金子養正さんや、北沢毅さん、古賀正義さんという東京教育大学時代の陣内さんの先輩後輩とご一緒し、昔の話をたくさんしながら、陣内さんを偲び、ご冥福をお祈りした。

倉敷、瀬戸内海の散策

くらしき作陽大学で開催された会で、講演,無事終わる。
呼んでいただいた有本章先生に感謝。久しぶりの講演に緊張する。
くらしき作陽大学は、新倉敷駅から徒歩15分ところにあるとてもりっぱな施設、設備の大学。
新倉敷(新幹線停車駅)の駅前は、店が一軒もなく、人通りもなく、地方の疲弊を感じた。

その日は、倉敷の大原美術館近くのホテルに1泊し、次の日(7日)は、大原美術館と倉敷美観地区、鷲羽山(瀬戸大橋の中国側)を観光した。
大原美術館はさすがにいい絵があり、その絵を集めた児島虎次郎の絵もよかった。日本人観光客は少なく、台湾や韓国からの旅行者が目立った。
鷲羽山、鳴門大橋は景色のいいところだったが、その展望台でバスを降りた乗客は私一人。、100人乗りの観光船の乗客は私を含めて3人。1兆何億もかけて、このような橋を作る必要があったのかどうか疑問を感じた。
岡山駅周辺は、それなりの賑わいであったが、帰りの岡山空港からの飛行機の席の埋まり具合は2割程度(100人乗りの飛行機に乗客は20名程度)であった。
一人でいろいろなところを周るで旅であったが、久しぶりにのんびりした時間を過ごした。

くらしき作陽大学での講演

今日(6日)は、これから倉敷。
くらしき作陽大学で、話す内容は、下記。

学生の現状と授業改善の課題
1 はじめに
   専攻: 教育社会学 -生徒文化研究、学生文化研究、子ども社会研究
   著書; 『キャンパスライフの今』(編著)、『学生文化・生徒文化の社会学』他
   スタンス; 学生の心情に寄り添う  ex 私語研究  
学生文化の変遷
     1970年代末の学生像ー 武蔵太郎君一日と、それに対する現代の学生のコメント
3  現代の学生の生徒化
     1 学生の生徒化とは
     2 学生の生徒化の社会的、教育的背景
     3 大学教育との学生の生徒化
4  大学への満足度
    1 大学満足度、大学充実度の時系列変化 
     2 大学充実度の規定要因
5  授業満足度
    1 授業満足度の時系列変化
    2 大学類型による違い
    3 教員の授業熱心と学生とのコミュニケーション
6 大学教育と授業改善
     1 コミュニティとしての大学
     2 学生文化と授業
     3 授業と学生支援

終わったら、倉敷に一泊して、、瀬戸内海と大原美術館も見てきたい。

中研ニュース

公益財団法人・中央教育研究所は、調査研究、教育シンポジウム、研究奨励賞の表彰、東北支援他、さまざまな活動をしている。(http://www.chu-ken.jp/)
その研究所の最近のニュースの一部を、許可を得て掲載する。

陸前高田市で「命の授業」
1月29(木)、30日(金)と水野丈夫先生の「命の授業」で岩手県陸前髙田市を訪問しました。一関駅から車で気仙沼街道を東に向かい、気仙沼市役所周辺の被災地を見ながら北上、陸前髙田に入りました。
2年前に谷川彰英先生と訪問した時は瓦礫の山でしたが、現在は山の土を長大なベルトコンベヤーで運び宅地用に土地のかさ上げをしていました。目勘定で7~8メートルといった高さで、最終的には20メートルにするそうです。
翌日の午前中は竹駒(たけこま)小学校、午後は矢作(やはぎ)小学校で「命の授業」を行いました。雪が降り始め、校庭いっぱいに建てられた仮設住宅の低い屋根に降り注いでいました。校庭の仮設は市内のどの小学校にもありました。止むを得ない措置なのでしょうが、子ども達は遊びまわる空間と野外体育の機会を失っています。さらに耐用年限2年の仮設に住み続けている人々の苦境は察するに余り有るものがあります。
前日矢作小学校で電子機器の点検を終えて帰る時、学校の坂を上ってくる少年を目にしました。翌日校長先生にお聞きしたら、彼は5キロほど離れた漁港の長部で被災し、矢作小学校の仮設に移住、そのまま長部小学校に通学しているそうです。目の前に学校があるのに生まれ育ったコミュニティと学校に対する愛着に強い共感を覚えました。
土地の嵩上げ、校庭の仮設、人口の流出に伴う児童生徒の減少、様々な問題を抱えている被災地ですが、水野丈夫先生の90分間にわたるの「命の授業」に真剣に聞き入る子ども達の姿を見て、将来を担う子どもたちの教育こそ最重点課題であることを再認識しました。
矢作小学校では授業終了後子ども達から竹内まりあの「いのちの歌」を合唱で聞かせてもらいました。
(「中研ニュース】27年2月5日発行 、所長 水沼 文平)