2年ゼミで稲毛海浜公園へ

大学のゼミは少人数で密度の濃い授業をするだけでなく、メンバーの親睦も大事である。

敬愛大学こども学科の2年の専門ゼミ(武内担当)では、台風一過の13日、皆で稲毛海浜公園に行き、ローズガーデンを見て、広場でお弁当を食べ、バレーやサッカーや凧揚げなどをし、海岸を散歩した。(全行程2時間半)この効果が、これからのゼミにいい効果が表れることを願っている。

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塾の費用

一昨日(12日)今日の「地域とこどもの教育論」では、学習塾のことが話題になった。「学習塾はお金がかかり、親の階層格差を拡大するもので、いいものではない。学校の教育で事足りるようにすべきではないか」という私の発言に、敬愛の多くの学生は、「放課後自分で勉強することは難しいので、学習塾は必要」という意見が多かった。 敬愛の学生で中学受験をしている学生は皆無なので、大手の進学塾には通った経験はなく、塾の費用に関して、あまり知らないのではないか。

以前、今の小学生に違和感をもつKさんが言及していた塾は月謝が3万円とのこと。随分高いと思ったら、安い方だという。御三家(男子校の開成・麻布・武蔵、女子校の桜蔭・女子学院・雙葉)などをめざす大手の塾の費用は、下記のようと聞き、びっくり。

<中学受験をする場合、“12歳の春”を目指して、小3の終わりの2月に始まる「小4クラス」から3年間通う家庭が多い。塾の費用は、授業料、教材費、定例テスト代、模試、対策講座、季節講習など。日能研を例に取ると、3年間で約215万円になります。内訳は、小4約45万円、小5約65万円。6年生になると約105万円となります。受験費用、その他諸費用を加えると230万円><塾によってどれくらい違いがあるのか。小6の年間費用で比較しると、SAPIX、早稲田アカデミーが約120万円、日能研、四谷大塚が約105万円、栄光ゼミナールが約95万円、市進学院が約90万円>。(http://president.jp/articles/-/11344

年間100万円以上かかる進学塾に3年間以上通わないと、名門の私立の中高一貫校に入れない、ひいては銘柄大学に入れない、というのは、明らかに親の階層の再生産が教育を通して行われているということであろう。

中国の食文化について

中国の大学で教えている友人のHさんが、私的な研究会のニュースレターに、日本人から見た中国の食文化について、興味深い記事を書いているのでその一部を抜粋して紹介させていただく。 

<みんな食べることがとても好き、食べることを本当に楽しんでいる。食事は、ちょっとしたイベントである。先生たちも、誘い合って、みんなで食堂に出かける。そして、にぎやかに、たくさん食べる。とても、楽しそうである。日本人は仕事の合間に食事をする。中国人は食事の合間に仕事をする。

食堂に向かう学生の「群れ」は壮観である。それは、早くしないと美味しいものがなくなってしまうということである。苦労してでも美味しいものを食べたい。

中国でも、お酒を飲む機会は多い。宴会も多い。しかし、それは「飲み会」ではない。基本的には、「食事会」である。

中国は広い国である。しかも、いろんな民族の人がいる。中国全体でみれば何でも食べているかもしれないが、個々の人たちが何でも食べているわけではない。

中国のレストラン(食堂)は、どこも圧倒的に中華の店である。しかし、地方料理、民族料理がとても多い。それらは、調理法・料理法はもちろん、食材も異なっている。香辛料も違っていれば、味付けも違う。かなり個性的である。これを見るだけでも、やはり広い国を実感する。>

小学生も読書はしない

現代の大学生がよく勉強しても、読書はしない、という大学生調査のデータに関連して、知り合いのKさんが、都内の小学生の様子を知らせてくれた(大体、以下のような内容) 

<東京の進学塾に通う小学生は、可愛らしく、教えがいがある。通塾していれば目に見えて学力は上る。しかし、何かしら感じる違和感。その理由は、子ども達が、本を読む習慣も新聞を読む習慣もないということ。>