風の便り 54号

毎月1日に辻氏が発行する船橋の「浜町から風の便り54号」を掲載する。今回のテーマは「食べる」。昆虫の「食べる」様子が写真と共に記述されている。

辻氏の書いているように、人間の「食事場面は、見ようによっては壮絶で凄絶」である。映画「フラッシュダンス」のヒロインのデートでの壮絶な食事場面を思い出す。デートで何故皆食事を一緒にするのであろうか。それで壊れてしまう恋人関係も多くあるのではないか。

佐倉にチューリップを見に行く

桜の花も散り始め、その他の春の花の季節。それぞれの花が、昨年より早めに咲いているようである。昨年は4月9日に行った「佐倉ふるさと広場」(https://iwalkedblog.com/?p=45877に、今日(4月5日)、チューリップを見に出かけた(昨年より4日早い)。

チューリップの花は、既にピークを過ぎているものもあったが、昨年より植え付け面積は増えていて、色とりどりのチューリップを楽しむことができた。昨年同様、自分で選んで40本のチューリップを土(球根)から堀り(20本、500円)、近所にも配り、家の庭に植えた(8996)。

片山悠樹編著『教師の働き方』(大月書店、2023年3月)を読む

片山悠樹氏(愛知教育大学准教授)より、最新刊の編著書「『現場から変える 教師の働き方 できることから始めるローカルな学校改革』(大月書店、2023年3月)を送っていただいた。片山氏のこれまでの研究(特に若者のキャリア研究や、学校と職業の接続)と、愛知教育大学での学生の思い(将来教職に就くかどうかの迷い)への示唆が結びついた問題意識で書かれた、とても読み易い内容のものである。

教職は「やりがいのある職業」という教育学の教員の言い草は、ブラック企業の言い草そっくりという学生の声を紹介している。教職志望の学生に、教職への希望を持たせるにはどうしたらいいのかが、教育現場の実情に即して論じられている点にも感心した。教師の働き方改革に関する問題の核心を押さえ、その改革を具体的な事例にもとづいて書かれた優れた著作である。その主な点の抜粋しておく。

1 研究者のよる分析と、働き方改革の成功例の紹介(実践)の間(良いとこ取り)を扱う。/2 文部科学省の「教師のバトン」の教師の仕事の過酷さは大げさに書かれているものが多い、そのように感じていない教師も多い。/3 上からの対策は、教師の働く時間の短縮や、教育活動の外部化などが主で、それらは、一定の効果をもつかもしれないが、教師がこれまでやりがいを感じてきたこと(子ども達との接触や部活動指導)の切り捨てになる部分も多い。/4 大学の教育学の授業では、教員という仕事の「やりがい」が強調されることが多いが、それは、ブラック企業の宣伝と類似している。実際仕事に就いてみたら過酷なだけで、やりがいを感じる余裕はない。それは「やりがい搾取」(本田由紀)そのものである。/5 大学の教職の授業では、教育の理想ばかり教えるのではなく、教育現場の実情や、教育の労働環境、労働に関する法律、権利などもきちんと教えるべきである。/6 学校の管理者の姿勢が大事。教師の働き方の改善をはかると同時に、外部や保護者からの教師非難に関しては、教師個人が対応するのではなく、学校全体、管理者が前面に出て対応する。そのような管理者のもとで、教師は安心して指導が行える。/7 実際の学校で、どのような働き改革がなされているのかの事例を、教職志望の学生に示し、学生に希望を与えることも大事である(本の中では、大阪枚方市の事例を、具体的に説明している)。/8 このように、本書では、教育の理論と実践の両方から、「教師の働き方」を考えている。

新しい(?)リゾートホテル

今、学校は春休みで、子ども連れの家族旅行をする家庭も多い。それに適した宿泊施設(ホテル)があることを知った。それは、宿泊場所(ホテル)に、遊ぶ施設が全て揃い、費用も宿泊費に含まれているようなところである。今回、そのようなホテルに娘家族と2泊し(3月28日―30日)、温泉、プール、テニス、卓球、ボーリング、ハイキングを楽しんだ。

そのホテルは、「草津温泉・ホテル ビレッジ」https://www.hotelvillage.co.jp/)で、敷地が広く、ホテルの中に、いくつもの温泉があり、広い室内プール、ボーリング場、卓球場、ゲームセンター、カラオケがあり、敷地内にミニゴルフ場、テニスコート、アスレチックの施設、森林浴コース(水芭蕉も咲いていた)があり、ほとんどそれらが無料で利用できた。

このようにホテルがリゾートや遊園地と一緒になるというのは、昔家族で行ったフロリダのディズニ―リゾートがそうであったが(ホテル、ディズニーランド、ユニバーサルスタジオ、エプコットセンター等が、同じリゾート内にあった)、日本の観光地にも同様のものがあるのを知らなかった。これからの観光地のモデルになると思った。

日帰りのバス旅行で花桃と桜のお花見

今も全国旅行支援(20%割引)が継続しており、日帰りのバス旅行もその対象であり、さらにそれに地域クーポン(平日2000円、休日1000円)がついて格安であり、庶民、特に年金生活者がそれを利用することが多い。家人と私も年に1度くらいは利用する。近くの駅に朝早く集合し、観光バスの乗りいくつかの観光地を回り、昼食も付いて1日12時間の小旅行である(3月25日)。お金持ちの行くクルーズ船やファーストクラスやグルーン車行く旅行と大きく違い、何とささやかな旅行なのかと思う。

 それでも、栃木の那須高原での昼食と、茨城の古河公方公園の花桃と桜(8660)、埼玉の権現堂桜堤の桜と菜の花(8738,8768)の見学は、期待以上のもので、小雨と曇りの中であったが、参加してよかったと思った。花桃は色が鮮やかで桜と違った華やかさがある(下記)。権現堂桜堤の桜の規模と美しさは、私が今まで見てきた桜の中では最高で、東京の千鳥が淵以上だし、千葉にはないものだと思った。(写真でそれを表せないのが残念)。