HP(ブログ)への感想

私のこのHP(ブログ)は、「いいね」も返信も、カウンターも付いていないので、読んでくれる人がいるかどうかわからず(多分いても少数)、私の独りよがりな「日記」状態だが、たまに「読んだ」と、感想を寄せて下さる方がいる(2か月に一人くらい)。
最近寄せられたKさんのコメントの一部を紹介させていただく。(掲載お許し下さい)

1週分ほど、感じたことを書いてみました。
5/4:デジタル教科書の効用―このようなデジタル教科書についての分析、重要ですね。一体誰のためのデジタル化であるのか、それが一番大事であり、考えられるべき点だと思います。
5/4:千葉市もいろいろ 5/1:新緑の季節―このような自然の記述や、自然の写真(花や木や海や・・・)が豊富で、これも先生のブログの特徴でいいですね。お宅のワンちゃんがよく登場してくるのもいいです。
5/1:東京の有名大学への進学格差―このような内容は、具体的な数字(30年前との比較)があって初めて、その重みが伝わってきます。その数字の変化の意味、またその背景なども、いろいろ考えなければならない問題です。
4/27:今日の授業(敬愛大学)―「教育原論」の授業、資料がすごいですね。意欲があってちゃんと読む学生さんにはいろいろ勉強になると思いました。「2年ゼミ」の授業は、学生さんが聴く歌から、何を大切に考えているかを探るとは、社会学的な発想であり、また面白い授業ですね。写真を見ると、学生さんもとても盛り上がっていて楽しそうに見えます。いろいろな授業方法をなさっているんですね
4/26:今日の授業(敬愛大学)-「こどもと地域の教育論」の授業ですが、課題を出すときちんとやってくるというのは、学生さん真面目ですね。発表の4年生の報告が的確で良かったですね。・「演習(ゼミ)」の授業は、「1対1の自己紹介(対話)を5分単位でぐるぐる回って行った。」というやり方も面白そうですね。(雑多なメモ書き、偉そうな解釈、どうぞお許しください。)

デジタル教科書の効用

文部科学省のデジタル教科書に関する有識者会議の昨年12月の会議に、国立情報学研究所の新井紀子教授が招かれ、専門的な立場から「デジタル教科書」について意見を述べている。(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/110/gijiroku/1370083.htm)

その内容を要約しておきたい。実証的なデータにもとづき、社会的な観点入れた意見のように思える。

①           高校でのIT化は、大学・就職との接続という意味でも意義が高い。また、回線状況を考えると、小中より費用対効果が高い。

②           議論の対象は、教師用の「デジタル教科書」ではなくて、国が設置者に対して無償給付をする、児童生徒用の「デジタル教科書」。

③           国、あるいは保護者の経済的負担を考えると、それを上回るメリットが「デジタル教科書」にあるということが、ある程度証明されなければ導入は難しい。

④           「デジタル教科書」が、障害や困難がある子供たちには大変恩恵になる。しかし、動画や音のコンテンツはユニバーサルデザインではない為、盲ろう児は利用できないコンテンツが圧倒的に多い。

⑤           (映像や動画が有効と言われるが)1万円を切るようなハード(タブレット型PC)では、画面の面積に大きな制約が伴い、複数の教材を広げて一覧しつつ学習を進めるということは困難になる。画面が切り替わると記憶として残らない。抽象的な題材は動画にしても意味が薄い。高学年以上の国語や数学を動画・音声にするメリットを見出すのはなかなか難しい。テレビによる視聴覚教育について、近年、視聴が大変減少しているという事実がある。指導者用の「デジタル教科書」にみんなで一緒に見るようなデジタル教材が入っていれば十分なのではないか。

⑥           自動採点ができるテストとドリルは穴埋めと選択式問題におおよそ限られる具体的には、国語ですと漢字書き取りまで、算数では九九まで。ドリル学習に子供が慣れてしまうと、かえってオープンエンドな問題に耐えられなくなる。

⑦           協同学習に「デジタル教科書」有効なわけではない。グループワークにPCを持ち込むことで視線が個人のPC画面に奪われて会話が減るということ報告されている。

⑧           現状のPCやタブレットでは、書き込みに係る児童の認知負荷が高過ぎる。例えば、色を選ぶとか、太さを選ぶとか、形を選ぶか、文字を探すとかを確認するというようなところに認知負荷がかかりすぎるため、内容よりも型式を整えることに認知処理のエネルギーが奪われてしまう。

⑨           「学びのログ」を取ることによって一人一人の個性とニーズに合わせたテーラーメイドの教育が可能になるという言説がある。しかし、クリックデータやログイン履歴だけでは、ほとんど意味がある分析はできない。

⑩   日本の小学校の授業に特化して開発されたツールやソフトウェアというものに国際競争力はない。

(まとめると)現状の、特に近未来のタブレットPCを前提とすると、「デジタル教科書」を特に小中学校に導入することについて、財政負担を上回るメリットはない。高校のICT化、例えば校内LAN、各教室に埋め込み型プロジェクターか軽量プロジェクターを導入する方が、意義がある。

 

 

 

千葉市もいろいろ

今年の連休は、どこも遠くに行かないまま終わりそうな気配。

幕張メッセ及び幕張イオンモール付近は、この連休にいろいろなイベントがあるのか、道路が大渋滞。近くのスーパー「コストコ」に行こうとしたが、渋滞で諦め、少し離れたところへ。

検見川浜に行ってみたら、今日は風が強く、波しぶきが上がり、立っていられないほど。ウインドサーフィンが、猛スピードで行き来していた。

海浜地区は空中に塩分が多いのか、この近くで育った私にはちょうどよく、呼吸が楽に感じる。それに、通りかかった幕張ベイタウンは、おしゃれなマンション群が集まり、とても千葉と思えない(?)洗練された街並み。千葉市もいろいろである。

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今年の学校社会学研究会(第34回)

毎年、夏に開催される学校社会学研究会は、今年は34回で、関西大学の山本雄二氏と関西学院大学の冨江英俊氏が世話役で、琵琶湖湖畔の関西大学のセミナーハウスで開催の予定。景色がよく、テニスコートもある素敵な場所のよう。もうすぐ案内が届く予定。
多くの人が参加して、自由な議論ができ、新しい出会いがあり、旧交を温められればうれしい。

第34回 学校社会学研究会
日時  8月27日(土)・28日(日)
場所  関西大学 セミナーハウス 「彦根荘」。
http://www.kansai-u.ac.jp/Jigyo/seminar/hikone/hikone_gai.html

新緑の季節

新緑の季節に高原の行くことができれば、さぞかし新緑の柔らかさに心安らぐことであろう、と過去の経験から思う(昔5月の連休に北軽井沢を車で通過し、新緑とヤマザクラに見惚れたことがある)が、今年は残念ながら、家にいて、庭の花で我慢している。でも、もう少し、ちゃんとした(?)草花を、どこかに見に行きたい。

 

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