現代の若者と音楽

昨日(23日)授業を終えて神田外語大学の校門を出たところで、さわやかな笑顔の青年に、「先生、お久しぶりです」と声をかけられた。 2年ほど前、私の授業(教育社会学)を受講していたシンガーソングライターの吉田仁君で、今、4年生で就職も決まり、最近セカンドアルバムも出し、少し前のワンマンライブには100の人が聞きにきてくれ、将来は音楽の会社を立ち上げたいとのこと。 非常勤先ながら、学生が顔を覚えていてくれて、声をかけてくれるのは嬉しい。 声もリズムもいい、さわやかな青年で、将来が楽しみ。 You Tube でライブの様子を見ると、バックのバンドも、聴き手も同世代の青年が多く、自分たちの思いを歌にのせ歌い、同世代の共感を得ている様子がよくわかった。 https://www.youtube.com/watch?v=aRjEqwWhDR0

学生のグループ発表(その3)

敬愛の2年ゼミのグループ発表では、「大学生のキャンパスライフ」という発表が、21日にあった。
そこでは、大学生の類型(タイプ)、独自の調査、大学生の言葉、自分の一日という4つの発表があった。
大学生の類型(タイプ)は、ヤンキー大学生、フリーター大学生という名称もあって、そのネイミングの巧みさに感心した。
それぞれの発表(プレゼン)に対して、盛んに突っ込みやヤジが飛び、それに対して素早い回答があり、そのやり取りを聞いていると、可笑しく。時間の経つのも忘れるほどであった。これはゼミのメンバーが男ばかりで、親しい関係のものばかりということもあり、かなり遠慮のない突っ込みもありながら(たとえば、「そんな話もういいよ!」)傷つく様子もない。学生の発表能力(プレゼン能力)の高さも感じた。

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ウインター イルミネーション

東京ではクリスマスや冬のイルミネーションが豪華で綺麗なところがテレビで報じられている。千葉から東京に出て行く機会がほとんどなくなり、都会の夜の絢爛さを見る機会がなくなり、仕方なく(?)、昨日(22日)千葉の「田舎」に車を走らせた。うちから約40分で房総半島の真ん中より少し上にある「東京ドイツ村」(http://www.t-doitsumura.co.jp/special_event/)に着く。そこのウインター イルミネーションは有名で、混雑することでも有名である。昨日は拍子抜けするほど空いていて、きれいなイルミネーションを堪能できた。今、いろいろなところに冬の光の飾りつけがあり、わざわざ遠くまでいかなくてもいいのかもしれない。

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同世代―吉田拓郎

吉田拓郎は同世代ということで、その曲を昔からよく聴いていた。娘たちからは「よくそんな古い歌を聴いているね」と軽蔑されながら。
今日はNHKの番組で、最近やった首都圏のツアーの様子が流れるというので、早速録画の予約をした。
先ほどその予告のインタビュー番組があり、その中でリハーサルの様子が流れていた。それを聴くと昔と何か違う。吉田拓郎が旬な時の放埓さや野放図さが消えていると感じた。拓郎も70 歳になったというから、それは当たり前なのだが、少しさびしい。(ただライブの様子を見ると、昔と変わらないのかもしれないが。)
歳を取り、昔の旬な時のものを再現するのが難しい。それは音楽に限らないであろう。同世代の人間として、他人事でなく、いろいろ身につまされる。

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(藤原新也は同世代ながら、元気、意気軒昂である。新しい小説まで書き、歌をうたい、世の動向に歯に衣を着せぬ発言をしている)img_20161223_0004

 

「学校教育の組織と文化」(要約レジメ)

今年の後期に非常勤で教えている植草学園大学の授業(「学校教育制度概論」)では、高野良子・武内清編『教育の基礎と展開』(学文社、2016)を使い、受講の学生に1章ずつ、発表をさせている。
昨日(22日)は、私の書いた「学校教育の組織と文化」の章(7章)がテキストで、担当の二人の学生は、なかなかいいレジメを作成して、発表してくれた。
私の書いた内容が的確に要約されている。ただ、その先の発表者のコメント、それに基づく討論というところまでいかないのが残念なところだ。なぜ、テキストの要約だけで終わってしまって、その先の批判的検討、討論へとつながっていかないのであろうか。不思議だ。

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