寒い冬に思う

今が、1年で一番寒い季節とのこと。
外に出ると寒く、「早く暖かくならないかな」とつい思ってしまう。
昨日(22日)の、千葉外房の御宿は、風が強く、気温は低く5分と海岸にいられなかった。
早く春の穏やかな海や夏のじりじりと暑い砂浜になってほしいと思ってしまった。
しかし、暑さ寒さがあること、よい天気悪い天気があることから、毎日に変化があり、少しの温度の変化や天候の変わりように、一喜一憂することができるのであろう。1年中温暖なよい天気が続いたのでは、その有難みが感じられなくなってしまう.(人の一生も同じようなことかもしれない)

仙台にいる水沼文平さんより、上記に関して、次のようなコメントや本の紹介をいただいた。同世代として共感できる点が多い。

<御宿海岸、こどもたちも寒そうですね。仙台は雪で10㎝ほど積もっています。確かに一番寒い時期ですが、実家の庭のコブシの蕾が膨らみ、キンセンカやフキノトウも芽を出しています。キンセンカは2月中旬には咲き始めます。コブシや梅、桜の開花は4月になってからです。
人生を季節に例えれば我々は秋真っ直中といったところでしょう。その人の生き方によって「紅葉度」も異なってくるのでしょうか。
現在読んでいるスウェーデンの小説、カタリーナ・スンドベリ著「犯罪は老人のたしなみ」(創元推理文庫)は社会的弱者救済のために、80才近い男2、女3のグループの犯罪を描いたものです。試行錯誤しながら、年寄りの持つハンディさえ味方につけ、経験と知恵で乗り切っていきます。年寄りに希望と勇気を与える良書です。
他に年寄りを元気づける本にネビル・シュート著「パイド・パイパー」があります。 第二次世界大戦下、フランスを舞台にイギリス人老紳士と子供たちのイギリスへの逃亡劇を描いたものです。
仙台の雪は止みそうにありません。どんどん降ってどんどん積もっています。>

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埋め込まれたアジア的なもの、中国的なもの

私達は学校で日本や西洋の音楽を教えられ、日常的に日本や西洋の音楽を聴き生活している。したがって、アジア的な音楽や中国(台湾)の音楽になじみがない。
ただ、以前に、ニューヨークの中国マフアとニューヨーク市警の抗争を扱ったマイケル・チミノ監督の映画「イヤー・オブ・ドラゴン」を見た時、その映画に挿入されている中国人歌手の歌が、とても叙情的で印象に残っている。その伴奏に使われている楽器((二胡?他)も、日本や西洋の音楽にない音色で、心の奥に響き懐かしさと癒しを感じた。
台湾の人気歌手Jay chouの歌も、その伴奏も含め、何かアジア的な独特的なものを感じ癒される。
https://www.youtube.com/watch?v=JqgwTqaFjw8
私達に中に、無意識のうちにアジア的なもの。中国(台湾)的なものが埋め込まれているのであろうか。

地名について

昨年の10月26日のこの欄に、谷川彰英先生の地名に関する6冊目の著書のことを書き、次のようにお礼を述べた。
<柳田国男研究で有名な谷川彰英先生(筑波大学名誉教授・元副学長)より、ご著書『千葉の地名の由来を歩く』(ベスト新書、2016年10月)を、サイン入りでいただいた。先生の「地名の由来を歩く」シリーズの6冊目のご著書で、その精力的な執筆活動に敬服させられる。私は千葉は東京に隣接するだけで、たいした歴史も文化もない県と思っていたが、このような歴史の深さや面白さのあるところと、谷川先生のご著書から多くのことを教えていただいた。また、千葉県が古くから全国の各地(特に徳島県や紀州)とも密接につながっていたというのも興味深い。千葉県人はこの本を読むと、千葉県に住んでいることに誇りを持てるかもしれない、と感じた。>

昨日(19日)、千葉県では一番大きなデパートである「千葉そごう」の最上階にある三省堂書店に行ったら、谷川先生のこのご本が今週の売れ行き一番という表示が出ていた(写真参照)。千葉の地元ながら、多くの有名人の本を差し置いてNO1というのはすごい。

谷川先生は、既に次のご本の執筆にとりかかられているようだ。
<情報ありがとうございます。お陰様で発売4か月目に入っていますが、まだ売れているようです。今年は埼玉にとりかかっています。>

私が幼年期・青少年期を過ごしたのは、千葉県市川市の「高石神」という地域である。この「高石神」という地名はどこからきたのか、また近くに「鬼越」「中山」「本八幡」「小栗原」という地名もあり、その由来も、今まで考えたこともなかったが、谷川先生に今度お会いした時尋ねてみたいと思った。近くに、日蓮宗のお寺「中山法華経寺」もあるので、それらとも関連しているのかもしれない。

仙台にいる水沼文平さんからは、仙台の地名について、興味深い情報を送っていただいた。
<地名は自分の住んでいる場所の歴史を知る意味で大きなキーワードになります。私が育った地域の昔の住所は「仙台市荒巻字古海道東」でした。仙台市の北西部にあり昭和初期に宮城郡七北田村から仙台市に編入されました。藩政時代は「荒牧」という地名で、伊達藩の軍馬の牧場があった所です。三方が山に囲まれ、真ん中を川が流れ、城下にも近く放牧には最適の地であったと思われます。
「古海道」には別名「秀衡街道」という呼び名があり、かつては幅2メートル半くらいの砂利道でした。奥州平泉と京を結ぶ幹線道路のひとつで義経や金売り吉次が通ったかも知れません。現在は宅地化に伴い拡幅された舗装道路になっていますが、北方1キロにある国有林には昔のままの姿で残っています。
さて、この「古海道東」は、現在は「青葉区荒巻中央」に変更になっています。古海道という地名はわずかにひとつの「公園」に残っているだけです。
こういった地名変更は全国的な傾向だと思いますが、昔からある地名にもっと愛着を持って欲しいものです。
子どもの頃、私はこの古海道近辺の畑からたくさんの矢尻や石斧を収集しました。縄文人がイノシシやシカを追い、奥州で採れた金銀が通過し、藩政時代には軍馬が嘶き、などと想像していると、この地域も単なる住宅地ではなく「歴史遺産」として別物に見えてきます。なおこの一帯は3.11の地震でもさほどの被害がありませんでした。古代人が長い時間をかけて安全な場所と見極め定住した理由もこれで理解できます。
山の団地や海の埋め立て地の大きな被害を見るにつけ先人の知恵、自然との共生をもっと学ぶべきだと思います。>

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今日のゼミ発表

敬愛大学2年生のゼミのグループ発表の最後の1組が行われた。テーマは、「モンスター・ペアレント」について。教員を目指す学生にとっては、切実なテーマである。発表者はポイント押さえたレジメをパワーポイントで作り、メンバーとの討論をまじえて、内容のある議論を展開した。来週の「教職概論』でもコンパクトに発表してもらう予定。

IMG_5296IMG_5300IMG_5299モンスターペアレントについて ゼミ発表

ゼミの説明会

今日は、敬愛大こども学科では、新3年生のゼミの説明会が、担当教員から熱心におこなわれた。
それを教室の後ろで聞きながら、「来年もこの学科ではいいゼミが行われるな」と安心しながら、その圏外にいる自分に一抹の寂しさを感じた。
自分もこのような、新しい学生との「親密な」出会いを期待して熱くなっていた時期もかってあったなと、昔の教え子たちとのゼミの活動を思い出した。

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