富士山

寒い冬は、富士山も雪を被ってきれいなことであろう。千葉のような遠くからでは、その雄大な景色は見ることができない。時々、近くで大きな富士山を見たくなる時がある。今日(29日)は、家族が富士山を見に行くというので、私も行きたかったが、放送大学の採点や部屋のかたずけなどがあり、時間が取れず、写真だけを撮ってきてもらった。富士山の周辺は天気も良く、富士山がよく見えたよう。

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放送大学の新設番組紹介

放送大学のサイトを見ていたら、平成29年度新設科目の紹介の動画があった。
ラジオ番組で「子ども・青年の文化と教育」という番組で、主任講師は岩田弘三氏(武蔵野大学教授)と谷田川ルミ氏(芝浦工大准教授)が出ている。放送は水曜日の9時30分からとのこと。是非、聞いてみたい。

(放送大学 → 大学情報→大学の窓→2,017年度新設科目)

http://www.ouj.ac.jp/hp/eizou/mado/tv/

 

敬愛大学での最後の授業 

今日(1月25日)は3時限に、敬愛大学で特任として教える私の最後の授業(「教育課程論」こども学科1年生対象)があった。普段通りの授業を行う予定であったが、国際学科の水口章先生(教授)が、気遣いをして下さり、こども学科の学生全員に、今日が私の最後の授業の旨をメールで伝えて下さり、水口先生と4年生の数人が聞きに来てくれた。4年生と1年生から花束をいただいた。敬愛大学の先生や学生の心遣いと優しさを感じた。
1時限の2年ゼミでも、最後の授業ということで皆で、写真を撮った。
今日の授業(「教育課程論」)で話した内容は、下記のようなこと。

私は20年間勤めた上智大学を65歳の定年で7年前に退職しましたが、敬愛大学がこども学科を立ち上げるというので、1年契約の特任教授という身分で雇っていただきました。気が付いたら1年のつもりが6年にもなりました。このことで、敬愛大学と、私の授業を聞いてくださった学生諸君には深く感謝しています。
それで、今日が最後の授業ということになりますが、特別の授業ではなく、いつもと変わらず、文章をたくさん読んで、それに対する自分の考えを書いてもらいます。
この科目(「教育課程論」)のまとめは先週に行ったので、今日は「教育課程」ということと少し離れますが、3つのことを話します。
ひとつは、今年私が「教職概論」という授業でこども学科の2年生に対して半年かけて話した内容です。それを20分程度で話したいと思います。来年度は、この科目は別の先生が担当されるので、皆さんに私が話すとなると今日しかありません。
「教職概論のまとめ」というプリントを見て下さい。お話ししたいことが16項目あるのですが、時間がないので数項目だけ、これは教師になるためにどのような資質を身に付ければいいのかという内容です。6番、7番、8番、11番、13番、16番を読み説明したいと思います。さらに、そのプリントの裏に、「柔軟な思考が大事」という文章がありますので、それを読んで下さい。私が皆さんに伝えたいことを書きました。
もう一つは、私の専門の教育社会学(Sociology of Education)という分野のことです。私は40年近くこの分野の研究をしてきて、この分野が発展することが、日本の教育をよくすることに繋がると信じているのですが、この分野への理解が、国レベルとか全国的には広まっているのですが、残念ながら千葉県の大学ではではそのような認識はなく、教育社会学を教える教員が千葉県の大学にほとんどいません。また「教育社会学」という科目もほとんどの大学で設置されていません(敬愛大学も同様です)。神田外語大学では教職の選択科目にあり、私が非常勤で今年まで担当していました。それで「教育社会学」の重要性を皆さんに、伝えておきたいと思いました。ただ、教育社会学という分野が、教員採用試験にはあまり出ないものですから、皆さんの関心も向きにくいと思います。教育社会学は、教育の現実というものを重視するのですが、教育実践とは一線を画するので、そこがわかりにくいと思います。ある集団の中にいるとそのことが近すぎてよく見えないことがあるように、学校の中にいると学校の中がわからないということがあります。集団の外の人の方が中がよくわかっているということがあります。それと同じで、実践者の教師には見えなかったり自覚されないことが多くあります。狭い教師の視野を広げるには、教育社会学の視点が大事です。教育社会学の特質を述べたいくつかの資料を読んで下さい。新堀通也は教育社会学の特質として①純粋科学、存在学,②実証性、③教育の社会的性格という3つを、伝統的な教育学との対比で述べています。
第3に、私自身の過去の研究を振りかえった文章(「学生文化への関心」ソフィア55巻3号、2007)がありますので、読んでいただければと思います。私が教育社会学という分野にどうして関心を持ったのか、そこでどのような研究をしてきたのかをまとめたものです。教育社会学の具体的なテーマでの研究の一端を見ていただくことができると思います。
以上で私の最後の授業を終わります。半年間ありがとうございました。

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寒い冬に思う

今が、1年で一番寒い季節とのこと。
外に出ると寒く、「早く暖かくならないかな」とつい思ってしまう。
昨日(22日)の、千葉外房の御宿は、風が強く、気温は低く5分と海岸にいられなかった。
早く春の穏やかな海や夏のじりじりと暑い砂浜になってほしいと思ってしまった。
しかし、暑さ寒さがあること、よい天気悪い天気があることから、毎日に変化があり、少しの温度の変化や天候の変わりように、一喜一憂することができるのであろう。1年中温暖なよい天気が続いたのでは、その有難みが感じられなくなってしまう.(人の一生も同じようなことかもしれない)

仙台にいる水沼文平さんより、上記に関して、次のようなコメントや本の紹介をいただいた。同世代として共感できる点が多い。

<御宿海岸、こどもたちも寒そうですね。仙台は雪で10㎝ほど積もっています。確かに一番寒い時期ですが、実家の庭のコブシの蕾が膨らみ、キンセンカやフキノトウも芽を出しています。キンセンカは2月中旬には咲き始めます。コブシや梅、桜の開花は4月になってからです。
人生を季節に例えれば我々は秋真っ直中といったところでしょう。その人の生き方によって「紅葉度」も異なってくるのでしょうか。
現在読んでいるスウェーデンの小説、カタリーナ・スンドベリ著「犯罪は老人のたしなみ」(創元推理文庫)は社会的弱者救済のために、80才近い男2、女3のグループの犯罪を描いたものです。試行錯誤しながら、年寄りの持つハンディさえ味方につけ、経験と知恵で乗り切っていきます。年寄りに希望と勇気を与える良書です。
他に年寄りを元気づける本にネビル・シュート著「パイド・パイパー」があります。 第二次世界大戦下、フランスを舞台にイギリス人老紳士と子供たちのイギリスへの逃亡劇を描いたものです。
仙台の雪は止みそうにありません。どんどん降ってどんどん積もっています。>

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埋め込まれたアジア的なもの、中国的なもの

私達は学校で日本や西洋の音楽を教えられ、日常的に日本や西洋の音楽を聴き生活している。したがって、アジア的な音楽や中国(台湾)の音楽になじみがない。
ただ、以前に、ニューヨークの中国マフアとニューヨーク市警の抗争を扱ったマイケル・チミノ監督の映画「イヤー・オブ・ドラゴン」を見た時、その映画に挿入されている中国人歌手の歌が、とても叙情的で印象に残っている。その伴奏に使われている楽器((二胡?他)も、日本や西洋の音楽にない音色で、心の奥に響き懐かしさと癒しを感じた。
台湾の人気歌手Jay chouの歌も、その伴奏も含め、何かアジア的な独特的なものを感じ癒される。
https://www.youtube.com/watch?v=JqgwTqaFjw8
私達に中に、無意識のうちにアジア的なもの。中国(台湾)的なものが埋め込まれているのであろうか。