大学入試問題(英語)のレベルについて

大学入試問題の「傾向と対策」についいての研究は盛んになされていると思うが、入試問題の社会学的研究というものはあるのだろうか。
国語に関しては、石原千秋(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%8E%9F%E5%8D%83%E7%A7%8B)のものがいくつかあるように思うが、英語に関してはどうだろうか。
昨日、英語の入試問題に詳しい卒業生と話していたところ、下記のような興味深い話を聞いた。

<入試問題は公表されることが多い。その公表される入試問題を見て、「この大学の学生の英語のレベルはこの程度か」と評価されることが多い。そこでその大学の入試の英語問題は、その大学の受験生のほとんどが解けないような難解な問題を出す傾向がある。
その大学のレベルを考えると、中学レバルの英語ができるかどうかを判定するのが一番ふさわしいのだが、そのような問題を出すと、世間から大学が低く評価されるのでそれができない。
その為、受験指導が難しい。その大学を受験する学生の英語レベルを考えると、中学レベルの英語から教えなければいけないのだが、出題のレベルを考えると高度な英語を教えなければならない。しかしそれについていける生徒はほとんどいない。入試問題のレベルとその大学の受験生の英語レベルがあまりに離れていて、受験指導者泣かせになっている。>

大学入試は、本来その大学に入学した後その大学の授業についていける学力があるかどうかを判定する為のものであったが、その後入学希望者は入学定員を上回り選抜の為のものに移行し、そして現在は入学希望者が入学定員を下回るようになり、単なる形式だけのものになっているのであろう。
現在、大学の入試改革が進んでいるようだが、建前ではなく、生徒の学力の現実に則した考察・改革が必要のように思う。

SENDAI光のページェント

東京や大阪は都市規模が大き過ぎて住みやすくないのかもしれない。その点、福岡や札幌や仙台という地方都市は、大変住み心地がよい(好感度が高い)と聞いたことがある。冬のイルミネーションもきれいなことであろう。
仙台に住む水沼文平さんから、仙台の明かりの様子のメールを写真と共に送っていただいた。転載させていただく。

<定禅寺通りの「SENDAI光のページェント」の写真を撮ってきました。一日中降り続いた雪を背景とした光のページェントとなりました。
道幅50m、4列のケヤキ並木160本にLEDが灯されます。
1945年(昭和20年)7月10日の空襲で仙台市の中心部は焼け野原になりました。定禅
寺通りは戦後の都市計画によって新しく造られたものです。私が小学校の頃は未舗装の凸凹道でケヤキの記憶はありません。藩政時代は現在の県庁あたりに「定禅寺」という寺がありその参道だったようです。
また、この定禅寺通りで毎年9月に「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」が開
催されます。プロ・アマがケヤキの木陰で演奏します。この通りが広瀬川に突き当た
る西公園ではアロハダンスも見られます。
仙台は新しい祭りが多く、それなりに楽しいものですが、子どもの頃に経験した地域
での伝統的な行事が見られないのがちょっと残念です。>(水沼文平)

1仙台のイルミネーション

2仙台

3仙台

冬の海

北の日本海の海は、何やら不気味な気配を感じるが(北の工作船が小さな漁船を乗せて、それを日本海沿岸に放っている?)、太平洋側(外房・御宿)は、冬で人も少なく、のんびりと平和で、澄んだ空気と海水がきれい。
でも、人口が減り、訪れる人も少ない田舎の海ははどこか寂しい。

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羽田空港・国際線ターミナル

昨日、見送りで、羽田空港(東京国際空港)の国際線ターミナルに行った。国内線に乗るために羽田空港に行くことはあるが、この何年か国際線は成田空港が中心になっているので、羽田の国際線ターミナルに行く機会はなく、今回行ったのははじめて(千葉から車で1時間)。
成田に比べるとこじんまりとした感じで、クリスマスイブというのに人はあまり多くない。外国から日本に来る人の為か、江戸の雰囲気を出した店が多くあり、日本情緒を醸し出していた。入った日本料理の店はなかなか美味しかった。
今日が勝負という感じの「空港デート」らしいカップルも幾組かいて、今日はクリスマスイブということを感じた。

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https://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/enjoy/photo_gallery/page3.html

授業で電子黒板の実演

学校現場には、デジタル機器がかなり入り込んでいることであろう。
これから教師を目指す若い人には、デジタルに関する知識と技術は必須である。

生徒用のデジタル教科書(タブレット)に関しては、従来の紙媒体の教科書に変えていいのかどうかに関しては、様々な意見があるが、教師用の電子黒板の導入、使用に関しては、ほとんどの教師が賛成している(ブログ 2016年⒑月29日参照)。

私の今週の授業(教育課程論、12月22日金曜日16時30分~、3301教室)では、この分野で一番進んでいる東京書籍のデジタル教科書の実演を、東京書籍の担当に人にお願いすることができた。
敬愛大学の教育こども学科の学生が大いに学び、現場に出たときこの分野のリーダーになってほしい。

<追記>  東京書籍の担当の方からとても的確なデジタル教科書に関する説明と実演をしていただき、学生もよく理解したことが、当日のリアクション(一部転載)からわかる。  IMG_20171223_0002

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