卓球と健康、長寿

以前にも書いたが、ゴルフとテニスと卓球を比べると、その使うスペースが全く違う。10000:20:1くらいの割合かもしれない。
それに比例して、プレイの費用も違う。ゴルフはいくらくらいかかるのかわからないが(2万円以上?)、テニスは1回にせいぜい500円〜2000円、卓球は100円〜200円。道具は、ゴルフクラブはいくらかわからないが(10万円以上?)、テニスラケットは2万〜3万円、卓球のラケットは5千円〜1万円程度である。服装も豪華(オシャレ)と質素の差がある。
大学教師でゴルフをやる人あまり聞かない。それだけ大学教師の収入が少ないのであろう。テニスをやる人はかなりいる。また卓球は少ないと思う。

私は、これまで大学教師の平均的なところでテニスを楽しみ、ゴルフは馴染がなく、どちらかというと卓球は馬鹿にして(?)いた。
卓球は何かチマチマしているし、偶然に左右されるところがあり上手な人もミスがある。テニスの上手な人のミスショットはほとんどない。テニスも、試合となると人のいないところに球を打ち勝とうとするところがあり、テニスをすると人が悪くなるなと思っていたが、卓球はテニス以上に人の裏をかき勝とうとする狡いところがあると感じていた。
しかし、最近認識を少し変えた。
最近卓球のラケットのラバーも張り替えたので、少し真面目にやろう思うようになった。
それで、月に1回程度参加だった「宮野木卓球愛好会」の練習に、週に2回参加するようにしている(会費 月400円)。
このサークルは、以前は高齢者が多く老人クラブのようなところであったが、最近はネットで会員を募集するようになっていて(https://sites.google.com/site/gongyemuzhuoqiu/)若い人や中年の卓球の上手な人(昔インターハイに出たことがある人が複数いる)や中学生までが入るようになり、活気が出てきている。

卓球は室内の為開放感がなく、「なぜこんなにいい天気なのに暗い室内でちまちまやっているの」、夏は蒸し風呂の中での苦行のようで、ゴルフやテニスのさわやかさと大違いだが、逆に天候に左右されず、大雨や大風の中でも同じようにできるメリットもある。

また、卓球もかなり激しいスポーツだが、年寄りの健康にはいいのかもしれない。その愛好会の最高年齢の人(Mさん、下記写真)に歳を聞いたら88歳とのこと。毎日や卓球を欠かさずやっていて、この2月は卓球をやらなかった日はないとのこと。卓球は健康と長寿の為になるようだ。

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千鳥ヶ淵の桜-桜の季節6

 今日は放送大学東京文京学習センターで自主ゼミがあり(テキストは、村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、巡礼の年』2013年)、久しぶりに東京に行くというので、その前に、東西線の九段下から半蔵門線の半蔵門まで歩き、ひとりで、千鳥ヶ淵の桜を見た。カップルや家族連れが多く、ひとりでのお花見というのは、少しさびしい。
 さすが千鳥が淵という感じ、桜とお濠とボートが絵になっていた。ただ、桜の方はもう葉桜になっていて、やはり花の旬の時や満開のピーク時のの華やかさは失われていた。その分、比較的楽に歩け、ピーク時のラッシュ並ということはなかった。以前あったクリスマスローズも健在であった。

 村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、巡礼の年』2013年)を、今日の自主ゼミの為,もう一度読みかえしたが、わからないことだらけで、ついWEBで、1つの解釈(、http://sonhakuhu23.hatenablog.com/)を読み、あまりに「過激な」しかし的確な解釈にびっくりし、自分の読みをうまくまとめられず、皆の感想を聞いて終わった。日本の古典の悪霊がはたらいているという感想もあり(それだけ村上春樹に古典の教養があるということ)、感心した。
(写真は、クリックすると拡大する)

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桜の木の下でのテニスをする―桜の季節5

今日(30日)は、桜の木の下で、桜の花の散る中で、テニスを楽しんだ。
テニスを仲間と一緒にやっている人が誘ってくれて、家から自転車で15分のところにある市のテニスコートで、ダブルスの試合を楽しんだ。テニスコートの脇に満開の桜の木があり、その花びらが散る中でのテニスという優雅な時間を過ごした。そのテニスコートは、かなり大きなマンション群(10階建てくらいの大きな建物もある)の一角にあり、使用料は無料とのこと。テニスの試合は久しぶり(10年ぶりくらい)で、上手な人と組んで、2勝2敗というまずまずの結果。

私はこれまでテニスは一緒にやる仲間もいなかったので、近くのスポーツクラブのテニススクールに入り、月に2回ほどテニスをやってきたが、月に2回(1回1時間半)という少ない回数と、私の歳から上達は見込めず、それにスクールで今更テニスの打ち方を直されても自分の打ち方の癖は直せず、悶々としてきた。それで今月でスポーツクラブのテニスはやめ、一緒に仲間に入れてくれるところがあれば、思っていた。
今回参加したグループが、どのような会なのか、どのような人で構成されているのかよくわからず、まだ様子見の段階であるが、今日の3人ははじめて参加の私を気持ちよく受け入れてくれ、楽しい時間を過ごすことができた。スポーツを通して初対面の人とも気楽に話せるのは、スポーツの強みである。

テニスばかりして、研究や読書をおろそかにしている大学教員なんて、これでいいのだろうかと思わないでもないが、私の歳になれば病気からの回復や健康保持やに多くの時間を使うのは必然であろうから、テニスはその為の時間と思っている。

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クリスマスローズ

春は桜の花だけでなく、いろいろな草花も開花し、春を告げている。
千鳥が淵の桜の下には、菜の花だけでなく、クリスマスローズが群生していて驚いたことがあるが、うちの庭にもいくつか咲いている。
クリスマスローズには、何か気品があり、この花をみると、怠惰に流れることなく、気を引き締めて凛として生きなければという気になる。

「クリスマスローズの花が小首を傾けるように、遠くから寄せ打つように響いてくる海鳴りの音に何かを聞こうとするように、凍り付くような冬の寒さに耐えやがて来る春を待つように、クリスマスローズの花が持っている歴史の中に秘められた何かを、そして心の奥底に秘められた苦悩を訴えるように、うつむいて花弁を密やかに開く様子」と、クリスマスローズの花の様子が描写されているが(http://www.wakaizumi-farm.com/newpage12.html)、控えめながら、寒い冬を耐えた気品が自ずと表れているのであろう。

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