8という数字

アジアなどで値段交渉の際、買い手が値切り「10万円」で買いたいと申し出ると、売り手は、いやこれは10万8千円でしか売れないと答えると、「なるほどその値段設定はこの商品は原価割れのギリギリになのだなという印象を与え、一般にはそこで手を打つことになる」(藤原新也)という。このように、「端数をつける場合、7とか9ではなくなぜか8をつける場合が多い」(同)という。なるほど、私たちは、この端数の8という数字に騙されることが多い。

安倍首相が108兆円の緊急対策費を出すということを宣言しているが、この8という数字はあたかも精密な計算をしたものという印象を受けるが、気をつけないといけない。その中身を見ると、昨年の台風の被害補償費や一人一台端末の前倒し整備も入っているという。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200411-00216677-hbolz-soci&p=4(佐藤治彦)

『教育調査の基礎』(放送大学教材)を読む。

放送大学教材の『教育調査の基礎』(藤田武志・西島央、2020年3月)を編著者の西島央氏(青山学院大学教授)から寄贈いただいた。内容は、量的な調査と質的な調査の両方に関して、基礎的なことから専門的なことまで、また理論的なことから具体的な手順までわかりやすく、また興味をもって読める内容が書かれている。

昔,福武直『社会調査法』(有斐閣)や松原治郎『教育調査法』(有斐閣)という本がよく教育調査の授業のテキストで使われていたが、理論的過ぎたり抽象的で、使い勝手があまりよくなかった。西島氏らのこの本は、社会調査や教育調査の具体的手法もわかり、大学の授業のいいテキストになると思った。実証的なデータを扱う卒論や修論の執筆にも役立つと感じた。学問やそのテキストは確実に進歩している。

編著者による内容の説明が、下記で見られる。https://www.youtube.com/watch?v=uTMZqUsOCFk

もうすぐバラの季節

地球温暖化で(?)、今年は花の咲く時期が早まっているように思う。うちの向かいの家の垣根のモッコウバラ(黄色)は、もう満開。

検見川浜に行く

非常事態宣言の出た千葉(県)でも、いろいろなところが閉鎖になり、出かけるところがなくなっている。家でゲームやYou Tubeやテレビを観て過ごす人が多いことであろう。

犬の散歩に検見川浜に行ったら、駐車場も閉鎖になっていたが、海岸から少し離れた無料の駐車場は開いていて、そこに車を置いて、海岸を散歩する人が多かった。ウインドサーフイン、釣り、貝取り、磯遊び(カニ取り)、ピクニック(ランチ)、犬の散歩など、人との距離を取りのんびり過ごす人が多く、ひと昔前の海岸風景のようであった。うちの老犬もその空気を感じ取ったのか、ゆったりした表情を見せた。

新東京漂流

藤原新也の「新東京漂流」が、ラジオ番組で始まったようである。

https://spinear.com/shows/shin-tokyo-hyoryu/