韓国ドラマ「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」(2018)を観る

今ネットフリクスで1番人気の韓国ドラマ「愛の不時着」(2019-20)のヒロインを演じているソン・イェジンが、その前に主演しているドラマ「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」(2018)を、ネットフリクスでみた。これをみたのは、ソン・イェジンが主演しているという理由と、先にみた「ある春の夜に」(2019)と同じ演出家のアン・パクソンの作品ということによる。

主演のソン・イェジンは、「愛の不時着」のヒットで、今世界で一番輝いている女優かもしれない。1882年生まれで30代半ばである。このドラマは、年下の恋人(「ある春の夜に」のチョン・へインが演じている、1988年生まれ、31歳)との恋愛が主要はテーマである。ここでの二人の恋愛を阻むものは、周囲の家族で、とりわけヒロインの母親の家柄や学歴や職業へのこだわりは強烈で、見ている方は癖癖する。このドラマは、恋愛への純粋な思い(「その人と少しでもいっしょにいたい」や「その人に為なら何でもする」)を、思い出させるものであり、韓流ドラマの主流を行くもの1つなのであろう。ネットから、感想をピックアップしておく。

「たまたま観始めたら愛の不時着のヒロイン役したソン・イェジンさんが出てました」「ソン・イェジンの演技力の高さは、いかなる立場の女性をもリアルに表現していて韓国は制作も巧みな上に良い俳優がいて、基盤の強さを確信した作品」「前半幸せすぎて、色んな韓ドラ見てきた中でも一番幸せになった。ソン・イェジンの演技が上手すぎて、感情移入してしまった」「ジュニみたいな彼氏最高だ。こんなに愛されるジナが羨ましいって感情移入できるのも、ソン・イェジンの演技が素晴らしいってことかも知れない」「私はこのドラマ大好きです。ジナがお母さんに殴られてる時にジュニが庇うようにハグして心配していたシーンが忘れられません。素敵な愛だなって素直に思いました。2人の本当の愛を見ててドキドキしたし、あぁこんな風に愛されたり、愛してみたいなって思うドラマでした。2人のイチャつくシーンが最高すぎて永遠に見れます!!」「年下のジュニがほんと、ジナだけを愛していて、ここでもあんなに愛され愛する人のいるのって、超羨ましい!!って思いましたよ」「今まで見てきた韓ドラは恋愛物やけどサスペンス要素とかファンタジー要素があるものばっかりだったので、恋愛だけのドラマは初めてで新鮮でした。個人的にすっごいハマって見出したら止まらないと言うよりかは、少しずつゆっくり見れたドラマです。終始ジナのお母さんに腹立ちすぎてイライラしましたが、それぐらい出演者の方たちの演技が上手くて自然で面白かったです」「この作品は親子の愛情や、同期愛、親友との愛情など様々な愛が描かれていて、主人公に自分を投影してプリンセス気分を味わうような心地よいだけの作品ではない。傘の色で、お互いを激しく思い合う恋情を表す赤、落ち着いて愛情を育む緑、君に決めた!の黄色だったり、小物や着ている服の色で移りゆく感情を見せているような、映像の色味も美しかった。全体的にじんわり愛情を感じられるドラマだった」「私も40歳になってもこんな綺麗なお姉さんでいたいって思えるドラマでした!」「セクハラの話だって、女性なら働いてる大半の人が共感できすぎて怖いくらい。親も(この話では特に母がひたすら気分が悪くなるほどに)うるさい。ひたすらに体裁を気にして、面子を気にして、でもそれって自分のためだからね。はー、嫌な人間すぎる」「前半に沢山楽しい部分あったのに、後半のインパクトが強すぎ。お母さん怖すぎ。恐怖って感じ」「後半から大号泣。ジナには、ジュニが必要でジュニには、ジナが必要。沢山キュンキュンした。めちゃおススメ。早く2人とも結婚して!!!」「 ostも古風?な感じで珍しい」 https://filmarks.com/dramas/1374/2796

教育原論 第14回 教育と差別

敬愛大学「教育原論」の第14回は、「教育と差別」というテーマ。教師は、誰に対しても公平、平等で、偏見を持たずに接する必要で、児童・生徒を差別してはならない。それは意識していない部分まで及ぶ必要がある。次のような講義ノート(添付参照)を配信し、アメリカの昔の授業だが「青い目、茶色い目」をyou tubeで、見てもらい、学生に感想を求めた。学生たちは興味をもって見てくれたようで、いい感想が寄せられている(添付参照,71名中19名の掲載)。今の学生は文章が書けないという嘆きを大学教師から聞くことが多いが、興味も持ったことに対しては、「饒舌に」語る(書く)力のあることがわかる。

海を見に行く

幼い頃(1歳―6歳)と結婚当初(10年間)に、海(稲毛の浜)の近くに住んでいたせいか、時々海を見たくなる。海の近くの空気の塩分の度合いが私に兆度いいのかもしれない。私が理系の研究者だったら、「幼い頃に馴染んだ空気中の塩分濃度の好みは一生続く」という仮説を検証してみたい(もちろん半分以上冗談)。

稲毛海浜公園、検見川浜、幕張海浜公園は、遠浅の海の埋め立てでできた人工海浜で、遊歩道でつながっており、歩けば1時間近くかかる。昼間は海を見ながら散歩する人、ジョギンクする人、自転車を走らせる人などがかなりいる。そこには広い芝生の公園、テニスコート、野球場、プール(夏)、花の美術館、日本庭園、結婚式場、温泉、バーべキュー場など、いくつかの施設はあるが、まだそれらはまばらで、湘南のような華やかさと活気はない。

今日(26日)は久しぶりに日の入り(夕焼け)を見たいと、夕方6時前に検見川浜に車で出かけた(家から車で12~13分)。今は午後6時でもまだ明るいが、サーフィンやウインドサーフィンをやっていた人はもう帰り支度で、海辺にも人は少なかった。10分ほど海浜を散歩していたら、さっきまで晴れていた空に黒い雲が覆いはじめ、今にも雨が降りだしそうになって来た(下記IMB3135参照)。夕日・夕焼けどころではなく、早々に引き上げた。まだ梅雨はあけていないのであろう。夕日は見ることはできなかったが、 久しぶりに塩分を含んだ空気をいっぱい吸って、心が落ち着いた。

「梨泰院クラス」のOST

韓国ドラマ「梨泰院クラス」をまだ、時々見ることがある。主役のセロイはなぜ初恋で10年も思い続けてきた心優しいスマを振って、事業(復讐)パートナーのイソの方を選んだのか。控え目の女性(スマ)より、自分の人生を自分の力で切り開き好きな男を守る積極的な女性(イソ)の方を選択したのは、それが自分の生き方に合っているからであろうか。しかし、まだ釈然としない部分も残る。

それは、初恋同士の二人の心情の中にもあり、二人とも前に向かって進む以上は、別れは仕方がないと思いながら、そのような選択しかできない生きることの哀しみを感じているのではないか。その哀しみがバックの音楽(OST)があらわしているように思う。

(これは私の勝手な解釈で、本当は人生は苦難の連続だ、というドラマの前半の哀しみを表す歌なんだと思うが、二人の気持ちからいうと、このようにも取れるのではないか。目を伏せて歌う歌手の沈んだトーンがこの感情をよくあらわしているように思う)