お雛さま

娘たちが大きくなっても、お雛様は年に、一度くらい出してあげないと可愛そう。
30年近く、変わらない表情で、周囲を明るくしてくれる。
写真の上段は、うちのお雛様。下段は、実家のお雛さま。

デジタル教科書はタブレット?

紙の教科書をなくして、教科書をデジタル化するという構想がある。それは政府の方からも、民間からも。
そのうち、教師用の教科書を電子化し、電子(デジタル)黒板として配置することは、実際にかなり進んでいて、小中[そして多分高校でも]には1台は必ずあるようになっている。そのソフトも、各学年、各教科のものがかなり出回っている(1教科・1学年の値段は数万円程度)。
さらに、児童・生徒用の教科書も、電子化し、タブレットにすべて入れてしまうという構想がある。韓国やフイリッピンではそれもかなり進んでいるようだし、日本、でもその実験校はいくつかある。

そのようなデジタル教科書について、仲間で議論したり調査したりしているが、実際、子どもたちが持つタブレットはどのようなものなのか、自分でも持ってみたくなった。
 それで、ソニーのタブレット(XPERIA)を購入し、時々、使ってみている。これは、PCやスマホと同じで、持っていても、使い方が分からないとほとんど価値がなく、私の場合、あまり使い方がわからないまま、宝の持ち腐れのような状態が続いている。
そのタブレットを、インターネットに繋げる機器(SoftBank,ULTRA WiFi4G)(PCなどに10台まで繋げられる)の使用料が1か月2500円(2年間の期間限定)というので、それほど高くなく、どこでもインターネットに接続できるようになった。
ただ、実際使ってみると、タブレットより、ノート型パソコンの方が、画面も大きく、文字も打ちやすく便利で、つい、ノート型に接続して、そちらを使ってしまう。
したがって、自分の経験で言うと、今後タブレット型が普及するのか、少し疑問に感じた。子ども用は、ノート型パソコンになるのではないのか。
ただ、若い人が、今あまりPCを使わず、スマホで何でも済ませているのを見ると、将来、教科書もスマホ使用になってしまうかもしれないととも思う。

高齢者向け都バス・都営地下鉄パス(シルバーバスパス)

東京都には高齢者(70歳以上)向けの都バス・都営地下鉄パスがあるという。そのパスの値段は、収入のある人は1年間2万円だが、収入のない人は1000円だという。そのパスがあると、都バス・都営地下鉄が乗り放題だという。
http://www.tokyobus.or.jp/silver/index.html
確か、私の住んでいる千葉県には、そんな便利なパスはない。確かに同様のバスパスはあるが、値段は高いし、県の地下鉄がない(あまり意味のない赤字続きのモノレールは千葉市にあるが)
こんな話を聞くと、年取ったら、千葉を離れ東京に住み、いろいろなところに、無料のバスと地下鉄に乗って行きたくなる。東京にはいろいろな名所旧跡はあるし、老後は楽しいはず。
(千葉県もいろいろきちんとした施策をしないと、人がどんどん出て行ってしまう。高校や大学も同じことだと思うが、)

学年末の忙しさ

大学教員にとって、2月、3月という学年末は、忙しい面と、気楽でのんびりする面と、がある。
大体1月でその年度の授業が終わり、2月、3月は授業がないというのは、精神的にかなりほっとする。それだけ、普段大学の授業というのはエネルギーを必要とし、負担になっているのであろう(そうでない大学教員をあまり知らない)。1年の中で、この2,3月は、夏休みと並んでのんびりする時期である。
その代わり、2月、3月は、学年末試験の採点があったり、入試があったり、卒論や修士論文の審査があったりして、それに謀殺される。
私の場合、今は入試や論文審査の仕事がなく楽だが、今年は、敬愛大学、非常勤先の授業の採点や、放送大学番組の試験の採点、放送大学の修士論文の審査があり、それに調査報告書の締め切りが2つ(「デジタル教科書調査」「敬愛大学学生調査」)あり、とても忙しかった。それに、週末は母親の介護が加わる。
それらも一昨日一段落して、昨日は、母親の介護に実家来て、夕食後4時間ほど、続けてテレビを見た。久しぶりにみるテレビドラマや映画は新鮮で、引き込まれる。
「火曜サスペンスドラマ・臨床心理士④、坂口良子、丘みつ子ほか」(BS日テレ)、
映画「フラガール」(松雪泰子、蒼井優)ほか)(NHKプレニアム)
どちらも女優達に存在感があり、男たちの影が薄い。これらのドラマや映画は、大分昔のものだが、今はそれ以上、男より女性の存在感が強い時代のような気がする。(政治の世界は、相変わらず男の世界のようであるが)

ほっとする間まなく、2週間後に原稿の締め切りのあることを思い出した。

オープンスクールを見学

加藤幸次先生(上智大学名誉教授)が、台湾の学校の先生を、海浜幕張のオープンスクールを案内するというので、同行させてもらった(1月31日)。
海浜幕張のベイタウンにはオープンの小学校が3校あり、そのうちで一番新しい学校(美浜打瀬小学校)とのこと。建築がとてもユニークで、日本の学校と思えない。そこで、子どもたちは、生き生きと学んでいる。
オープン形式の授業は、とりわけ低学年の子ども達に有効だと感じた。それから、教師の力量にかなり左右される方式だと思った。
幕張のベイタウンはおしゃれなヨーロッパ風のマンションが建ち並ぶ地区であり、そこの家庭は階層的にも裕福な層が住んでいる。それにマッチした建築の学校、そして独特な教育がなされている点に特質がある、と感じた。
校長先生は、オープン教育のベテランであり、加藤先生らのグループの指導が入っていることを感じた。ただ、その学校の先生たちは特別の人たちではなく、オープン教育の特別な研修もなされていないという点が気になった。
台湾の学校の先生たちは、何を会得し、何を感じて帰られたのであろうか。40人近くの先生方はとても熱心に見学し、オープンの指導法や評価の仕方に関しても質問していた。
見学に来られたのは台湾でも先進的な私学の先生方なので、この見学が、台湾の教育を変え、それが中国本土に影響することも考えられる、大きな見学だったと思う。