千葉の桜2

今日(9日)は、千葉でも桜が満開。でも生憎の雨模様。お花見のできる天気ではない。
お昼前、敬愛大学に行き、4月から使える部屋(共同客員教授室)を少し片付け、静かな部屋で本を読む。日曜日の大学はほとんど人がいなくて静かで、読書に集中できる。4月からこの部屋(研究室)を使わせていただけるのは本当にありがたい。授業も1コマ担当する。敬愛大学に深く感謝。
夕方、雨も上がったので、お花見がてら、家まで徒歩で帰ろうと思い立つ(通常はバスで帰る)。敬愛大学→穴川中央公園→園生→あやめ台→宮野木と、徒歩で約50分の行程。公園の桜も見事だったが、途中の用水路の脇の桜並木もきれいで、なかなか千葉(稲毛)も捨てたものではないと思った。

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藤原新也著『アメリカ』情報センター出版局、1990を読む

敬愛大学の『君にすすめる一冊の本』に、下記の原稿を書き、最近発刊された(内容は、以前のブログに書いたこと)。

実際に自分で海外に出かける前に、先人の海外旅行記を読むのは役立つことが多い。外国旅行記は、短期の印象的なものから、長年外国に住んでのそこの生活や文化の紹介まで、いろいろなものがある。
その中で、写真家藤原新也の『アメリカ』(1990年)は一風変わったもので、衝撃を受ける。その特徴は、①写真家藤原新也のその本質を瞬時に見抜く感性による記述 ②7ヵ月という中間的な長さで見えるアメリカの特質 ③長くアジアを旅行してきた視点から見るアメリカである。藤原新也は、後日アメリカ旅行に関して、次のように説明している(2016年8月7日、朝日新聞)
「アジアからアメリカに向かったのは世界の構造を知るうえにおいて必然的な旅だった。寝泊まり出来るモーターホームで7カ月間をかけ全米を一周した」「アメリカではきのうのことさえいつの間にか忘れていて、初めて旅でメモを取った。存在感の希薄な文化だということ」「世界の快楽原則はここからやってきているということ。たとえばネズミは、かつてペストが猛威をふるった西欧でもっとも忌むべき動物です。そのネズミさえミッキーというクリーンで親しみやすいキャラに変換していく」「歴史が浅いから掘り起こすとすぐに根っこが現れてくる。紀元前からの歴史があるアジアの濃い世界と違い、映画のセットみたいに背景もルーツもない。逆にそこが非常に面白かった。」「市井の一人ひとりは日本人より他者に対する思いやりがある面もある。けれども、国家になると二重人格者のように性格が一変する不思議な国」

日本人にとってアメリカは特別な国である。原爆を落とされ戦争に負けたにも関わらず、戦後の復興を手助けされ、その物質的な豊富さには憧れをいだき、さまざまな分野でモデルにしてきた。その実際のアメリカを、藤原は7カ月に渡りモーターホームで全米を移動し暮らし、鋭く豊かな感性で人々の様子や文化を観察している。その文章は、写真家のものごとの本質を一瞬にして切り取る感性と、長くアジアを旅行してきた比較の視点と、藤原の独特の柔軟な人間性に裏打ちされ、読んだものに感銘と衝撃とを与えるものになっている。(武内清 こども学科)

近所(千葉)の桜

近所(千葉)でも、桜が咲き始めた。 日本人にとって、桜の季節は、新しいことの始まりで、何となくウキウキする。 (新しい出会いがあるせいであろうか)

私自身は、この4月からかなり暇になり、今日(5日)も何の予定もなく、郵便局→公園→そして敬愛大学に行き(共同の研究室を使わせていただけることになった)、いただいた本を1冊読み、メールを5通出した。これから少し原稿の校正をする予定。

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東京の桜

1年に1回だから満開の東京の桜を見ておかなくてはと、四谷と千鳥ヶ淵に行く。

同行は4歳の子(孫)。 四谷の土手の桜もきれい。ついでに、上智大学に寄り、食堂で昼食。教育学科はオリキャンの最中とのことで先生方に会うことはなかったが、昔の教え子(今は職員)や顔見知りの事務の人に会い、昔を懐かしんだ。 千鳥が淵は、相変わらず大変な人出。子どもがボートに乗りたがって困った。

自宅からからバスと電車を乗り継ぎ片道1時間半、人とビルの多い東京に出て来て、いささか疲れた。4歳の子は、東京の桜のきれいさに見とれ、東京の人の多さに少し驚いたようだがすぐ慣れて、かなりの距離の歩き(半蔵門から九段下まで歩いた)にも疲れを見せない。やはり若さ(歳)が違う。

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成田の桜

東京の桜はもう満開というニュースを昨日やっていたが、千葉の桜はこれからのようだ
昨年4月6日に行った「成田さくら山公園(https://www.nrtk.jp/news/sakuranoyama/)に、家族で行ってみた。
千葉北の入り口から高速に乗ると家から30分で着き、成田空港に発着する飛行機が見えて,桜もきれいで人気のスポットだが、今日は桜は1分咲きくらいで、人も少なく、のんびりとした桜の蕾(つぼみ)みとなった。

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