NHKの「朝ドラ」

NHKの朝ドラが好きで、いつも見ている。今回も堀北真希 というきれいな女優さんが主役で、毎日さわやかな気分で一日がはじまる。ただ、今回はまだ始まったばかりなのか、前回の「カーネーション」のような躍動感が感じられないのが少し残念。

というよりは、前回の「カーネーション」が特別だったのかもしれない。
配役や監督もよかったのであろうが、「渡辺あや」という脚本家が素晴らしかったのであろう。 4月4日の朝日新聞で紹介された氏の言葉が印象に残った。

< やろうとしたことは、溶かす、ということです><大人になるにつれ、心の中に何重にも薄い殻が重なって、本当の自分の心が分からなくなる。物語ならが、普段だったら手が届かない殻の奥にある、柔らかいところを温めて溶かしてあげられる>
<自分と登場人物に間で起きた純度の高い振動が、役者の肉体を通じて他の人々にも広がっていく。私自身、それですごく解放されるし、見る人も自意識に閉じ込められていた感情を一緒に解放できればいい、そう願っています>