ツキ(付き)がない

このところ私の周囲で、あまりいいことが起きていない。(今日も目の前で、バスと電車が行ってしまい、予定変更を余儀なくされた)
言ってみれば、「ツキがなくなっている」あるいは、「運に見放されている」。
このような時は、つい落ち込んで、いろいろなことを悪い方に考え、閉じこもりがちである。
でも、このような時こそ、発想の転換が必要なのかもしれない。

Mさんからは、次のようなメールをいただいている。
<ツキは漢字で「付き(附き)」と表記し、意味として広辞苑では「よい巡り合わせ・幸運」、ウィキペディアでは「人間の力ではどうしようもない幸・不幸を支配する要素」とあります。その多くは儒教とか仏教を背景にしています。
ツキに関して取り上げたい諺は「運不運は紙一重 諦めは心の養生 犬も歩けば棒に当たる 果報は寝て待て」などです。「なるようにしかならないのが人生」です。
気持が落ち込んだ時、行為としては「人事を尽くして天命を待つ」、期待感としては「天網恢恢疎にして漏らさず」「地獄で仏」などの諺を思い浮かべ、浮上するのを待つしかないと思います。>

藤原新也は、次のように書いている。
<逆転の発想というものは私の旅の中で身についた癖のようなものであり(いやそうでないと旅は続かないということもある)、今でもなにか身の回りに障害やマイナスなことが起きると、妙にわくわくしたりする。
物事は変化、変転する。
かりに福というものが変転すると不幸に変転するしかなく、不幸というものは福に変転する”可能性”があるということだ。>

「人事を尽くして天命を待つ」や「逆転の発想」で、この「難局」を乗り切りたい。