昨日(10月6日)は、放送大学東京文京学習センターの入学式と学位授与式とお祝いの会があり、客員として参加してきた。
文京学習センターの2学期の入学者は1000人ほどあり、その内200人弱が参加の入学式であった。岡野センター長や客員の教授から形式ばらない含蓄のある祝辞が続き、皆熱心に聞き入っていた。いくつか印象に残った言葉を書きとめておきたい。
・放送大学でもソーシャルネットワークを使い、一般の大学と同じような学生同士、教師と学生とのコミュニティ―を作り、豊富なコミュニケーションを図ることができる。
・放送大学の面接授業を知り合いの大学教師にお願いすると、感謝される。それは、放送大学の学生が勉学に熱心で質問や議論も多く、教師冥利に尽きるからである。一般の大学では、私語や内職(携帯等)が多くこのようではない。
・「人は死ぬまで生きていかなければならない」。だから、放送大学で学び続ける。
・モノ(酒、たばこ、麻薬、ヒト)に依存する依存症(共依存)がある。これへの対処は、「引き受けないことを引き受ける」という態度である。
・大学では大学教師の言うことを信用してはいけない。これを言っているのも大学教師だということを含めて。
午後の学位授与式には、何年もかけてやっと卒業にこぎつけましたという人と、専攻を次々変えて今度何度目かの卒業ですという人もたくさんいた。
今、東京文京大学文京学習センターは、トップに立つセンター長と事務長のあたたかい人柄からか、客員教授も事務の職員も、全体に和気あいあいとして、とてもいい雰囲気で、センター運営がなされている。