風の便り77号

毎月1日に送って下さる辻秀幸氏の「風の便り」は、いつも色彩豊かな写真で彩られている。紙面の構成も工夫されていて感心する。辻氏は若い頃,市川市やその近隣の高校の図書館に勤め、その時広報誌を作成していた経験もここに生かされているのであろう。(以前にも書いたが)、辻氏には市川市の図書館で開催されていた「鑿壁読書会」に、私が大学生の頃参加させていただき、大変お世話になり、私の読書の幅が拡大した(そこで大江健三郎、阿部公房、倉橋由美子など小説をはじめて読んだ)。読書会の仲間といろいろな小説を共に読み、語り合った若い頃の思い出は、今でも鮮明の覚えている。それから半世紀以上の月日が経過しているのに、交流が続いているのがうれしい。その時のメンバーと私が現在も連絡を取れているのは、辻氏を除くと年賀状のやり取りがあるK氏のみである(辻氏とは。数年前に船橋で1度お会いした)。この「風の便りは」その時の数名にのみ送られているようだが、当時の他のメンバーが、このブログで見て、連絡をくれると嬉しい。私の一生の友と思ったTo氏とも20年近く前一度会ったきり連絡が途絶えている。彼が生きているかどうかもわからない。そのように年月は過ぎていく。