私は歌でも歌詞はあまり聞いていないように思う。家族が「今の歌の歌詞はなかなかいいよね」という話をしているのを横で聞き流している。同世代の友人がとても励まされる歌だとしての「歌詞」を送ってくれた(80年代の曲)。確かにその歌詞を読んでみると励まされるいい歌詞のように思うが、詩や和歌の素養がない私には、真にそのよさはわかっていないと思う。
私の場合、その歌の歌詞や意味が分からなくても、曲がよければそれでいい。それから歌詞の方に少し関心を向ける場合もある。でも歌詞まで関心が行くのは稀のような気がする。歌詞までいいなと思ったのは、吉田拓郎の「ファイト」(作詞は中島みゆき)「外は白い雪の夜」、さだまさし「いのちの理由」くらいかもしれない。
友人のいいという歌を、YOU TUBEで見てみたら、1984年の映像で、バブルの頃の歌。同じような感じの歌を昔よく聴いたように思う。思い出したら、映画「ストーリート ファイヤー」の中でヒロインが歌う歌で、それを久しぶりに聴いてみた。歌詞は英語なのでよくわからないが、自分は歌を選び好きな人とは別れる、という女性の哀愁と自立を歌っているように思う。吉田拓郎の「外は白い雪の夜」も、女性に去られた男の話で、皆村上春樹の「女のいない男たち」の小説のような内容ばかりで、私の好みにかなり偏りがあることがわかる。友人には呆れられていると思う。
吉田拓郎メドレー(外は白い雪の夜」が入っている)と、「ストーリート ファイヤー」のYOU TUBEを、下記に転載しておく。
追記-今歌詞が若者に1番受けているグループにback numberあるという。連続テレビ小説”舞いあがれ!”の主題歌も歌っている。1月19日の”NHK MUSIC SPECIAL back number”を観た。確かに歌詞が若者の気持ちを歌っているようで、それに涙する多くの若い女性も映っていた。ミスチルの現代版なのかなとも思った。歌詞の内容は年配者には共感は無理で、チャンネルを直ぐ切り替えてしまった。