教育が困難

教育が困難な学校で、先生たちは、日夜苦労している。その実態を知ると、これは、何とかできないのかと思う。
教師になり手がなくなってしまう。
教員免許を大学院レベルにしたり、学校カウンセラーを配置することで、解決できる問題ではないように思う。
 次の文章は、都立の進路多様校(高校)に勤める新任(2年目)の教師の報告である。

<1年の1学期で進級の見込みが立たない生徒がおおよそ320人中50名ほど出てしまいました。喫煙や万引きなども4月の段階で出ておりこれからどうなってしまうのか心配です。授業を聞けない、じっとしていられない、ノートを取れない、の3拍子そろった子(がいます)
生徒の進路は、3割が大学、3割が専門、2~3割が就職、残りは進路未定という感じです。ですが大学はほとんどが指定校推薦やAOのため、半分近くは卒業できないらしく学習意欲や進路の希望などを高校生活でいかに引き出すかが課題ではないかと感じています。
勉強を苦手とする子がほとんどなので、むやみに授業のレベルを上げるわけにもいかず、なにか方法はないか悩んだりもしています。
生徒が興味を持ってもらえるよういろいろと試行錯誤しながらの毎日です。授業にアニメをとりいれてみたり、マンガを使用したり、発問を多くして生徒を授業に引き込めるようにしたり、授業を楽しいと感じてくれなければすぐ聞いてくれなくなるので、日々苦闘しています。ちなみに授業中の生徒の様子ですが、おしゃべり、ケータイ、立ち歩き、化粧、寝るなど結構ひどいです。>