違和感をいだくこと

日々生活している中で、「何か違うな」という違和感をいだくことがある。でもその原因はよくわからない。法律的にも道徳的にも違反しているわけではないし、慣習的に行われていることではあるので、文句のつけることもできない。居心地の悪さを感じるだけである。

一昨日(18日)、東大の検見川グランドで大賀ハスが見られるということをポスターで見たので、出かけた(車で10分)。ところが見学の人を全く見かけず、その日程を私が間違えたことを現地で気が付いた(1か月早かった。歳を取るとこのような間違いはよく起こす)。東大グランドの駐車場や大賀ハスを栽培している研究所の駐車場に車を停め、場所を探すことをしたわけだが、日程違い以外にも、何か居心地の悪さを感じた。

東大の検見川グランドは天然芝の広いグランドがいくつもあり、自然には快適なところであるのだが、(昔、大学院の研究合宿で泊り、グランドでソフトボールをしたことがある。訪れたのは40年ぶり)、地域の人、外部の人間に冷たい場所と感じた。その日は、ホッケーの試合があるのか、いろいろな大学の学生が集まっていたが、土曜日というのに、使っているグランドはほんの一角だけであった。グランド脇の宿舎に泊れるのは東大の学生か教職員に限られると利用案内にあった。

このような広大なグランド、土地を保有し、しかも大学のある本郷や駒場から遠く離れた地で(1時間半から2時間はかかる)、東大の学生や教職員の為だけに、保持する必要があるのかと思った。学生も使っていないし、あまり地域の人や外部の人に開放しているとも思えない。国立大学は、税金で賄われているのだから、もっと外に開かれてもいいのではないか。アメリカの州立大学は、もっと外に開かれていると思う。昔1年滞在したUWの経験から、そのように感じた。