大学院生の時、研究テーマが決まっても、それを調べるのにどのようなデータを集めるのかとか、何を調査対象にするのかを決定するのがなかなか難しい。大佛次郎論壇賞を受賞した鈴木彩香氏の研究対象が、ジンダーを研究するのに、ジンダー運動に反対する「保守運動に参加する女性」というのが興味深い。自分の意見や見解とは真逆の違う集団に入り込み、その運動の論理を解明するというのは、危険を伴いことかもしれないが、論点を鮮明にできていい研究になったのであろう。同じようなことは他の分野でもできればいいと思う。
大学院生の時、研究テーマが決まっても、それを調べるのにどのようなデータを集めるのかとか、何を調査対象にするのかを決定するのがなかなか難しい。大佛次郎論壇賞を受賞した鈴木彩香氏の研究対象が、ジンダーを研究するのに、ジンダー運動に反対する「保守運動に参加する女性」というのが興味深い。自分の意見や見解とは真逆の違う集団に入り込み、その運動の論理を解明するというのは、危険を伴いことかもしれないが、論点を鮮明にできていい研究になったのであろう。同じようなことは他の分野でもできればいいと思う。