学生時代に参加していた「鑿壁読書会」(市川市立図書館の読書会の1つ)では,月2回の定例の読書会の他に、「鑿壁」(さくへき)という冊子を年に何回かガリ版刷りで出していて、そこにはいい小説や随筆も載っていた。その時小説を書いていたのかどうか今は思い出せないが、Tさんという温厚な年上の人がいて、大変お世話になった。年賀状のやり取りが何十年も続き、2年ほど前半世紀ぶりくらいにお会いしたが、昔とあまり変わっていなくてびっくりした。時々「風の便り」という手作りの便りを送ってくださる(この便り受け取っている人は5人くらいと少数ではないかと思う)。そこにはガラケーで撮ったという素敵な写真が掲載され、編集もしっかりして、昔の「鑿壁」の編集もTさんがやっていたのではないかと推察される。転載させていただく。このように、コツコツと自分の楽しみで,職人のようないい「作品」を作り、楽しんでいる人は、かなりいるのかもしれない。