彼岸花に思う

彼岸花に関してこのブログでもしばしば書いている(2012.10.3, 2013.9.25, 2014.9.11, 2016.921).それだけ私とって懐かしさを感じる花なのであろう。彼岸花には、その名称からして、亡くなられた人の思いが宿っているような気がする。彼岸花の傍を通る時は、身近で亡くなった人のことを思い、(手を合わせないにしても)祈るような気持ちになる。

私の齢になると親しかった人や昔お世話になった人がまだ生存しているのかわからない場合がある。相手もきっとそうであろう。若い時一番の親友と思っていたT君の消息も今はわからない。最後に会ったのは15年くらい前で、退職を前にして疲れている風に見えたが、その後その会社の役職名簿からも消え、今生きているかどうかも全くわからない。また最近不覚にも、昔大変お世話になった方が2年前に亡くなられているということ知り、愕然とした。多くの思い出があり。深い悲しみを感じる。穏やかな老後を過ごされたと知り、(ご無沙汰をお詫びしながら)少しほっとする。彼岸花に手を合わせ、ご冥福をお祈りする。