昔の大学はのんびりしていて、新年に小中高の学校が始まっても一向に授業の始まる様子はなく、ようやく15日の成人式が終わった頃に授業があったように思う。
最近の大学は、新年に小中高校より早く始まる。敬愛大学でも、1月5日には全教職員が集まる「新年の集い」があり、この日から集中講義が始まっている。植草学園大学でも5日から授業があった。神田外語大学でも6日から授業があった。
学生にお正月の過ごし方を聞くと、「元旦からアルバイトでした」「年賀状は出しません」と、いう回答が返ってきた。
店も元旦から開いているところが多い(うちの近くでは、イオンが元旦から開き、福福も販売していた)。昔は、お正月は店がみんな閉まってしまい、独身者は寂しくひもじい思いをして、「早く結婚しなければ」と思ったが、今は元旦から店が開き、お正月が婚姻率を上げる役割を果たさなくなったという説もある。
お正月の意味が、昔から変わってきているように感じた。