生成AIについて

現在、生成AIの使い方がマスコミでも解説や議論されることが多いが、その際生成AI一般に関して論じられていることが多いように思う。生成AIに関してはいろいろな種類があり、またそのデータの元が違い、得意不得意の分野もあるのではないか。一度使ってみたら見当はずれな答えで、生成AIに不信感を持ち、もう使わないという人の話も聞く。いろいろ試してみる必要があると思う。

私の場合は、ChatGPT とBing chat を時々使うくらいだが、同じことを聞いても返ってくる回答は違っている。ChatGPTは対話に優れ、人の名前やデータに関しては不得意のように思う。Bing chatの回答はそっけなく、ウキペディアのように客観的な情報に関しては得意なようで、注付きで回答してくる。そこで「Bing chat  とChatGPTの違いは何ですか?」と、生成AIに質問してみた(ChatGPTの回答を転載する。かなり納得できる内容)

ChatGPTの回答―Bing ChatとChatGPTの主な違いは、それぞれが異なる技術と目的に基づいて設計されていることです。技術とアーキテクチャ:Bing Chat: Bing Chatは、Microsoftが提供する自然言語処理のプラットフォームであり、検索エンジンBingの背後にある技術を利用しています。Bing Chatは、一般的なクエリや情報の検索に特化しており、一般的な知識や情報を提供することに焦点を当てています。ChatGPT: ChatGPTは、OpenAIが開発した人工知能の一種であり、大規模な自然言語処理モデルであるGPT(Generative Pre-trained Transformer)を基盤としています。ChatGPTは、より複雑な対話や文脈を理解し、より柔軟な対話を可能にすることに焦点を当てています。目的と応用範囲:Bing Chat: Bing Chatは、主に一般的な情報の検索や質問に対する回答を提供することに特化しています。ユーザーが特定の情報を探している場合や、簡単な質問に答える場合に適しています。ChatGPT: ChatGPTは、対話的なコミュニケーションを行うことを目的としており、一般的な知識だけでなく、より複雑な文脈や個別のユーザーの要求に対応する能力があります。ChatGPTは、チャットボット、仮想アシスタント、カスタマーサポート、教育、創作など、さまざまな応用分野で使用されています。したがって、Bing Chatは一般的な情報検索に特化し、Bingの検索エンジンと統合されていますが、ChatGPTは対話的なコミュニケーションに焦点を当て、より柔軟で多様な対話を提供します。

さらに、「日本で使える生成AIにはどのようなものがありますか。その特徴やそれぞれの得意不得意の分野を教えて下さい」と聞いてみた。(以下ChatGPTの回答の転載)

日本にはさまざまな種類の生成AIがあります。これらの生成AIは、それぞれ異なる特徴や得意分野を持っています。以下にいくつかの主な種類とその特徴を挙げてみます。①GPTシリーズ(例:GPT-3)―特徴:オープンAIによって開発されたGPT(Generative Pre-trained Transformer)シリーズは、自然言語処理における生成AIの先駆的なモデルの一つです。大規模なトレーニングデータに基づいて文章を生成・理解します。得意分野:様々な自然言語処理タスクに広く適用されます。文章の生成、翻訳、要約、質問応答などの分野で活躍します。/②VAE(Variational Autoencoder)―特徴:VAEは生成モデルの一つであり、潜在空間からのサンプリングと生成を行います。学習時にはデータを潜在空間にマッピングし、その後サンプリングして新しいデータを生成します。得意分野:画像生成や異常検知などの領域で利用されます。潜在空間の特徴表現を介してデータの変動を理解するため、異常検知やデータの生成に役立ちます。/③GAN(Generative Adversarial Network)―特徴:GANは生成モデルの一種であり、生成器と識別器の二つのネットワークが互いに競合しながら学習します。生成器はデータを生成し、識別器は本物のデータと生成されたデータを区別します。得意分野:画像生成やデータ拡張、画像のスタイル変換などに広く利用されます。特にリアルな画像の生成に優れています。/④Transformerベースのモデル(例:BERT、GPTシリーズ)特徴:Transformerアーキテクチャは、自然言語処理の多くのタスクで成功を収めています。BERTやGPTなどのモデルは、このアーキテクチャを採用しています。得意分野:自然言語処理全般にわたり、テキストの生成、理解、翻訳などに優れています。  これらは一部の例であり、日本にはさらに多くの生成AIが存在します。それぞれのモデルは、そのアーキテクチャや学習手法によって異なる特性や得意分野を持ち、様々な応用に活用されています。

傘寿について

昔は歳は数え年が主で、お正月に一つ齢をとったので、自分の誕生日はあまり気にしなかったし、誕生日を祝うこともなかったように思う。いつの頃か歳は満で数えるようになり、歳が1つ増える誕生日を皆で祝うようになっている。高齢者の場合、それに長寿の祝いが加わる。昔は満60歳が一つの大きな節目だったが(会社や公務員の定年も60歳のところが多かった)、今は平均寿命も延びて、定年も伸びている。「還暦」(60歳)の次は、「緑寿」(満年齢で66歳)、「古希」70歳、「喜寿」77歳、「傘寿」80歳、「米寿」88歳、「卒寿」90歳、「白寿」99歳、「百寿」100歳(以下略)と続く。

写真家の藤原新也は1945年(昭和20年)3月の生まれで、氏のファンたちが集まってお祝いの会(傘寿の会)が、東京のレストランで開かれたようである。その会の様子と藤原氏のお礼の言葉と「傘寿」に関する独自の考えが、会員制のサイトに書かれている。このサイトは公開されていないので、詳しく紹介することはできないが、傘寿に対するの藤原氏の心境が書かれていて、それに感心したので、その要点の言葉のみ抜き出しておく。

<傘はその時、自らが濡れたり雹に打たれたりすることによってその下にある者を守る。/ つまり傘の存在とは自分を忘れ、他を助く、そのものなのだ / 他のための傘となるという本来利己的な人間の最も不得手な所業を表すもの / つまり私は他の命を守る傘になる年齢に達したということだ >

『風の便り』65号

齢をとってくると本当に月日の経つのが早い。毎月1日にきちんと送られてくる辻秀幸氏の「風の便り」の3月1日号(65号)を受け取り、もう1か月が過ぎたのかとびっくりする。この1か月にしたことと言えば、敬愛大学の後期の授業(教育社会学)の採点、伊豆に2泊3日の旅行(湯河原の梅林と河津桜のお花見)、卓球とテニスの練習くらいしか思い浮かばない。

上智大学名誉教授の加藤幸次先生(1937年生まれ)が、『学校DXと「個に応じた学習」の展開』(黎明書房、2024.1)というお書きになり送って下さった。加藤先生の「個に応じた指導」と「個に応じた学習」論の集大成のような内容で、しかも学校DXが提起される中で、学校でどのような授業をしていけばいいのかが理論と実践の両面から詳細に論じられており、先生の熱い思いが伝わってくる。173頁の大著である。その先生の齢を感じさせない研究心を少しは見習わなければと思う。

辻氏の「風の便り」は、八千代市の水神様と弁天様の話で、素朴な信仰心を感じる内容であるが、最近の世の末のような風潮の中で、人々の宗教的なものへの帰依(逃避)も増すのではないかという危惧も感じる。少し飛躍するが、中森明菜の音楽に「憑依力」(ひょういりょく)があり、そこには「酒とタバコとセックスの香りにうっすらと包まれている」音楽。それは「純粋な美しさを追求した『水に挿した花』のような楽曲につながっていく」という音楽評論家の言葉を紹介する朝日新聞の記事(3月2日朝刊)にも感じる。(スージー鈴木『中森明菜の音楽 1982-1991』)

<憑依(ひょうい)とは、一般には霊や精霊などが他の生物や物体に乗り移ることを指します。これは、その生物や物体を支配するために行われることがあります。憑依が行われると、乗り移った存在が対象を制御し、行動することが可能になります。憑依力(ひょういりょく)は、霊や精霊が乗り移る力や能力のことを指します。この力は、憑依される対象の精神や身体を操作するために使用されます。英語では、「憑依」を表す言葉として “possession” が使われます。例えば、「spiritual possession(霊的憑依)」や「demonic possession(悪霊憑依)」などがあります。(ChatGPTによる説明)

八千代市新川の河津桜を見に行く

3週間ほど前に見に行った東伊豆の河津桜は圧巻であったが、家の近くの川の土手にも、綺麗な河津桜が咲いているところがある。それは千葉市の隣の八千代市の新川沿いに咲いている河津桜である。全長4.6キロに渡り、695本の河津桜が咲いている。家から車で30分弱のところに無料の駐車場があり、そこに車をおいて、今日のお昼時にお花見を楽しんだ。平日昼間でもかなりの家族ずれが来ていた。犬の散歩をする人、猫を乳母車に載せている人、コスプレをして写真を撮る人など様々で、皆早春の桜を楽しんでいた。

<八千代市では、新川の川沿い約9kmの両岸に河津桜、染井吉野、陽光など8種類、約1,000本の桜が植栽されており、これらの桜を総称して、新川千本桜と呼んでおります。>

KODAK Digital Still Camera

(ドローン映像)

地震の備えについて

ここ2~3日、千葉県沖を震源とする地震が立て続けに続いている。体に感じる地震だけでも10回以上ある。近くのスーパーなどでも、大きなペットボトルの水が品切れになっている。能登半島地震のことは他人事ではない。では、どのような備えをすればいいのか、具体的な備えとなるとわからないことが多い。知り合いの建築家のSさんが、能登半島沖の地震こと、そこからの教訓、備えるべきことに関して原稿を書いたというので、送ってもらった。それを転載する(「能登半島沖地震のことはデータが少なく正確なことがなかなかわからない」とおしゃっているが、緻密な行き届いた報告で感心する。地震の備えに関しても大変参考になる。緊急を要することなので、転載を無理にお願いした)