早朝にジャズを聴く

今朝は暗い5時台に目が覚め、テレビを付けたら、NHKで87歳になる石垣島在住のジャズシンガー・斎藤悌子のドキュメンタリーをやっていて、聴き惚れてしまった。ジャズはあまり聴くことはないが、歌声に斎藤悌子の人生が詰まっていて、いい歌だなと感じた。この人は、若い頃、沖縄の米軍基地で、ジャズを歌っていた人のようで、沖縄からベトナムの戦地に赴き、明日の命もわからない米軍の若者を惹きつけ、母国で息子の安否を気遣う母親の心情を歌った「ダニーボーイ」は、聴く人の涙を誘う。

<戦後、沖縄の米軍基地にあるクラブで米兵のリクエストに応えて歌い続けていた斎藤悌子が、今、注目を集めている。去年、グラミー賞アーティストのデヴィッド・マシューズとアルバムを制作、初めての東京ライブも超満員で大成功となった。なぜ彼女の歌声は聴く人の胸を打つのか?彼女の知られざる87年の物語と歌声の魅力に迫る。(NHK+で配信中)>