広島大学高等研究開発センターが創設50周年を迎えるということで、私にも原稿依頼があった。私にも依頼があるということは、この50年間の多くの客員研究員に対して依頼がなされ、多数の人が書くものと思い、A4に1枚の短い「思い出」の文章を送った。
その原稿が掲載された冊子(『大学論集 第56号 2023年度別冊』(2023.7)が送られて来た。中をみて、びっくりした。執筆者は8名のみで、しかも私を除き有名な方(大崎仁、絹川正吉、市川昭午、山田圭一、黒羽亮一、有本章、関口礼子の各氏)ばかりで、しかも、皆長い歴史に残る読み応えのある論稿を書かれていた。まさに私は短い原稿で「末席を汚した」なと感じた。
冊子のはしがきに、小林信一・センター長が「今回は本センターに何らかの関係があった概ね80歳以上の先生に執筆をお願いした」と書かれていて、そんなこと聞いていない(あるいは見落としたのかもしれない。長さも自由と言われた。私は80歳にはなっていない)と思ったが、少数の掲載であることは納得した(いずれ、これらの優れた論稿は、広島大学のWEBでも読めるようになると思う)。
(以下、私の書いた「思い出」文章の一部を転載しておく)