私たちは歳を取ってくると昔を懐かしみ、学校や大学の同窓会を開催し恩師も招いた同窓会を開くことをするが、それと違った「同窓会」(ウーラント同”窓”会)のあることをこのブログでも紹介したことがある(https://www.takeuchikiyoshi.com/2022/10/07/)。
その私のブログに関しては、ウーラント同”窓”会の中村喜一氏が次のように書いている。
<語り継ぎの足跡-2 ―ブログ「武内清(教育社会学)研究室」に、平成24年(2022)10月7日、「同窓会について」と題した記事を掲載し、その後半で「変わった同窓会」として、詩「渡し場」、ウーラント同”窓”会、および『「渡し」にはドラマがあった』などを紹介した。>(https://uhland.anjintei.jp/uh4-551-watasi-katari-takeuchi.html)
その同窓会は、ドイツ語の詩「ルートヴィヒ・ウーラント(1787-1862)作 Auf der Überfahrt(渡し場)」に感銘を受けた人が集まり、その感銘をもとに「同“窓”会」を作り(2006年8月16日発足)、その詩の由来や関連事項を調べ、交流を続ける会である。メンバーのひとり(中村喜一氏)がその記録をホームページに残すと共に、皆で歴史的な考証の本まで出版している(『「渡し」にはドラマがあった』2022年1月14日 刊)。
その同窓会のメンバー6名が、この5月下旬に、ドイツ詩の書かれた現地(ドイツのウーラントゆかりの各所)を訪ね、さらに研究を深めたとのこと。現地でも大変な歓迎を受け、現地のウーラントの専門家とも交流している。その記録と写真が、ホームページに掲載されている(下記参照)。世には、素敵な「同窓会」があるものだと感心した。
<5月下旬に、友を想う詩の古里・誕生の舞台を訪ねるために同好の仲間に誘われて、ドイツ旅行に出かけました。ロシア上空を飛べないので、往路はアラスカ上空経由での約15時間のエコノミー席は、辛かったです。ドイツで、ウーラントゆかり各所を訪ねた記録写真を、Webサイト「按針亭」のサブサイト「友を想う詩!」のうち「詩の舞台」に新たに設けたページ「5. 誕生2百年 ホーフェン訪問」にまとめ、公開しました(https://uhland.anjintei.jp/index.htm 参照)。ホーフェン郷土史家ヴォルフガング・ツヴィンツ氏には、ご一家挙げての歓迎を受けたことは、想定を越えたものでした。老いの身に鞭打って出かけてよかったと思っております。(中村喜一氏からのメールの一部転載、氏の按針亭サイトマップ https://anjintei.jp/sitemap.html)