ポピー、ネモフィラ、ルピナスを見に行く

ツツジやサツキの季節にはまだ少し早いというので、ポピーやネモフィラの花畑を見に行くことにした。千葉県でもマザー牧場やドイツ村にも咲いているところがあるようだが、まだ行ったことがない場所ということで、埼玉の武蔵丘陵森林公園https://www.shinrinkoen.jp/facility/に行った。場所は、関越道の東松山から熊谷方面に10分のところにあった。

その森林公園は国営で、大きさは東京ドーム65個分という広さで、びっくりした。南の駐車場から、目指すお花畑(ポピー、ネモフィラ、ルピナス)まで、森の中の道を歩いて30分以上かかり、ちょっとしたハイキングだった。歩道とは別に一方通行の自転車道も設けられ、自転車乗りも快適であった。

ポピー、ネモフィラ、ルピナス畑も広大で綺麗だったが(下記、5194,99)、森の中を歩いている途中に見る、山ツツジがとてもきれいで、癒されまた(5173,84)

国営ということで、県営の公園よりお金をかけていろいろ整備でき、入場料も安くできるのか、満足できる点を多く感じた。(入場料;大人450円、シルバー210円、中学生以下無料、駐車料金650円、貸自転車420円)。帰りには近くの日帰り温泉(おがわ温泉花和楽の湯)にも入り、快適な1日であった。

銚子漁港、海(犬吠埼、屏風ケ浦)を楽しむ

「雲井岬つつじ公園」はツツジが咲いていなくて失望したが、地図を見るとそこから銚子港まで20キロくらいであること知り、銚子港に向かった。千葉に住みながらこれまで1度も銚子に行ったことのない。

銚子港は、とても大きな漁港で、何カ所も漁港があり、たくさんの漁船(比較的小さい)が停泊していた(5130)。銚子漁港、銚子ポートタワー、犬吠埼灯台、屏風ケ浦(5152)と、観光スポットは満載であった。銚子ポートタワーからの眺めもよく、そこに併設の「ウオッセ21」で、鯛やヒラメやカレイなど今日採れたという魚を大量に買い込み、調理好きの友人宅にも届けて、期待外れもあったが、いい観光をした1日となった。(下記に、銚子情報を転載しておく)

銚子の沖合は、水深200mの大陸棚が広がり、北上する黒潮と南下する親潮、そして利根川の流入による交錯で日本有数の好漁場を形成しています。県内外の旋網やさんま棒受網、沖合底曳網漁業などの大型漁船漁業から、釣り、延縄、小型底曳網漁業などの小型漁船漁業に至るまで、様々な漁業が営まれています。銚子漁港は全国屈指の水揚げを誇っています。水揚げされる魚種は、サバ、マイワシ、サンマといった多獲性魚のほかに、カツオ、マグロなどの回遊魚、キンメダイやヒラメ、カレイなどの底魚など約200種類に及ぶ近海の魚介類が水揚げされます。/「銚子ポートタワー」は銚子市の最東端に位置する展望専門のタワーで、眼下には銚子港や利根川、九十九里浜などを見下ろせます。/銚子ポートタワー併設の「ウオッセ21」は銚子漁港の目の前に位置し、銚子漁港で水揚げされたばかりの新鮮な海の幸や、定番のお土産が豊富に揃います。/「屏風ケ浦」も古い地層が見られる場所の1つ。下総台地を太平洋の荒波によって浸食された海食崖が9kmにわたって続き、ドーバー海峡に面したイギリスの白い壁に似ていることから“東洋のドーバー”と呼ばれています。推定年代200万年前の地層から、火山灰が積もった関東ローム層を見ることができます。https://www.choshikanko.com/feature/%e9%8a%9a%e5%ad%90%e3%81%ae%e9%ad%9a/(https://www.travel.co.jp/guide/matome/1486/

ツツジの季節

家の庭のヤマツツジが今満開になっている(下記)。近所の家の庭のツツジも咲きはじめ、今がツツジの見頃と思い、ネットで調べ、成田の先の「雲井岬つつじ公園」を目指して車で出かけた。「おおむらさき、やまつつじ、琉球など2,000本を超えるつつじが植えられており、見頃は4月中旬~5月上旬」とネットに書かれていた。

車で高速も使い1時間半かかったが、途中利根川土手の群生している菜の花も楽しみ(5124)、行き先の公園でどんなツツジが見られるかと楽しみだったが、駐車場に着いてみたら、他の車は1台も見られず、ツツジは全く咲いていなかった(5126)。ツツジの咲く時期はまちまちなのだと、高い代償(ガソリン代、高速代、時間)を払い知った。

専門家の意見

ロシヤのウクライナへの侵攻に関しては、テレビや新聞でニュースを見て、心痛める日々が続いている。なぜこのような悲惨な戦争が続いているのか、理解に苦しむことが多い。今回、専門家の意見もyou tubeで2つ視聴し、マスコミの報道とは違う側面のあることも知った。

1つは、2022年3月9日に日本記者クラブで行われた小泉悠・東京大学先端科学技術研究センター・専任講師の講演

もう一つは、米国際政治学者・ジョン・ミアシャイマーのコメント。https://www.youtube.com/watch?v=cZaG81NUWCs

勇気についてー社会的文脈が大事

ある意見の意味や効用を考える時、その意見が普遍的に通用するかを考えるのではなく、その意見がどのような社会的文脈(歴史的背景)の中で発言されたものなのかを考慮し、現代の社会的文脈中で通用するものなのか検討する必要がある。

多くの人や世論と違っても、「千万人と雖も吾往かん」という気持ちで、自分の思った意見を発言する勇気が必要という内田樹の下記の提言は、日本の戦前の戦争に突入していった時、それに抗する発言を周囲に慮ってできなかった戦中世代が、戦後世代に向けての忠告という社会的文脈(歴史的背景)があってこそ意味をなすものである(内田氏もそれを言っている)。それ抜きに、自分の無知からくる自説を、世論に抗して唱えても、それは場違いな勇気ということになる。

 <先日若い人たちと話すことがあった。「今の日本人に一番足りないものは何でしょう」と訊かれた。少し考えて「勇気じゃないかな」と答えた。/ 勇気というのは孤立を恐れないということだと思う。自分が「正しい」と思ったことは、周りが「違う」と言っても譲らない。自分が「やるべき」だと思ったことは、周りが「やめろ」と言っても止めない。/ 戦前戦中において、自分が「正しい」と思ったことを口に出せず、行動に移さず、不本意なまま大勢に流されて、ついには亡国の危機を招いたということへの痛苦な反省があったからこそ戦中派の人々はわれわれ戦後世代に「まず勇気を持て」と教えたのかも知れない。/ 『少年ジャンプ』が作家たちに求めた物語の基本は「友情・努力・勝利」である。最初に「友情」が来る。私見によれば、友情と勇気は相性が悪い。友情というのは理解と共感に基づくものである。周りの友人たちに理解され、共感され、支援されることである。一方、「勇気」というのは、周りからの理解も共感も支援もないところから始めるために必要な資質である。/ 『孟子』に「千万人と雖も吾往かん』という有名な言葉がある。「友情」と「勝利」が優先的に求められる世界では、この「吾」はただの「空気の読めないやつ」として遇される。/ スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で式辞を読んだことがあった。その時に彼は「最も重要なのはあなたの心と直感に従う勇気です」という感動的な言葉を語った。「心と直感はあなたがほんとうは何になりたいかをなぜか知っているからです」と話は続く。勇気が要るのは子どもが「心と直感に従う」ことを周囲の大人が許さないからである。ものごとを始める時に、まず周囲の共感や理解を求めてはならない。ジョブズのこの見識に私は全幅の同意を送る。(内田樹の研究室  http://blog.tatsuru.com/2022/04/07_1051.html 2022-04-07より一部転載 )