個人のピアノ教室の発表会を見学する機会があった。発表会の場所は、個人の一戸建て住宅の1階部分を音楽用に改装した素敵な部屋で、ボストンのグランドピアノが置かれ、観客席は20席ほどのこじんまりしたところ。
発表者はピアノ教室の教え子人が2部に別れ、1部7人、2部7人(年長1人、小1~3年8人、小4~6年3人、中学生2人、大人1人)合計14人であった。小学生以前の子どもが少ないのは、ヤマハやカワイの音楽教室などに通い、ピアノの個人レッスンを受ける子どもが少ないからであろう。男女別は、女9人、男5人と、女性が多い。
弾く曲は昔(四半世紀前)より易しくものが選ばれている様子(家人の話)。練習も昔のように親が厳しく必死にしてきたというよりは、自分なりに練習し、ピアノを楽しみ、先生も家族もそれをよしとするという雰囲気が強いと感じた。その意味で、昔アメリカ滞在中にうちの娘たち(小5,中1)が参加したピアノ発表会の雰囲気と似ていると思った。ピアノでプロをめざす子どもと、自分なりに楽しめばいいという子どもが二極化し、郊外(千葉)の小さなピアノ教室は後者の子どもが集まっているのかもしれない。(いろいろな連携があり、上を目指す方法はあるとの説明はあったが)