ヒットした韓国ドラマ「愛の不時着」を見て、ヒロインのソン・イェジンのファンになった人も多いのではないか。ウィキペディア(Wikipedia)で調べると、(データは完全ではないと書かれているが)、ソン・イェジンは、1882年1月生まれ。映画に20本、ドラマに13本出演している(私がこれまでに見たのは映画2本、ドラマ3本である。どれも面白かった)
ソン・イェジンは「清純で、美しいというイメージだったが、意外にもさばさばしていて気さくで、コミカルなシーンにも意欲的で、自分の意見をハキハキ伝える面があるかと思うと、少し天然な部分もあって、そういう姿がとても魅力的だった」という監督評もある。
最近,ネットフリクスでソン・イェジン主演の映画「ザ・ネゴシエーション」(2018年)を見た。ソン・イェジンは、ソウル市警危機交渉班の警部補で、事件現場で犯人との交渉役を演じている。通常そのようなネゴシエーターは理性的で情には動かされない人がなると思うが、ソン・イェジンの演じる交渉人は、情に厚い韓国の人の典型のような性格で、国家や警察のトップの冷酷な指令には従わず、それで犯人は心動かされる部分はあるが、結果は必ずしも望んだものにならない。
ドラマ「秘密の森」と同様、韓国の公(大企業や警察トップ)と私(情に厚い人間性)が、ぶつかる場面も多く、興味をひかれる。この映画の成功は、ソン・イェジンの天然の人間性と演技力にあり、彼女のよさが十分発揮されている(、と思う)。(相手役は『愛の不時着』で共演したヒョンビン)