大学教育学会が、会員を対象に、各大学各教員が新型コロナ禍に対してどのような対応をしたかの調査を昨年秋(10月)に実施し、その結果をHP(下記)に公開している。概要を千葉大学の白川優治氏(教育社会学)が「教育学術新聞」に書いている(下記添付参照)。調査の回収率が24.7&、回答数312件と少ないのが少し気になるが、今年度前期の大学や教員の対応、(教員の目から見てのことだが)学生の反応などが示されていて興味深い。
「授業や課題に対して意欲的に取り組んでいた学生」の割合は、「9~10割」が30.3%、「7~8割」46%と、多くの学生が意欲的に取り組んでいたと評価していた。またコロナ禍以前と比べて学生の授業や課題の取り組み状況について40.6%が「良くなった」と感じており、学生の学習状況に対して肯定的な評価が多くみられた(「変化なし」27.8%、「悪くなった」5.7%、「一概に言えない」19.2%)
⼤学教育におけるCOVID-19への対応実態についての調査(結果の概要・図表資料)
(https://daigakukyoiku-gakkai.org/site/wp-content/uploads/2020/12/summary_COVID-19_report1124.pdf)