これまでの夏(8月)は

これまでの夏、特に8月は何をしていたのだろうと、1年前と2年前のブログを少し覗いてみた。1年前は、高原(苗場、軽井沢)に行ったり、家の近くの海浜幕張での花火を見に行ったり、映画(『天気の子』)を見たりした。2年前は水沼文平さんがカズオ・イシグロの本の感想を寄せてくれている。家族が行く九十九里のプールについていったり、毎年夏に開かれる「学校社会学研究会」に参加したり、屋形船に乗り東京湾の花火を見に行ったりして、8月の夏休みを満喫していたことがわかる。

それに比べ、今年は新型コロナ禍で自粛が続き、どこにも出かけられず、研究会もなく、花火も見ることができない。昔の花火の写真を見て、通常の夏休みを思い出し、夏の気分を味わおう。

敬愛大学 教育原論 最終レポート課題

 今回は、オンデマンドの授業に15回お付き合いいただきありがとうございました。教室で皆の顔を見ながらの授業と違って、顔も声を聞こえない、文字だけのネット授業で、もの足りない面も多々あったと思いますが、メリットも少なからずあったと思います。それは皆さんのご協力によるものです。

 一つは、配布の資料を、通常の教室の授業よりよく読んでいただいたように思います。通常の授業ですと資料を配布したその場で短時間に読まなければならない、友達が話しかけてきて資料を読むことに集中できない、感想を書く時間も少ないということがありましたが、オンデマンドの方が自分のペースで読み書きできたと思います。それは皆さんが毎回書いてくれた解答(コメント)から伺えます。いくつかの模範例をKCNに掲載しました。ご覧下さい。 

 もう一つは、授業中の私語がないことです。教育こども学科の1年生全員が集まる授業を私は6年間担当してきましたが、学科の皆さんが仲がいいだけあって、皆で集まれるだけで、楽しくうれしく、つい友達とおしゃべりしてしまい、私の講義をまともに聞いてもらえないこともよくありました。今回は、友達とのおしゃべり(私語)ができない分、資料を十分時間をかけて読んでいただいたように思います。

 また皆さんと解答(コメント)を介して個別のやり取り(コミ二ケーション)ができました。(教室でのコメントに関しては、私が返事を個別に書くことはありませんでした)。皆さんにとって、毎回解答(コメント)を書くのは大変だったと思いますが、文章を書くこの苦労は将来きっと役立ちます。 残念なのは、皆さんの顔を見ることができなかったことです。逆に、私の顔や姿は、見ることがなく、幸いだったと思います。

講義内容は、「教育原論」としては 内容的に少し狭いものになったことをお詫びします。皆さんに、教育に関する知識を網羅的に提供するより、いくつかの教育に関するトピックから、教育の面白さを感じ、自分でいろいろ考え、実践していただきたいと思いました。扱ったテーマは、教育とは、親子関係、学校について、子ども理解の方法。 教育思想、教育法規、いじめ、教育の諸問題、差別と教育 などです。

 これまで、毎回 課題に対する解答(コメント、リアクション)をお願いして来ました。 最後は、レポートの提出をお願いします。(ただ、これまでたくさん書いていただきましたので、今回は、レポートといっても、全体の感想程度で結構です。) レポート課題 「授業の中で、一番印象に残ったテーマは何ですか。それに対する感想を述べなさい」というものです。字数は400字~1000字程度で。成績を、毎回の解答とレポートにより、付けさせていただきます。ただ、評価はあまり気にせず、それは自分の勉強の記録や励みとお考え下さい。