韓国ドラマ「梨泰院クラス」をまだ、時々見ることがある。主役のセロイはなぜ初恋で10年も思い続けてきた心優しいスマを振って、事業(復讐)パートナーのイソの方を選んだのか。控え目の女性(スマ)より、自分の人生を自分の力で切り開き好きな男を守る積極的な女性(イソ)の方を選択したのは、それが自分の生き方に合っているからであろうか。しかし、まだ釈然としない部分も残る。
それは、初恋同士の二人の心情の中にもあり、二人とも前に向かって進む以上は、別れは仕方がないと思いながら、そのような選択しかできない生きることの哀しみを感じているのではないか。その哀しみがバックの音楽(OST)があらわしているように思う。
(これは私の勝手な解釈で、本当は人生は苦難の連続だ、というドラマの前半の哀しみを表す歌なんだと思うが、二人の気持ちからいうと、このようにも取れるのではないか。目を伏せて歌う歌手の沈んだトーンがこの感情をよくあらわしているように思う)