「梨泰院クラス」ロス3

ネットでも2020年のお薦めの韓国ドラマとして、前に書いた「梨泰院クラス」があがっている。その理由をみると、私の感想とほぼ同じで、「わが意を得たり」というよりは、私の感覚が凡庸なのにがっかりする。

<【あらすじ】高校生のパク・セロイは、転校初日にいじめられていたクラスメイトを見過ごせず、加害者のグニョンを殴る。グニョンの父であり、自身の父の勤める会社の会長であるチャン会長に謝罪を求められるが応じなかったことで退学処分に。その後、交通事故で帰らぬ人となった父を轢き殺した相手がグニョンだと判明。しかし権力により逮捕されなかったグニャンを殴ったセロイは不当捜査により逮捕されてしまう。数年後、刑期満了で出所したセロイは中卒・前科者のレッテルを背負いながらも、懸命に働き金を稼ぎ、ついに父の果たせなかった夢である居酒屋を梨泰院にオープンさせる。ソシオパス、婚外子、元ヤクザ、トランスジェンダーといった様々な個性をもつ仲間とともに、無謀とも思われる“飲食業トップ”を目指すセロイ。そして、チャン親子への復讐を心に強く誓う…>

<面白すぎる…!と話題沸騰!いわゆる“韓国ドラマ”っぽい恋愛要素は少ないものの、主人公セロイの下克上ストーリーに共感してドラマにハマる人がどんどん増えている本作。特に、これまであまり韓ドラを観ていなかった人や男性にもファンが多いようす。徹底的に悪者であるチャン会長と息子のグニョンが、気持ちいいまでに最低な奴なのもハマる要因かも…!? さまざまなコンプレックスを抱える若者たちが、芯の強いセロイと出会うことで少しずつ人として成長していく姿も勇気をもらえ、時に涙を誘います。ビジネスの視点からも学びが多い!という声も多数。そして、なんといっても音楽とのマッチングが素晴らしいのも本作の魅力。「あのOSTが頭から離れない…!」という人も続出しているんだとか。また、どんぐりのような髪型ですら似合ってしまうパク・ソジュンのイケメンっぷりにも注目です! https://korea.kaigai-drama-board.com/posts/21?p=9

下記のOSTには232万回の視聴がある。他の曲は、679万回、1317万回のもあり、sweet night は2796万回という信じられない視聴数である。

https://www.youtube.com/watch?v=guhRIcHQikM

韓国ドラマ「ある春の夜に」を観る

ネットフリクスで放映されている韓国ドラマ「ある春の夜に」全15話を見終わった。少し前に見た「梨泰院クラス」とはまた別の意味で、よくできたドラマだなと思った。今、韓国のドラマは、皆このようレベルのものなのであろうか。日本で今このレベルのテレビドラマは作られていないのではないか。

韓国の若い人(30歳代)が主人公のドラマで、日本では昨年の7月にネットフリクスで放映されている。中身は、韓国の若い人の恋愛ドラマで、恋愛の障壁になるライバルや家族関係などさまざまあり、二人の心も揺れ動き、見ていてハラハラする。ヒロインの韓国女性(ハン・ジミン主演)が、知的で、勝ち気でありながら、心優しいために悩み、相手の男性(チョン・へイン主演)もとてもさわやかな優しい青年である。見ていて、二人の関係がほほえましく、応援したくなる。演技が自然で、ドラマの見ているというよりは、知り合いの若いカップルを見ているような気になる。

惹かれあった二人の会話が、スリリングで面白い。日本人の会話とは何か違うような気がする。そこが韓国ドラマの面白さなのかもしれない。ただ、何が違うのかは明確にわからない。表面的などうでもいい会話というものが少ない。一つ一つの言葉に皆深い意味がある。発した言葉で、相手が驚くと、それは「冗談」と打ち消すことがしばしばある。そのようなことでシリアスなことをさりげなく言うことも多い。ホンネで話すので、その発せられる言葉で、相手が傷つき突然怒りだし、二人の関係が危うくこともしばしばある。とにかく会話に緊迫感がある。でも相手が好きだということが、言葉や表情から伝わってくる。それだけ演技がうまいのかもしれない。

韓国の若い人にとって恋愛は大きな価値で、運命の人との出会いという言葉もよく出てくる。親世代の結婚生活はあまりいいものとして描かれていない。今の韓国でも、結婚には親の許可が絶対必要のようで、結婚の許可を親から得るのが大きなテーマになっている。

バックの音楽はたくさんのOSTが流れる「梨泰院クラス」とは違って、「ある春の夜に」は、数少ない同じ主題歌が何度も流れる。二人の関係が危機に陥りそうな時、逆に深まる時など、ハラハラする場面で主題歌が流れ、とても効果的である。(下記参照)

https://k-drama.ch/harunoyoru-info/

ドラマ&歌の感想

・one of the best dramas so far, makes me feel strong emotions even when the actors remain silent and just stare into each other’s eyes ../  I fell in love with this song since I heard being played for the first time./  this drama makes me feel so intensely, i can’t even comprehend how deep this drama is in showing emotion ️/ One of my fave dramas, Evah. Wonderful romance and musical score. Great lead chemistry. / Despite the fact that grows older, those kinds of dramas make me feel emotional… especially with such nice background music in the rain at night./ It’s finally here!!! Thank you for uploading. This drama has the best OSTs so far…/Falling in love for this song like the way they fall in love each others/  Everytime i heard this it felts like I’m in kdrama scene../ I had searched for this song thousand time and here it is finally :/I love the storyline perfect for jung hae in and han ji minand the ost of this drama/ Love this song is so romantic and sad ♥️/

敬愛大学教育こども学科の1年生に薦める本

私の授業を遠隔で受講している新入生に、学生生活の送る上で参考になる本をいくつか推薦した。今の大学生はあまり本を読むことはないと思うが、コロナで自宅に籠ることの多い今の時期こそ、読書のチャンスと思う。読書は能動的な行為であり、流れてくる情報を受け身で受けとめるテレビ視聴などとは違う、達成感がある。 

1 柴田翔『されどわれらが日々』(1964年、文春文庫)         

半世紀以上前になりますが、私たちが大学生になった時の必読書でした。恋愛や学生運動がテーマで,未知の世界のことで、ドキドキして読んだ覚えがあります。今は古すぎるかもしれませんが、かえって新鮮かもしれません。この作品は芥川賞を受賞してものです。その後それぞれの時代を象徴する青春小説が、芥川賞を受賞しています。庄司薫『赤ずきんちゃん気を付けて』(1969年)、三田誠広『僕って何』(1977年)、田中康夫「なんとなくクリスタル」(1980年)と続きます。

2 夏目漱石 『三四郎』 
  これはもっと古い明治の時代の話ですが、地方から東京に上京してきて大学生活を始めるウブな三四郎の大学での生活や失恋の話で、今読んでも感銘することも多いことでしょう。名作です。夏目漱石には、失意の時に読むと、心慰められる作品が多くあります。(三四郎は青空文庫で読める。 https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/794_14946.html )

3 重松清 『きみの友だち』(新調文庫)
 これは敬愛の学生からすすめられて読んだ本で、読みやすく、その後私は重松清の本を何冊か読みました。小学生が主人公で、友人関係やいじめのことが、子どもの視点から書かれている小説で、教育学や心理学の本以上に、子どもの心理がわかると思いました。

4  村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)
 高校時代の5人の友人グループ(男3人、女2人)の高校生活とその後を描いたもので、主人公のつくる君がなぜ他の4人から排除されたのかの謎解きのミステリーの話で、一気の読める本です。村上春樹については、人により好き嫌いがあると思いますが、今日本で一番有名な作家なので、1冊は読んおきたいものです。初期の短編も読みやすくミステリアスですし,エッセイはおしゃれで心温まります。。

5 カズオ・イシグロ 『わたくしを離さないで』(ハヤカワ文庫)
 ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの代表作です。舞台は イギリスの全寮制の学校生活とその後ですが、人とは何かを深く考えさせられます。少し哀しい話ですが、心に残る小説です。

その他にお薦めしたい本はたくさんありますが、皆さんに一気にお薦めしても、困惑されるだけだと思いますので、今回はこれで止めますが、1冊でも読んでいただけると嬉しいです。(学校や大学生活に関する本ばかりになりましたが)

遠隔授業の学生のコメント例

教室での授業と遠隔の授業ではどちらがいいかと言われたら、もちろん前者であろうが、後者の遠隔での授業しかできない現状では、遠隔で効率を上げるしかない。ただ教室での授業より遠隔の方が、学生が配布資料をじっくり読み、時間をかけて理解しコメントを書けるという利点はあるかもしれない。今回の私の敬愛大学での遠隔授業で学生から資料をしっかり読んだことがわかるコメント(リアクション)が返ってきている。さらに自分の意見も書き込まれている。その例をしておきたい。

友人の教育学研究者のM氏より日頃から、日本の社会は年金制度も含め、専業主婦の家族を前提にした制度設計になっており、現実の共働き家族や一人親家族の増加に対応できていない、という話を聞かされてきた。そのことと同じことを、敬愛大学の1年生の遠隔授業のコメントに書かれていて、その一致と、今の学生の洞察力に感心した。内容は次のようなことである。

敬愛の1年生の「教育原論」の遠隔遠隔の授業で、1回ほど「親子関係」というテーマを扱った。その中では①河合隼雄の母親原理・父親原理の説明、②子育ての日米比較(ベフ・ハルミ(『日本』)、③母―子関係の日米比較(江藤淳『成熟と喪失―母の崩壊』)と並んで、④現代の母娘関係の新聞記事(藤原新也「なぜ殺し合う、母と娘」)2006年5月22日、朝日新聞朝刊)を、WEBで配信し、親子関係に関してどのように思うのかを、WEBで学生に意見を求めた(添付参照)。

送られてきたコメントを読むと、教室で資料を配布する以上に、熱心に資料を読んでくる学生は多いと感じる。今の学生は、素直に提供された資料を読んで、その内容を受け入れ、自分のことも少し関連づけて書いてくるのが通常ある(下記に例を示す).またその中の1つに、藤原新也の文章の内容には異論を唱え、時代は変わり親子関係は変わっているという鋭いコメントも寄せた学生もいた。

<今回の講義資料を読んで、親と子どもの適切な距離感とは何か改めて考えることができた。まず、河合隼雄さんの記事を読んで、父母の役割の違いを知った。今まで考えたことはなかったが、ドラマや映画そして私の父母も原理に当てはまっていると感じた。母性の「包含する」機能によって示される原理と父性の「切断する」機能により特性が示される原理とのバランスがとても大切であると思った。日本だけでなくアメリカの母子関係・子育ての様子に注目した記事を読み、今までとは違う考え方があると知った。今まで私は、子どもに愛情を注ぎ、大切に育てることだけが正しい子育ての方法だと捉えていた。アメリカの子育ての方法は、子どもをあえて1人にして寝かせたり、まったく他人のベビーシッターと留守番をさせたりとストレスの生じやすい状態を作り出すが、子育てを子どもが成人するまでの長い目で見た時、子どもにとって日本よりも良い子育てが行われているようにも感じた。子どもが育つ上で母親の愛情は不可欠であるが、その愛情が子どもの成長を止めたり、子どもが自立するときの足枷になってはいけないと思った。母親の過剰な娘への執着が親子関係の崩壊に繋がることもあると知り、子育ては難しいことだと感じたが、母親は自分の子どもを1番に支え、生涯味方であり、子供の成長を見守る人であってほしいと思った。実際に子育てをしてみないとわからないことばかりだと思うが、これからも様々な記事を読んだりしていく中で、自分であったらどうするか、常に自分を当事者として考え、子育て、親子関係の在り方について研究していきたいと思う。>

<私が資料を読んで考えたことは、親子関係とは長い人生の中で生きていくために重要な役割を果たすものだということです。母親と父親、両方の存在が子供にとって大切でありその存在はそれに代わる人やどちらか一人が役割を持つことでも可能であるということがわかりました。母親とは、子供を産み育て「抱合」するものですが、別の面でみると子供を呑み込んでしまい死にまで至らしめる面も持っています。一方父親は子供を能力によって「切断」し鍛えるものとされています。現代の社会では掟を守り困難に立ち向かうために、子供を鍛える父親の立場も重要になると考えました。ただ、それが強すぎるあまり、子供を破壊してしまう面もあります。次に、日本とアメリカは育児方法の違いで、子供のパーソナリティーが大きく変わっています。日本の親は子供を大切に育て上げていて、親に対する感情を良いものにしているのに対して、アメリカの親は愛を注ぎながらも時には厳しく突き放し子供に二律背反的な感情を与えています。どちらもよいものであるように見えますが、否定的な面からみると日本は「保護過剰」、アメリカは「拒否」ととらえることができます。「保護過剰」では子供はいつまでたっても大人になれず、母親は子供の成熟を恨みます。「保護過剰」が次の代まで引き継がれ、それが原因で現代では親子関係に歪が生まれ、親を殺そうとする子供がいることを知り驚きました。親の愛の欠損から自己愛ゆえに子供への過干渉につながり、親の期待を生きることに耐えきれなくなった子供が起こす事件はとても悲しく、現代の日本の在り方がこのままではいけないと感じました。大変な道のりですが、現代の社会を生きるためには親子関係を少しずつ変えていくことが重要だと考えました。>

<今回の資料を読んで、何も考えずに当たり前のように関わってきた親との関係性は当たり前の事ではなく、その関係においてたくさんの人が悩んでいるという事実にとても驚いた。日本にはそのような親子関係に悩む子や、不登校・対人恐怖症の子など人との関わりにおいて傷を負っている人が多いのだなと感じた。私はそれらの多くがやっぱり幼児期からの育ち方に理由があると思うし、アメリカと日本の育児方法を比べた例をとってみるとより顕著に感じた。日本人は一般的な考え方として、母親に強い肯定的な感情を抱き、母親とはいつも自分の味方であってくれるものとして考えている。しかし、アメリカは肯定的・否定的双方の感情を得ているので、母親に対して二律背反的な感情を抱き、母親に対して適度な距離感で自立した考えを持つことができている。私はその違いから、日本人は親子という関係性に依存しすぎていると感じた。また、親から子への愛情も過度すぎるものだと思う。でもそれは日本人の親にとって当たり前の愛情表現であり、正しい子どもとの接し方・育て方だとされる。たしかに私自身も、辛い時や寂しい時は親に手を差し伸べて欲しいと思うし、嬉しかった時や楽しかった時は親にいち早く教えてあげたいという気持ちになる。でもそれが過度になってしまうと、これから先ひとりで生きていかなければならない場面で耐えきれなくなったり、問題を自分自身で解決できない人間になってしまったりすると思う。だからこそ私は、親子関係のあり方について優しく包み込んであげることが全てでは無いことを理解し、時には厳しい一言で子どもに喝を入れたり、時には何も言わず黙って見守ってあげたりして接していくべきだと思った。そして私は、愛情あるからこその適度な距離感こそが最も大変で最も大切な親子関係のあり方だと思った。>(通常のコメント例)

<(藤原新也の書いている内容についてー) 私はこの文章を読んでこのような事例は少し前の時代のものだと思いました。母親の子供に対する考え方、接し方についてそう思いました。私の思う前時代の親子関係というのは過保護やそれこそ密着しているようなものだと思いますが、今は夫婦共働き世帯やシングルマザー・ファザーの家庭が増え、逆に子供と接する時間を確保することが困難だと思います。そのため資料のような事件は現在では珍しく、逆に孤独な子供の問題が多く取り上げられていると思いました。>

新型コロナ危機後の教育

私の住む千葉県でも小中高校はまだ休校が続いている。近くの小学校では、昨日児童の久しぶりの登校日だったようだが、同じクラスの児童でも登校時間をずらして、少人数で担任の先生からの話しを聞いたようだ。大学はどこも遠隔教育が続いていることと思う。

3週間くらい前に「新型コロナ危機の後の教育」という題で、短いコラムの原稿を出した。確か昨日(12日)に発行されていると思うが、日に日に状況が変わる中で、日日(時代)遅れの内容になっていなければいいのだが。

〇 重い病気になった時は、自分にとって何が重要なことなのかに思いをめぐらす。そのような時こそ、本当に大切なものに気が付く。しかし、病気が治り死の恐怖が去ると、危機的状況の時に考えたことは忘れ、もとの便利や功利を求める生活に戻ってしまう。/〇いま新型コロナウイルスの世界的な蔓延で、私たちの日常生活は一変し、重い病気にかかったような状態にある。そのような時こそ、何が大切なのか・何が重要なのかを考えたい。/〇新型コロナウイルスの感染の拡大は、社会の諸分野に影響を及ぼしている。教育の世界への影響も大きい。とりわけ長期にわたり学校が休校になったことは、学校中心の生活を送っていた子どもたちの生活を一変させた。その影響は計り知れない。休校になり授業、遊び時間、部活動、交友関係もなくなり、子どもたちの学習や楽しみが奪われた。そして学びの家庭間格差、社会的格差が拡大している。弱者に皺寄せがいっている。これまで学校が担ってきた教育機能の重要性が、平等性も含めて改めて認識される。コロナ後は、この間に滞った教育機能の補修・回復や格差の是正がまず早急になされなければならない。/〇一方で、自明であった学校教育の意義も問われている。効率優先の一斉授業、興味のわかない教科の学習、生きる力にならない知識、教師のクラスメイトへの叱責を聞く時間、退屈な学校行事、無意味な校則など、無くなってみるとスッキリすることが多い。これまでの学校教育のあり方の見直しが必要である。/〇休校中の家庭での自由な学習、親子関係の親密化、ウエブ学習、地域での遊びの回復など、これまでの学校教育とは違った自由な学習や生活に、本来の興味や活動に目覚めた子どもたちも多いことであろう。不登校やホームスクーリングも見直されていい。/〇黒板とチョークを使っての学校での授業に替わり、家庭での遠隔学習を経験した子どもも多い。デジタルネイティブの今の子どもにとって、デジタルで学ぶことの楽しさは増している。コロナ危機後の教育では、ウエブ学習が家庭でも学校でも盛んになることは必然である。しかし、教育のデジタル化には多くの課題がある。子どもの集中力や深い学びには、ウエブ学習より伝統的な教育(紙と黒板)が適合的という報告もある(デジタル先進県の全国学力テストの得点は高くない等)。/〇コロナ危機は、経済や政治の分野でも大きな変化をもたらし、教育にも跳ね返ってくる。経済的な不況による教育費の削減、危機管理を名目にした超管理社会の到来など。これからは教育力の維持、教育的格差の是正、民主主義の維持などがなされなければならない。