コロナウィルス禍

最近テレビをつけるとコロナウィルスの話題ばかりで、不安な気持ちにさせられる。

1 このような「危機的な状況」の中では、人々の潜在意識が表に現れてくる。 武漢や中国からの帰国者や旅行者に対する各国の扱いにそれが出ている。日本では比較的丁重な扱いだが、欧米諸国では武漢人ばかりでなく、アジア人への差別が表面化している(イタリアの音楽院のアジア人学生の出席拒否など)

2 千葉県の教育委員会では、武漢からの帰国者が宿泊している勝浦のホテルや鴨川の病院関係者の家族へのいじめや差別がないように通達を出したのは、適切な対応だと思う(かって、福島からの移住者にいじめがあった)。

3  コロナウィルスをめぐっての中国人同士のけんかの報道も多いが、武漢の人たちが、お互いに助け合っている(病院のスタッフへの無料のホテル宿泊やお弁当の提供や送り迎えのボランティア)というテレビの報道もあり、心温まるものもある。このような助け合いを多くして、この難局を乗り切ってほしい。

4 2003年のSARSの時は、台湾で次々店が閉鎖され、このままでは台湾はなくなってしまうのではないかと思われたほどとのことだが、それから立ち直っている。中国もアジア諸国もこれからのさらなる困難も覚悟し、冷静に対処し、乗り切ってほしい。