大学入試の英語試験の改変に関しては、昨年の9月22日のブログにその混迷の様子を紹介したが、その混迷はそれから半年経った現在も続いているようだ。
3月25日の朝日新聞の朝刊には、『「CEFR」 英語の民間試験の比較に活用―理念抜きに「尺度」独り歩き懸念』という題で、京都大学で開かれたシンポジウムでの様子が報じられている。「異なる試験間の比較は砂上の楼閣。軟弱基盤の上の辺野古基地のようなもの」というたとえが冴えている。学問は政治利用されるものであるが、時の政府の政策に都合悪くなると切り捨てられるものであることがわかる。(新聞記事を下記に転載)