日常生活で、人は毎日同じようなことがくり返されるのを好むのか、逆に毎日が違っているのと好むのか。
もちろん、これはコトによるということであろうが、飲み会の場所や食事の種類などは、どうであろうか。
これには、個人の好みや家族の好みなどがもちろんあると思うが、国民性による違いもあるのかもしれない。
何か皆で仕事が終わって、皆でどこかに飲みに行こうという時、だいたい同じ店に行く場合と、同じ店はなるべく避けて新しい店を開拓しようという場合がある。飲む店は、その時のリーダーや仕切り屋の意向で決まることが多いが、それに従う人は、自分の好みとは違って、不満を感じているのかもしれない(新しい店に行きたいのに、どうしてこの会は毎回同じ店に行くのだろうか、あるいはその逆)
皆その日の夕食に何を食べるのかはどのような選択で決まるのであろうか。出されたものを食べるという「幸福な」人もいるが、一家の主婦が献立を決めるにしろ、その決定のプロセスはどのようなものであろうか。
一昨日の夕食は日本食、昨日は洋食だったので、今日は中華料理にし、明日は韓国料理かタイ料理にしよう、と考える日本の主婦は多いのではないか。つまり、日本人は毎日同じ味ではなく、日によってバリエーションをもたせ、毎日違った味を楽しむ。
ところが、イギリスはそうではないということを知って(「イギリス毒舌日記」による)、国民性の違いに気が付いた次第。
<イギリスの家庭のメニュー)1週間サイクルのメニューで暮らして(いる)。月曜日はフィッシュフィンガー(冷凍の白身魚のフライ)、火曜は缶のスープとサラダ&パン、水曜日は瓶のトマトソースにマカロニを和えたもの、木曜日は冷凍ピザ、金曜日はフィッシュ&チップス、土曜日はソーセージ&マッシュポテト、日曜日はパブにローストビーフを食べに行き、夜はジャケットポテト(ベイクドポテト)。これがサイクルで、このメニューが変わる事はないという。娘のクラスメイトのお母さん達と話していると、このメニューは珍しくない。
そもそも、子供の学校のメニューがこんな感じである。毎週同じものを食べて何とも気にならない。
言い替えればイギリス人は食の変化を好まないと言うコダワリがあ(る)>(https://ameblo.jp/wiltomo/entry-12395570822.html )
ただ、日本でも、朝や昼食は、パンかソバと決まっていて、一つのパターンがあり、もっと多様な食事をしている国民(民族)からしたら、日本の食は同じようで味気ないと思うのかもしれない。
飲食以外にも、学校の時間割も、アメリカでは、毎日同じ時間割、日本は毎日違い週単位で同じになるという、違いがあるのかもしれない。
この同じことを繰り返すことを好むのか、少しでも違うことをすることを好むのか、個人差以外に、どのような社会的文化的背景や国民性が働いているのであろうか。