水沼さんが転車のことを書かれていたので、私も自転車のことを書いておきたい。
私は水沼さんとほぼ同世代なので同じような感想をいだいた。
特に三角乗りというのを思い出し、懐かしく感じた。大人の自転車に子どもが乗る時は、サドルが高く足がペダルに届かないので、フレームの三角の間に足を入れてペタルを漕いだ。体が傾き不自然な姿勢の漕ぎ方で高度な技術を要した。
私が最初に自転車に乗れたのは小学校5年生の時である。家に自転車はなく友だちの自転車を借りて練習し、乗れた時はとてもうれしかった。よほど私が自転車を欲しがったのか、父が無理をして中古の自転車を買ってきてくれた。その時の感激は忘れられない。それを乗り回して、友だちと一緒に釣りやトンボ獲りに近隣を駆け回ったのが、私の少年時代である。
少年期以降は自転車にはよく乗っていたので乗り方には自信があり、事故を起こすことはないと思っていたが、思い返すとこれまでに3回くらいは転倒している。一度は道路の凸に気付かずスピードを出していたので自転車と自分が前から(きれいに?)1回転(前転)した(アメリカでの体験。通りかかったおばあさんがびっくりして怪我はないかと心配してくれた)。その他、道の凹凸に気が付かず転倒してかなりの傷を負ったことが2回ある(1度は結婚式の1週間前。もう一度は電動アシスト自転車でスピードの出し過ぎ)。したがって、今は慎重な、自転車乗りを心がけている。
現代の子どもは、子どもは4〜5歳らいで自転車に乗れるようになっている(うちでは5歳の子(孫)は自転車の補助輪を外し10分で乗れた)。チエーンのない自転車もどき(ストライダー、https://www.strider.jp/about/ 下記)には2歳くらいから乗れるのでバランス感覚を得るのも早い。
また今は子どもが自転車を欲しがる前に親が買い与えるのが普通になっているので、昔の世代のように自転車を買ってもらったというワクワク感はなく、自転車に乗ることも少ないのではないか。
また近所で小学生の自転車の乗り方をみているととても危なくて、いつも事故が起こらないかとハラハラする。一方、歩道を歩いていると自転車がかなりのスピードで脇をすり抜けていくこともあり、怖くなることがある。自転車についていろいろ考えなくてはならないことが多い。