ありふれた子どもの写真

藤原新也の会員制のサイトにPhoto Awardという会員が写真を投稿する欄があり、なかなか味のある写真とコメントが掲載されている。
そこでは、動物(主に猫)や風景の写真が多く、人が写っているものは少ない。写っていても老人が多く、子どもの写真はほとんどない。世に子どもの写真があふれ過ぎていることの反発であろう。その中で私が投稿したのは、ありふれた子どもの写真である。少し周囲から浮いている。(転載する)。
 
子どもの真剣なまなざし(K.T.)
現在、子どもたちはテレビやインターネットで動画を見みて育っている。またオモチャは精巧になっている。車もさまざまな種類や車種があり、ボタン一つ押すピカピカとライトが点滅し走りだしたりもする。電車や列車も走りながらアナウンスが流れる。動物のぬいぐるみも動いたりおしゃべりしたりする。また昆虫のよく出来たオモチャが100円ショップで買えたりする。
今の子どもたちはこのような人工的な映像やオモチャに囲まれ、自然の風景や実際の生き物にのの接する機会が少なくなっている。
そのように育っている子どもが、実際の自然や生き物をみた時の驚きは大きい。
はじめて見る実際のクワガタは、ボタンを押さずとも動く。生きた昆虫をみる子どもには、真剣なまなざしが宿っている。
 使用機材:canon ixy 150  撮影年月日:2017年9月9日

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