世の中を明るくするもの

近所を散歩していて、ほほえましく、思わず笑顔になるものがある。
きれいな草花や散歩している動物(犬や猫など)の場合が多い。可愛い犬を見ても、こちらが犬を連れていない場合は挨拶もしづらい。犬は子犬だけでなく、年老いた犬が懸命に歩いているのを見ると、人間も頑張らねばと励まされる。
うちには、隣の家から(お下がりで)もらった子ども用の「ワゴン」がある。これに1歳と4歳になったばかりの子どもを乗せて近所を散歩すると、このようなワゴンは珍しいらしく、すれ違った人の多くがニコニコする。なかには声をかけてくれる人もいて、子どもたちも嬉しくなり、「こんにちわ」と言ったり手を振ったりする。
このような地域の人を結びつける自然や動物やモノがあれば、地域が明るくなりいいのにと思う.

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大学生無料観覧日

放送大学の人から、下記の連絡があった。私は学生でないのでダメだが、年齢に関係なく、学生の身分の人は、時間があれば、行って見たらいいと思う。

<大学生の学生証をお持ちの方へ。国立新美術館の大学生無料観覧日が、明日10月11日です。六本木の国立新美術館にて、10:00~17:00(最終入場は16:30まで)
詳細は下記のリンクをご覧ください。
【ダリ展:大学生無料観覧日】10/11(火)の休館日は大学生のための特別プログラム「キャノン・ミュージアム・キャンパス」を開催。学生証をご提示いただければ、無料でダリ展をご観覧いただけます。詳しくはこちら→https://t.co/HFbPRrU0Xb>

男だけのゼミ

敬愛大学こども学科の2年生の後期の私のゼミ(演習)は、男子学生ばかり15名。学科の学生の3分の1は女子学生なのに、女子学生が誰も私のゼミを選ばなかったというのは少し悲しい(?)。
でも、実際男だけでゼミをやってみると、とても気楽で楽しい。逆に言えば、男たちは女性がいるだけでどこか気を遣っているのかもしれない。
私立の中高の男子校や女子高が人気があるのは、同性だけの気楽さや余計な気遣いのなさが、いいのかもしれない。
私自身は、小中高大とすべて公立(国立)に通ったので、必ずクラスの中に女子がいた。
ところが、大学で入ったサークルが男子だけのもので、最初大変戸惑ったが、そのうち、男だけに気安さに居心地の良さを感じた。
2回目のゼミは、好きな歌を持ち寄り、その曲の紹介をし、歌を皆で聞くというものであったが、その紹介と他の人からのコメントも、同性だけの気安さから、男のホンネが出てくるものも多く見られた。

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大学にくる意味

今日(6日)の授業で、学生に次のような話をした。私の真意がどのくらい伝わったかわからない。

大学に来る意味を考えてほしい。大学に入学し4年間在籍し卒業するということは、経済的に考えると、(私立)大学の授業料等400万円だけでなく、高校卒業後4年間働いて稼げるお金1200万円(300万円×4年)、合わせて1600万円を放棄することを意味する。毎月5万円くらいのアルバイトをして稼いでも1年間に60万円、4年間で240万円にしかならない(1360万円の損)。
これだけのお金をかけて4年間の大学生活で得られるものに何があるだろうか。
保育士や幼稚園教諭になりたいのであれば、高校の専門学科、(保育)専門学校、短大に行けば資格が取れるので、4年制大学にわざわざ来る必要がない。
「4年間遊べるから」「大学で友達ができるから」という理由をあげた人がいるが、そのような理由であれば、高校卒業後、大学に入学せず、親から授業料分の400万円のお金をもらって、遊んだり、街で友達を見つければいい。
確かに、4年間大学にいるだけで、大学卒という一生通用する学歴を得ることができるし、「○○大学卒」という肩書や、何かの資格は得られる。さらに自然に得られるものはたくさんあるだろう。
しかし、高校までと違い、大学は自分で努力したり求めたりしないと、得るものが少ないところである。
大学の授業から得るものはほとんどない、単位はなるべく楽に取れるようにして、授業は適当に聞き、最小限の課題をこなし、おしゃべりやスマホでやり過ごせばいいと考えているとすると、大学に払っているお金(授業料等)や放棄所得から考えると、何と損なことを しているのかと思う。大学に入学せず、ずーと好きなスマホで遊んでいた方が、どれだけ楽しいかしれない。友達とも一日中、おしゃべりができる。

(このように話しながら、これはどこか嫌味たらしい言い方だなとも感じる。どのように話せばいいのだろうか?)

本の書評に感謝

高野良子・武内清編『教育の基礎と展開―豊かな保育・教育のつながりをめざして』(学文社,2016年4月)は、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭等をめざした学生向けの教科書として編まれた本で、私の敬愛大学こども学科の「教育原論」「教育課程論」でも使っているが、各章が丁寧に書かれていて使いやすい。また力作ぞろいで一般の人にとっても読み応えがあると思う。
放送大学東京文京学習センターの自主ゼミ(SEガーデン)でも、今テキストに使って毎月1章ずつ読み、議論している(今月は13日15時30分から開催、第2章)。
日本教育新聞に、千葉経済大学名誉教授の飯田稔先生が、温かい書評を書いて下さった。心より御礼申し上げる。

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