『千葉の地名の由来を歩く』(谷川彰英著)をいただく

柳田国男研究で有名な谷川彰英先生(筑波大学名誉教授・元副学長)より、ご著書『千葉の地名の由来を歩く』(ベスト新書、2016年10月)を、サイン入りでいただいた。
先生の「地名の由来を歩く」シリーズの6冊目のご著書で、その精力的な執筆活動に敬服させられる。
私は半年前、偶然御宿駅で谷川先生にお会いし少し町をご案内しただけだが、御宿についてもその名前の由来はじめ、興味深い記述がみられる。
私は千葉に生まれ育ちながらも、千葉は東京に隣接するだけで、たいした歴史も文化もない県と思っていたが、このような歴史の深さや面白さのあるところと、谷川先生のご著書から多くのことを教えていただいた。また、千葉県が古くから全国の各地(特に徳島県や紀州)とも密接につながっていたというのも興味深い。
千葉県人はこの本を読むと、千葉県に住んでいることに誇りを持てるかもしれない、と感じた。

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千葉敬愛短期大学

今日(23日)テニス部の練習に参加した場所が、千葉敬愛短期大学で、そこでは大学祭の最中であった。千葉敬愛短大は、現代子ども学部があり、保育士や幼稚園教諭や小学校教諭の免許を出している。緑が多く、ゆったりとした構内で、好感がもてた。大学祭は、近隣の子ども向けの出し物も多く、子ども好きの女子学生が多いとい印象を受けた。4年制大学とは少し違う若さが躍動するという感じであった。少し見学させてもらったが、ダンスと、歌のハーモニーが素晴らしかった。
明石要一氏を学長室に訪ねた。突然の訪問であったが、コーヒをいただき、著書をいただき、1時間ほど教育のことで、懇談させていただいた。千葉敬愛短期大学の発展をお祈りする。

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大学のテニス部

今日(23日)は、敬愛大学のテニス部の練習に少し参加させてもらった。場所は、佐倉市にある千葉敬愛短期大学のテニスコート。
昔武蔵大学に勤めていた時、テニス同好会の顧問をしていたことがあり、夏合宿に参加したことはあるが、その時は私も若かったし同好会だったが、今回は大学の部活のテニスの練習ということで、少し感じが違った。
大学の部活の練習というのは、試合に勝つための練習ということである。テニスを楽しむというのとは違うなという印象をもった。練習の中でシングルスやダブルスの試合もするが、それはあくまでこれから他の大学との対抗試合に備えてのもので、試合を楽しむ為のものではない。テニスの腕の向上を目指し、ひたすら練習する。 敬愛の学生たちのテニスの腕の程度はなかなかで、何より若さからくるパワーがあり、力で相手をねじ伏せるという勢いを感じた。
テニス部の学生たちは皆仲が良さそうだったが、テニスの性格から、個人主義的な感じを受けた。野球やサッカーのように、チームで一丸となって、試合に臨むという感じではない。
自分も含め、大人のテニスは、試合に勝つというよりは、テニスを楽しむ為にやっているな、と今日改めて、大学の部活との違いを認識した。これは、他のスポーツ系の部活にも言えることであろう。高校までやってきた部活のスポーツを、大学の部活では続けない学生をよく見かけるが、その意味ややっと分かった気がした。

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もうすぐハロウィン

あまり意味が分からないまま、日本でもハロウィンのお祭りが盛んになりつつある。本来の宗教的な意味をなくし、皆で楽しめむのが日本的流儀な気がする。昨年、ハロウインの前にディズニーランドに行ったが、キャスト以外でも仮装している人が多く、とても楽しかった。 ハロウィンの意味を知ろうとネットで検索してみると、いろいろ書かれているが、正しいことが書かれているのか、誰が書いたのか、わからないことが多い。本来百科事典で調べなくてはいけないのだが、わかりやすく、だいたいのことを知るにはネットは便利。
下記は、ハロウインについての、ネットの記述。(http://matome.naver.jp/odai/2138177638606491901)
<ハロウィンは元々、ヨーロッパを起源とする「民族行事」。キリスト教 諸聖人の日の前夜祭り(All Hallows eve)が訛ってハロウィン(Halloween)と呼ばれるようになった。秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す祭りです。現在では本来もっていた宗教的な意味合いはほとんどなくなっている。10月31日が1年の終わり(=日本でいう大晦日)とされるこの日は亡くなった人の魂がこの世に帰ってくる日。ですので、2013年であろうが、何時年であろうが、毎年ハロウィンは10月31日と決まっています。
子供たちが近所を周ってお菓子をもらうのは基本的に10月31日のみです。言われた方は「Happy Halloween!」と答えてお菓子をあげることが伝統。
その昔アイルランドにジャックという酔っ払いの悪人がいた。彼は死後、天国から追い出され、悪魔にも嫌われて地獄からも締め出されました。そこで魂の安住の地を求めた彼は、永遠に世界中を放浪することとなりました。そのとき暗い足元を照らす為に、「カブ」をくりぬいてランタンを作ったとのこと。この話がアメリカ に伝わるとカブがカボチャになりました。アメリカではカブにあまり親しみがなく、カボチャがたくさん 採れたのでカボチャでちょうちんを作るのが一般的になっていったようです。
ハロウィンで子どもたちが仮装して街を練り歩き、「Trick or Treat!(お菓子をくれないといたずらするぞ)」と言って、近所の家からお菓子をもらう由来は祭り用の食料をもらって歩いた農民の様子をまねたもので、中世のなごりです!「トリックオアトリート」 と言われたときの返し文句ですが、「ハッピーハロウィン(Happy Halloween)」「トリート(Treat)」と答えるのが一般的です。
10月31日の夜は、この世とあの世の境目がなくなり、あの世の悪霊、死者の霊たちがあの世からこの世にやってくると信じられていました。それで、人々はそれぞれ仮装して悪霊たちの目をくらまし、自分に乗り移らないようにしたとか。「同じ魔物で、人間ではなく仲間ですよ」とアピールすることで、 難を逃れようとしたのです。>

右も参照 http://www.usconsulate.org.hk/pas/kids/halloween.htm

 

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講義アレルギー、活字アレルギー

いろいろな大学で授業をしていて感じることだが、学生の中に少数ながら、「講義アレルギー」のものがいるように感じる。教員が講義を始めると、すぐそれをシャットアウトし、他のこと(スマホをいじったり、私語をしたり、マンガを読んだり、眠ったりする)をする学生がいる。 それはちょうど、私達がアレルギーのあるものを避け決して食べないようにするのと似ている。私達は日常生活で、嫌いなものは避けて生活しているので、一概に「講義アレルギー」の学生を非難できない。 「活字アレルギー」も合わせ持っているのではないかという学生も見かける。講義の資料に文字の多いプリントを配ると、さっさとプリントを折りたたんでしまってしまう。 「講義アレルギー」は、大学に入学するまでの小中高で培った習慣なので、そう簡単に直せないように思う。これまで小中高で教員の退屈な話(講義)をたくさん聞かされ、それに対する対処戦略として身に付けたのが、講義シャットアウトの手法なので、講義が始まると自動的にそのスイッチが入る。 それなら、授業に出てこなければいいのにと教員は思うが、単位の為に必要な授業であるし、友人はいるし、たまには教員の講義ではない雑談も聞けるしと、授業には出席する。 「教員は講義したがり、学生はそれをシャットアウトしてやり過ごす」このような光景は、どこの大学でも見られる。それで、教員はいささか傷つき、学生はそのことに気が付かない。(学生は、このような文章を読むことがない)