男たちの「生きづらさ」

若手の教育社会学研究者の多賀太氏の近著『男子問題に時代―錯綜するジェンダーと教育のポリテイクス』(学文社、2016年)、外国のジェンダー研究の流れも的確に堅実に押さえ、自分の論を明確に展開している優れた著作だと思う。
現代の男性問題(男たちの生きづらさ)は、「女性が男性より優位になったからというよりも、男性支配の体制が再編されつつあるからだと考えた方がよいだろう。総体として男性の女性に対する優位は維持されながら、そうした男性支配体制の恩恵を受けられる立場から排除される男性が増えてきたということである」(同書、24ページ)という見方も、納得させられる。
朝日新聞の書評(7月17日)もその見方を評価しているように思う。

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NHKドラマ

あまりテレビを見ない私であるが、藤原新也が書いたものが原作のドラマが、今日(18日)のNHKで,夜10時から放映されるという。

<NHK大阪放送局が、写真家・藤原新也氏の短編を原案に、オールロケで見ごたえと感動のある人間ドラマを制作します。特集ドラマ 「喧騒の街、静かな海」
2016年7月18日(月・祝)総合 よる10時
http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/8000/241184.html見所は、主演のディーンではなく、彼が手にしているライカM5、という説もある。

ドラマをみると、藤原新也の仕事(写真、評論等)が素材(原作)になっているということは随所に感じられた。映像がきれいであった。

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千葉市動物公園に行く

この財政難の折、市町村が動物園を運営してどうするのか、というような「野暮なこと」を考えざるを得ない面もあるが(千葉市の場合、うっとうしく,運賃が高額で人が乗らないモノレールもいらなかったのではないのか、とも思う。これらは、バブルの時の産物であろう)、 それはさておき、動物園は子どもたちが楽しめれば、それはそれでいいかもしれない。
千葉市動物公園では、最近群馬のサファリ―パークから譲られたライオンが人気で入場者が増え、レッサーパンダはみる人もなく寂しげであった。
https://www.city.chiba.jp/zoo/event/20160715.html
子どもによっても、動物好きとそうでない子がいる。1歳半の子どもは、はじめて見る動物に大はしゃぎだったが、3歳半の子どもは、はじめて見るライオンにも興味を示さず、バギーの中で眠ってしまった。

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